星田オステオパシー

「ジャンプすると背中が痛い女の子」が毎回検索されているので・・

どのような検索でこのページに来てもらってるのかをタマに見るんですが、なぜか

「ジャンプすると背中が痛い女の子」

が入ってます。そんなにジャンプすると背中が痛い女の子って多いんですかね?

施術したのは随分前だったので、記憶による点と、今だったらこうするかな・・・というのを書いておきましょうか。

結局、記事にあった女の子は「体の前面の筋膜の下方への偏り」でした。その子は小学生だったので、まだ乳房の重みによる筋膜の引っ張りがあったとは思えないのですが、激しいジャンプなどの運動をしていれば、前面に限らず筋膜は下に引っ張られた状態で固定されてしまいます。

基本、二本足で活動する人間の場合、頭頂部分からシャンデリアのように(例えが分かりにくいかな)ぶら下がってますので、顔とかだけではなくて首も背中も肩も腕も腹も下半身も、気が向いたらいつでも良いので、上に引っ張り上げる癖をつけるべきです。それでようやく「ニュートラルの状態に戻る」だけですからね。

筋膜というのは、もう今更説明する必要も無いと思うくらいに知られてますけど、体の隙間を埋めてる糊みたいなものです。ただ、繊維としての性質を持っており、炎症や圧迫などの刺激に対して、硬くなって他の部分を引っ張ります。
また、この筋膜が神経・血管・リンパなどの脈管系の支えというか通り道というか・・そういう存在なので、ネジれたり引っ張りの力がかかったり、硬化していたりすると脈管系を引っ張ったり圧迫したりします。
神経は引っ張られる方向の刺激に異様に弱いので、そこで痛みが発生します。というわけで、まずは筋膜を上げましょうと。

しかし表面の筋膜だけで症状が取れれば良いのですが、問題は筋膜が木の年輪みたいになって体内の構造も支えるものであるということです。よって、立ってるだけでもですけど、事故などの急激な力がかかった場合には特に内臓を支えている「膜組織」が同じように捻れたり引っ張ったりして、痛みが「体表に」出たりします。背中の痛みの場合、実は多くの場合内臓から来ている・・ように僕は体験上感じています。

胃だったら左の背中や方、心臓と十二指腸もそうですね。肝臓だったら右が多いですが、これも例外だらけで絶対にそうだとは言えないかな、という感じでしょうか。

結論としては、体表の筋膜調整を自分でやってみて(やり方は調べましょう)、駄目なら内臓のマニピュレーションが出来る人を探して施術してもらう。それでも駄目なら更に何か原因が無いか探す、と。

経験上ですが、内臓の施術をしないで症状を改善できるという人を、僕は信用できません。僕自身が腎臓由来の腰痛でずっと苦労してましたから・・この話も新しいまとめページを作る時に書き直しますわ
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「CASE」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事