【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

米国式と英国式

2020-04-14 09:12:58 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

英語に
「米国式」と「英国式」があるのって
ご存知でしょうか

わかりやすく言うと
アメリカで使われる英語と
イギリスで使われる英語は違う
ってことなんです

学生時代まじめに勉強されてた方や
外国とお仕事されてる方には
釈迦に説法で恐縮です

その違いというは
主に次のようなものです

・スペル(綴り)
・単語
・アクセント(イントネーション)
・文法

まず「スペル(綴り)」

米国式では「er」となるものが
英国式では「re」であったりします

Center(米国式)

Centre(英国式)

あたりが有名ですね

ほかにも
米国式では「ze」
英国式では「se」
なんて違いもあります

Analyze(米国式)
Analyse(英国式)

とかですね

そうそう
米国式では「or」
英国式では「our」
という違いもあります

Color(米国式)
Colour(英国式)

次に「単語」です
代表的なところを列記すると

1階:first floor(米)ground floor(英)
2階:second floor(米)first floor(英)
薬局:drugstore(米)pharmacy(英)
休暇:vacation(米)holidays(英)
手荷物:baggage(米)luggage(英)

あたりですが
これくらいにしておきましょう

次は「アクセント(イントネーション)」

極めて個人的な印象ですが
米国式の英語は
「だらだら」話すような感じですが
英国式の英語はとにかく
「おふおふ」言っているように聴こえます

ちゃんと説明しておくと
その違いというのは

前の単語と後の単語を繋げて発音する(米)
一語一語をはっきりと発音する(英)

疑問文で語尾が上がる(米)
疑問文で語尾が下がる(英)

母音を流して発音する(米)
母音をはっきりと発音する(英)

こちらもこれくらいにしておきましょう

最後は「文法」の違いです

「スペル」「単語」「アクセント」に加え
「文法」まで違うって
もはや違う言葉じゃないか

という声が聞こえてきそうですが
同じような違いは日本語のなかでも
方言というかたちで存在しますので...

「文法」の違いですが

過去形を使う(米)
現在完了形を使う(英)

Do you have…(米)
Have you got…(英)

gotten(米)
got(英)

あたりの違いがあるわけです
だんだん英語の授業みたくなってきましたね
このへんで止めておきましょう

とりあえずお伝えしたいのは
英語にもアメリカとイギリスのあいだに
このような違いがあるがゆえに
翻訳を依頼するときもただ単に

「英訳お願いします」

では情報として不十分
ってことなんです

まあ今の世の中的には

「米国式にしておけば8割方問題ない」

というところもあるのですが
ちゃんとしておくにはやはり
翻訳したものを読んで欲しい国、地域、人
に合わせておく必要があります

それも

「アメリカ向けだから米国式」
「イギリス向けだから英国式」

だけではなく

「英国領だったので英国式が使われている」
「世界共通言語としての米国式が使われている」

といった歴史や文化、地域性に合った翻訳
する必要があります

「ここの国、ここの地域の人に読んでもらいたいんだけど」
「英国式、米国式どちらが良いかわからない」

そんなときは
どうぞお気軽にご相談ください♪

https://www.novanexus.co.jp/