【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

人命からの経済からのパラダイムシフト

2020-03-31 08:38:19 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

悪性ウイルスの感染拡大が止まらず
農業、畜産、水産等およびそれらの加工業の現場で
人手不足が深刻化しています
※もちろんそれら以外の現場も同様です

日本政府による事実上の入国制限により
春から来日予定であった技能実習生
その来日見通しも立たない状況です

後継者不足に悩む産業のなかでも特に
第一次産業に於いては必要不可欠な労働力として
永らくその現場を支えてきたのが
外国人技能実習生です

人口減少と少子高齢化の下
若い人材の採用に苦しむ企業にとっては
唯一といっても過言ではない労働力として
期待していた彼ら彼女らが得られないこの事態
経営の見直し云々では済まない
まさに死活問題となっています

ウイルスが人命に与える影響もさることながら
ウイルスが経済に与える影響
そして
ウイルスが人命、経済の両方に
悪影響することにより勃発する可能性が高まる
さまざまなコンフリクト

人そして、社会というものの脆さを
まざまざと見せつけられている
そんな気がします

自分が罹患したら
家族が罹患したら
親族が罹患したら

罹患によって収入が途絶えたら
罹患せずとも経済の停滞によって収入が途絶えたら
経済の停滞によって予期せぬ事態に発展したら

考えれば考えるほど
ネガティブで暗い未来しか想像できませんが
ここは何としてでもマインドセットを変えて

「この状況が新たなスタンダードなのだ」

という認識の下
どのようにして生き抜くか
どのようにして家族を守り通すか
考えていかねばと思います

腑落ちするしないに関係なく
パラダイムシフトを強要されていること
ひしひしと感じます


翻訳品質の確認方法

2020-03-30 08:40:49 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

今どきは社内や近くに
英語や中国語ならそこそこできる
いやもしかしたらかなりできる方
おられる会社や人も多いと思います

ゆえに
依頼して納品された翻訳品質の良し悪し
確認するのはさほど
難しくはないかもしれません

では
英語、中国語以外の言語の場合は
どうでしょう
品質確認できる術があるでしょうか

多くの場合そのまま
世に出されてしまっています
しかしよく考えてみましょう
それを現地の方は読んでいるのです
品質がたしかかどうか
わからないままのものを

「そうは言っても」
「アラビア語に翻訳することなんか滅多にないし」
「今後もあるかどうかわかんないし」

そうでしょう
でもだからといって
翻訳者または翻訳会社から納品されたもの
鵜呑みにするのは少々危ない気がします

ではどうしたらいいのか

まず最初に翻訳を依頼する際は
翻訳者であろうと翻訳会社経由であろうと
「翻訳後の言語を母国語とする翻訳者」
に依頼することを考えましょう

基本的に翻訳は
「翻訳後の言語を母国語とする翻訳者」
が翻訳したほうが不自然でない
美しい文章となるからです

次に
すべてを発注してしまう前に
複数の翻訳者または翻訳会社に
(原稿の一部など)少量を翻訳してもらいましょう
※業界ではトライアルまたは、トライアル翻訳といいます
※無料でトライアル対応する翻訳者や翻訳会社もあります
※原稿の一部であるほうが好ましいですが、かならずしもそうである必要はありません

そしてその少量の翻訳文を
別の翻訳者または翻訳会社に
チェックしてもらいましょう

もちろんその分余計に
費用は掛かってしまいますが
少量なので(すべてを翻訳して失敗するより)
負担とリスクは軽減されます
 
もっとも有効なのは
(予算と時間の余裕があればですが)
翻訳された(納品された)ものすべてを
別の翻訳者または翻訳会社に
(品質)チェックしてもらうことです

とりあえずこれらのプロセス
どれかを試行して
信頼できる翻訳者または翻訳会社を選び
あとはそこととにかく
根気強く付き合い続けることです
※改善の見込みが無い場合を除く
 
翻訳は翻訳依頼先である
翻訳者または翻訳会社との関係性が強まれば
強まるほどその品質が向上し続けるものです

料理と同じで
細かい味の好みまで
理解、反映できるようになるからです

ゆえに
「毎回相見積もりをとって最安値提示先に発注」
ではいつまで経っても
翻訳品質の安定化や向上は見込めません

翻訳品質は翻訳依頼主であるお客様と
依頼先である翻訳者または翻訳会社が
協力して向上させていくものなのです

https://www.novanexus.co.jp/ 

ネイティブチェックとプルーフリーディングの違い

2020-03-27 07:24:51 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです
 
翻訳作業に於いては

「翻訳者さんが翻訳されたもの(※1)を」
「別の方(※2)がチェックする」

という工程が一般的なのですが
※1 一次翻訳と呼んだりします
※2 翻訳者さんやチェッカーさんです
 
このチェック作業のことを
「ネイティブチェック」とか
「プルーフリーディング」と
呼びます
 
ではこの二つの違い
おわかりでしょうか
 
「チェック」だから
ネイティブがみてくれているはず
 
「チェック」だから
原文との整合性をみてくれているはず
 
ではないのです
 
「ネイティブチェック」は文字通り
翻訳後の言語を母国語とする人が
「ネイティブからみておかしくないか」
チェックすることをいいます
※日本語から英語への翻訳の場合は英語ネイティブがチェックする、ってことです
 
一方
「プルーフリーディング」は
「原文と翻訳文の整合性」
チェックすることをいいますので
作業するのは必ずしも
ネイティブとはかぎりません
 
よって
翻訳後の「チェック」工程について
翻訳者や翻訳会社と話すときは
「ネイティブチェック」なのか
「プルーフリーディング」なのか
明確に分けて用いるように
したほうがよいと思います
 
