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ローラ・インガルス・ワイルダーとくれば「小さな家シリーズ」です。
強くてたくましいとうさん、やさしくてでも芯のしっかりしたかあさん、
そしてメアリーを始めとする4姉妹の話は大好きで、この家族に関してもっと知りたいと思いました。
ローラや娘のローズに関する本も探し求め、いきついたのが
この『大草原のバラ ローラの娘ローズ・ワイルダー・レイン物語』です。
![]() | 大草原のバラ―ローラの娘ローズ・ワイルダー・レイン物語 |
ウィリアム アンダーソン | |
東洋書林 |
ローラも言っているように、小さな家シリーズは忠実にローラ一家の生活を
再現した物語ではありません。でも、いつしか自分の中で描かれている話が
実話であるかのような錯覚に陥っていたワタシ。正直この本を読んだときは
結構な衝撃を受けたものです。
ここには生身のローラやローズの姿が描かれています。
人もうらやむほど仲の良い母娘という概念を見事に打ち破ってくれています。
この本を読んだのは20代の時。しばらく御蔵入りしていましたが
最近読んでみて逆に共感させられる部分も多く、大ベストセラー作家であっても、
私たちと同じく悩んだり壁にあたったりしています。
年月を重ねても親子関係や隣人との関係、自分自身に悩んだりすることは変わらないもの。
ある程度年齢を重ねてから読んだほうが、より理解できる内容だと思います。