忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

講演ネタ(原始・古代)

2016-10-21 09:58:18 | 読書
Q:なぜ類人猿はヒトへと進化したのか
熱帯から乾燥した気候へ変化、雨林は草原地帯になった。
それまで密林の中で木から木へと飛び回っていた霊長類は、見晴らしのきく草原でより遠くを見渡せるようにと、二足歩行するようになった。

Q:農耕の始まり
農耕が始まることによって、食糧生産を自然任せではなく、自分たちの手でつくることで収穫量を予測することができる。
やがて技術が向上していくなか「余剰生産物」が生じ、働かなくても食べられる人たちが生まれる。
役割分担が生まれ、階級が生じるなか支配層が現れ、権力=都市国家が登場した。

Q:古代文明はなぜ大河のほとりで栄えたか
大きな河川が氾濫すると、周辺の土壌を豊かにする。
たとえばインダス川の場合、毎年6~8月頃には雨期に入る。
モンスーンがやってきて水かさが増すと、たちまち氾濫してあたりは水浸しになる。
すると肥沃な沖積土(ちゅうせきど)が蓄積される。
だから土地が痩せることがない。
これが「氾濫農耕」とよばれるサイクルだ。
さらに河川には、交通路としての役割がある。
文明が栄え、都市が繁栄すると、さまざまな物資を運搬する必要が生じる。
陸路で運ぶのは難しくとも、船を使えば簡単に運べる。
また大河は他部族の襲撃から都市を守る防備の役割を果たした。

Q:「西暦」というシステムはいつ生まれたのか
西暦ができたのは6世紀のことである。
それまでディオケレティアヌス紀元といって、皇帝ディオケレティアヌスが即位した年を紀元としていたが、当時のローマ法王が新たな紀元をキリストの誕生年とするよう命じた。
しかし聖書の記述をもとに計算したようだが、今ではキリストの生誕は西暦元年の4年前であることがわかっている。