と言っても、オステの場合出来るのは「動いているか動いてないか」しかないので、左右を比べて骨の動きを見ました。動きと言っても、いわゆる関節の動きという感じではなくて、骨自体の弾力とか脳脊髄液の流れに沿ってちゃんと脈動をしてるか?というのを見るんですが。
見たところ、確かに感覚のない右側の顎周辺が硬くて動きがない・・ということで、顎関節から側頭部、歯茎の硬さを緩めて上顎骨の動きをつけてゆきました。
終了後、歯で噛んでる感覚が出たということで(歯があるのかどうか分からない状態だったらしいです)、期待できるかな?と思っていたのですが、一週間後にお伺いすると上顎から歯にかけての感覚はちゃんと戻ったまま維持されてるようでした(ちょっと驚きました)。
ただ、下唇の感覚がまだ無いということで、前回口周辺で行わなかった、口の中からの顎の筋肉へのアプローチと下顎中心にCSFのリズムが出るように調整を行いました。今回は終了後に変化が感じられないということだったので・・あんまり期待は出来ないかもなぁ・・と言う感じですが、さてどうなるでしょうか。
まあ、このように脳梗塞の後に起こることであっても脳自体が原因とは限らず、長期の入院やら拘縮によるかみしめやらで顎周辺の筋肉が異常に固まってしまって神経を麻痺させてる場合もあるんだなぁ・・と。そういう場合はオステは有効だと判明しました。
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