さらに
「チェック」には大きく分けて
二通りのやり方があります

ひとつは「原文参照無し」
もうひとつは「原文参照有り」

というものなのですが
これはもう読んで字の如く

「翻訳文をチェックするときに」
「原文を参照するかしないか」

その差なんです
 
ええ
わかりにくいですよね
 
たとえば日本語から英語に翻訳した場合
翻訳後の英文だけをみてチェックするか
元の日本語原文もみながらチェックするか
その違いといえば少しは
ご理解いただけるでしょうか
 
「原文参照無し」
は出来上がった翻訳文の
スペルミスとか文法とか
とにかく「読んで違和感がないか」
チェックすることをいいます
※これを「ネイティブチェック」と呼ぶところもあると思います
※ただし、ネイティブが行なうとはかぎりません
 
他方
「原文参照有り」は
原文と翻訳文を並べて
「間違った翻訳をしていないか」
「翻訳し忘れているところはないか」など
チェックすることをいいます
※これを「プルーフリーディング」というところもあります
※ただし、ネイティブが行なう場合もあります
 
「原文参照有り」「原文参照無し」
どっちが大変そうでしょう?
 
そうです
「原文参照有り」のほうが
大変なんです

何故なら
翻訳の質(出来不出来)によっては
全部翻訳し直す必要
あったりするからなんです
 
よって(チェック)料金も
「原文参照無し」より「原文参照有り」のほうが
高めになることが一般的です
 
まだわかりにくいですか?
 
そんなときはこちらまで
お気軽にお問い合わせください♪


恋しさとせつなさと心強さと

2020-03-26 08:46:00 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

さすがにこうも
テレワークが続くと
無性に人恋しくなります
※出勤を余儀なくされている方には申し訳ございません

「一杯どう?」
「食事でもいかがですか?」

オフィス内の業務連絡を除く
コミュニケーションに飢えたときは
そんな風に周囲の方や知人を
よくお誘いしたものですが
今はなんだかさすがに
それもし辛い状況です
※クラスターにいざなうことになったら…と
※それでも仲の良い方々とは(自己/社会的責任と良識の範囲内で)誘い合っていますが

でもやっぱり
他人様(ひとさま)とお会いして
いろんな話がしたいのです

話すことを含む他人様との接触は
なんらかの摩擦を促し
その摩擦はエネルギーを生み出し
そのエネルギーはなにか新しいもの
たとえば
気付きや反省、やる気や癒しといったものを
与えてくれます

「自宅内で完結できるモノ、コト」

それが今求められていて
このような状況下で業績
伸ばしているそうです

WEB飲み会
TV会議

いずれも有意義有益なのは間違いありませんが
直接的接触つまり至近距離での
肌と肌との触れ合いによって得られるもの
その比ではないように思います
※それが今一番やってはいけないことなんですが…

とにかく今はただ
一刻も早く事態が終息すること
祈るばかりです

そして終息するまでは何がなんでも
生き延び(事業を持続させ)ねば
と強く思います

そしてそして

「ちょっとWEB会議というか...」
「WEB雑談(情報交換)しない?」

勇気を出して
誘ってみたいと思います


AIと共にあらんことを

2020-03-25 07:09:37 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

AIに奪われる仕事のひとつとして
「翻訳者」
挙がっているのを目にします

翻訳者の仕事が無くなるのであれば
翻訳者の存在によって成り立っている
当社【翻訳商社】をはじめ多くの翻訳会社も
無くなることになります

果たしてそうなのでしょうか

無くなるのか無くならないのか
私にはわかりません

ただひとつ思うのは
無くなるのであればそれはそのぶんだけ
便利な社会になっているのだろう
ということです

翻訳者の仕事が無くなるまで
あと10年
いやあと20年は掛かる
もしかすると
予想に反して無くならないのでは?

など業界人同士で話していても
意見や予想はさまざまです

ただいずれも
確固たる根拠があるわけではなく
悲観的、希望的な憶測に
よるものでしかありません

ゆえに
「無くなるのか無くならないのか」
の議論はあまり
意味がないのではないか
と個人的には思います

それより
翻訳者の仕事が無くなるほどの
技術的発展がもし見込めるのであれば
それがどれほど人間の
コミュニケーションを促進し
相互理解に繋がり
世界平和に貢献するのか

そちらを考えるほうが
夢があるしワクワクします

翻訳者や翻訳会社の仕事が仮に
無くなったとしてもそれは
そこに携わる人々が
この世から消えて無くなる
わけではありません

おそらくその頃にはきっと
翻訳者や翻訳会社にも
それまで培った知見
ネットワークや知恵を生かした
新たなミッションが
生まれていることでしょう

馬車が車に変わり
空調によって季節の変化から逃れ
といった技術の発展により
人々の暮らしは良くなりました

よって考えるべきは

己の経験やスキルに
AI技術をどう有効利用するか
ではないでしょうか

所詮
と言っては失礼かもしれませんが
AIも人間が発明した技術です

技術は使われるものではなく
使いこなすものであり
超ヒット洋画のようにそれ自体が
暴走して人類を駆逐するものでは
ないと思います
(希望的観測かもしれませんが)

いずれにせよ
変化する環境を逆境と捉えるか
新たな環境適応への後押しなのか
決めるのは人間であり
自分自身なのだと思います

そしてそのために今は
日々知恵をしぼる
タイミングなのだと思います