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ラジオを聞いてて気になった劇団ひとりさんの小説を借りにいったら新刊のところに並んでました。あれ?昔出てたよなぁ?と思ったら今回の流れの中での復刊だったようです。
20年くらい前でしたけど読んでなかったので借りたんですけど・・・描写がうまいってのもあるんだろうけど、この年になって寒気を感じながら読み終えました。
うーん、生命の神秘。いや、ウィルスは厳密には生命と言えるのか知らんけど。死に様に関しても想像を超えてたんですけど(漠然と全身から出血するんでしょ?程度に思ってたので)、戦慄はラストのワシントン近郊でフィリピンから輸入された猿からエボラが出た話。
結果的に制圧は成功するわけですけど・・実質的には人類敗北だったってところね。あんまりにも良くできた話なので、本当、ドキュメントってのを忘れてしまうほどなんだけど。
必死で封じ込めを行うわけだけど、実はこの時のウィルス株はたまたま人間に到達しても発症・増殖しないタイプのエボラだったというだけで、犯罪ドラマで爆弾犯に踊らされる警察と一緒。
エボラと発覚するまでの段階でガンガン人間が接触してるし、バリバリ空気感染してるというね・・最後はちょっとスピリチュアルに地球に寄生して我が物顔にやりたい放題の人間にたいする地球からの報復かも・・という締めでした。今年に入っての漫画「寄生獣」の映画化(コケそうな予感)もあるし、温暖化も全然解消する気無いしでババ・ボンガの占い通りになるのかも知れませんね。