星田オステオパシー

夏休みの自由研究「USB起動のLinux、最適なのは何か」

夏休みの工作「Racketでゲームブックゲームをつくる」も予定されてるんですが、別に自由研究と工作を両方共やってはいけないという事もないだろうと。

散々悩んで普段使いのLinux環境は「MX Linux」に決まったわけですが(使い勝手良いです・・結局バランスが良い!)

どこでも使えて
ネット接続・日本語入力・プログラミング学習が出来て
起動が早い

 ってのが理想。ということで・・

 ありったけのSDカードとUSBにライブ起動のイメージを焼いて比較実験しました。

 まずこういう用途だと最初に引っかかってくるのがPuppyLinux系。以前最新のFossaPupを試して使い心地は知ってるわけですが・・正直「超高速」とか言ってる割には起動に1分ほどかかるしメモリ上にあるはずなのにブラウザの起動が妙に遅かったりして微妙。日本語環境も面倒だし・・
 そこでPuppy系でも古いほうが軽いだろうということでSlackoSlimの4系を使ってみました。確かにキビキビはしてるんだけど、(結果的に成功したとは言え)日本語環境の導入があまりに面倒。公式でのインストールにRacketは無いしEmacsでさえ失敗(古いからリポジトリのデータ変更になってるんだろうと推測)。

 調べるとUbuntu系は普通にUSBに対してインストールが出来るという。USBであることを考えると出来るだけ軽いものが良かろうということでLubuntuとXubuntuを選んでインストール。
 が!両方共ネットのアップデートを使わない状態でインストールに3時間以上、完了したUSBで起動すると優に3分以上かかるという・・・こりゃ駄目だ。

 OSのイメージのサイズはそんなに変わらないのだけど、以前入れたAntiXは使用メモリが圧倒的に小さい(他のが何もしてない状態で400メガ以上のところ150メガくらいしかない)ってのでAntiXをダメ元で導入。インストール作業は驚きの20分程度。嘘でしょ・・なんでこんなに違うんだ・・?
 そしてUSBに(色々と悩んだが)インストールしたところデスクトップが完全に表示されて操作できるまでの時間は・・

 なんと1分以下!

 そこでAntiXに絞って手に入る古いものから順に「使えるか」検証しました。最速はもちろん15なんですが、こちらWIFIの設定でどうしてもWPAパスワードが通らない・・よってボツ!

 続いて16、こちらはWIFが繋がるし
 デスクトップのデザインが良い!(最新の21は夕暮れの薄闇に電線・・という暗すぎるデザイン。まあ変更できますけど)。
 ところがサーバーの設定が古すぎるのかapt updateが出来ない、もちろんapt installも。ということでボツ!

 17も同様にサーバーが反応しないのでボツ!

 というわけで残すは19と21。幸い両方共apt関連は使えたので、後は「重さ」ですね。同じ条件でSDカードに(ライブ起動USBでは、無く!)インストールしてメーカーロゴからデスクトップ表示までの時間を比べると
 21が51秒、19だと驚きの33秒!これは19しか無いでしょ!更にUSB3.0のメモリに入れて見ると意外なことに40秒。USB3.2のメモリだと37秒ということで・・まあ我が家のASUSパソコンがUSB3.0の端子を持っていたか分からないのですが、5秒程度の差と取り回しの良し悪しを相殺して・・・

AntiX32ビット版をUSBメモリにフルインストール

 これを今回の自由研究の結果とさせていただきとうございます。普段使いのMXとは兄弟分ってのもあってUIに慣れてるってのもありますしね。
 ちなみに前に入れた時は起動時に謎のメッセージが出ていた21は何故か今回は不具合が無くなっていましたし15秒程度気にしない人は最新版の21でも良いでしょうね。

 その他、とにかく軽いディストーションを!と考えていたので、Tiny core Linuxとか USB起動前提で作られている匿名性の高いTails OSとかも試したんだけど我が家のPCではちゃんと動きませんでした(^_^;)
 Puppy系は一応1つくらいは持ってたほうが良いだろうということで多少重たいけど確実に動くFossaPupの最新版をSDに入れて持っておくことにしました。

 今回は以上です(^o^)

 
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