【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

翻訳すると文章の長さ(横幅)が変わるんです

2020-04-13 08:17:37 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

日本語を外国語に翻訳すると
文章の長さ(横幅)が変わること
意外に知られてないんです

わかりやすい例を挙げると

翻訳 (日本語)
Translation (英語)

なんかは典型的ですね
長さ(横幅)がだいたい倍になってます

ではこれなんかはどうでしょう

翻訳は翻訳会社に依頼しましょう。 (日本語)
Ask a translation agency to do the translation for you. (英語)

※単純比較につき"DeepL"を使用しています
※もちろんもっと良い訳し方もあります

だいたい1.5倍くらいでしょうか

ちなみにこの翻訳後の文章の長さ(横幅)
言語によってかなり変わってきます

ふたたび例を挙げると

桜が美しい。 (日本語)


樱花开的很美。 (中国語)
The cherry blossoms are beautiful. (英語
Die Kirschblüten sind wunderschön. (ドイツ語
Les fleurs de cerisier sont magnifiques. (フランス語
As flores de cerejeira são lindas. (スペイン語
Цветы вишни прекрасны. (ロシア語

※Translated by using "DeepL"

となり
違いが鮮明かと思います

ではこのように
文章の長さ(横幅)が変わるとどうなるでしょう?

そうです
元のスペースに(翻訳後の文章が)収まらなくなる
のです

たとえば
A4サイズ1ページでレイアウトしていた日本語の文章
翻訳後は1.5ページになったります

MS PowerPointで作成された文章は
たくさんのテキストボックスで構成されていますが
その場合も元のテキストボックスの大きさのままでは
翻訳後の文章が入らなくなったりします

するとどうなるか
スペースを拡張する(フォントサイズ重視の場合)
フォントサイズを小さくする(スペース、レイアウト重視の場合)
といった対応が必要になるんです

つまり
見た目がかなり変わってくる
ということなのです

「翻訳する」って単純に

「元の日本語が外国語になって」
「元の場所に収まって届けられる」

そう思っていませんでしたか?

「スぺースを拡張したほうが良いのか」
「フォントサイズを下げたほうが良いのか」
「デザイン面や視認性に於けるデメリットはないか」
「翻訳の目的や成果に支障をきたさないか」

実はそんなことも考えながら
翻訳作業は行なわれているんです

このように「純粋に翻訳する」こと以外にも
さまざまな作業が行われていること
翻訳を依頼される際に知っておくと
翻訳依頼先との意思の疎通もよりスムーズかと思います