山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ゆきげしょうのあさ(さんぽうた171)

2022年12月26日 | いきもの

  ゆきげしょうのあさ   ふゆこだち ゆきの

 

きのうまでとちがう

けさのわたし

 

こころがかるい

 

うぃんなわるつを 

おどりましょうか

 

それとも

 

くりすますそんぐを

うたいましょうか

 

こころがかるい

 

けさのわたし

きのうとちがう

 

だって

ゆきげしょうしたんですもの

 

       今朝は、結構降りました

       ちょっと可愛そうかなと思ったんだけど

       すごく綺麗です

       なんだか嬉しそうに見えてきました

       葉を落としてしまった木々も

       葉を残している木々も

       もちろん、実を残している木々も

まるで、別の姿に変身してしまったよう。

 それで、『ふゆこだち』さんに聞いてみたら、

「だって、雪化粧したのよ。嬉しいわよ。」

だそうです。

 そう言えば、去年会った『すぎやま きんたろう』さんも、嬉しそうにしていたっけ。

 『ふゆこだち』さん達にとって、このさみしい冬に、雪という天からの贈り物は、すごく嬉しいプレゼントなのかもしれませんね。

 マタギも、雪化粧して綺麗になった木々を、この冬もたくさん楽しませてもらおうと思います。

 (ドカ雪が降る前に聞いた詩です)


作らにゃ損よ、クリスマス料理!

2022年12月25日 | 日記とレシピ

 「今年もお願いしていい?」

「もちろん!」

「じゃあ、スープをお願いします。」

「任せなさい!」

 去年のクリスマス料理で蚊帳の外になりそうだったところに乱入してスープを作った。その成果が、一年越しで認められたのである。

 やっぱり料理が出てくるのを、指に手をくわえて待っているだけっていうのは、マタギの性に合わない。正月だって節分だって参戦できるところには参戦して、その時その時の喜びを分かち合いたいじゃないの。ま、一言で言えば、『踊らにゃソンソン』という発想ね。

 メインディッシュは、完全に女性陣にお任せで、今年もスープ担当に任命されました。で、そこから食材確認を始めたんだけど、トマト系の材料は、明らかに足りません。ジャガイモは、とろけるタイプが欲しいんだけど、T氏から夏にもらったうちの最後の2個が見つかりました。もう、芽を出し始めているので、今回使うべきでしょう。決まり!

   ≪ポタージュ・クリスマスバージョン≫

 まだ午後5時前なんだけど、多分、もう少しすると台所が大混みになってしまうので、その前に準備を済ませてしまいます。何と言っても、主役ではありませんから。

 下ごしらえ・調理の部

 ・ジャガイモ(キタアカリ)2個約200gを薄切りにします

 ・タマネギ小1個を薄切りにして、先ずこちらから

 ・オリーブオイルを敷いた鍋で透明になるまで炒めます

 ・ジャガイモと水300mlを加えて加熱

 ・沸騰したら弱火で10分

その間に、ニンジングラッセを準備。

 ・型抜きしたニンジンを砂糖とバターと水で煮詰めていきます(分量はいい塩梅)

ここから、いつになく丁寧に行ってみます。

 ・半分ペースト状になったタマネギジャガイモをFPで更に砕きます 

 ※2回に分けてちょうどぐらいでした

 ・トロトロになったら

 ・鍋に戻して、生クリームと牛乳各200mlを加えて、混ぜながら再加熱

 ・よく馴染んだところで、網杓子で濾します

 ※非常にきめ細かく、滑らかになります(ただし、今回はこれが失敗のもと)

       右が純粋にポタージュ。左は後日再利用

 ・顆粒のコンソメ小さじ1と塩二つまみで味が決まりました。ナツメグ少々。

       かわいいベビースターたちも待機しています

 さあ、そろそろメインディッシュが焼きあがるかな?それでは、こちらも温め直して、盛り付けましょう。

 そうして、盛り付けを始めると、

       あれあれ?

       沈めるムー大陸

 アホでした。

 これはですね、スープをあまりにもきれいに仕上げすぎたせい。抵抗がないから、どんどん沈んでしまうのだ。

       戴くころには、日本沈没(料理は超美味しかったです)

「ポタージュはもちろんだけど、このニンジン、美味しかったわよ。」

妻から、慰めの言葉が入る。ありがとうね。

 これで決まった。来年もクリスマススープを作るのだ。

 今度こそ、デコレーションが沈まなくて美味しいスープを作りますよ。既に、作戦の青写真が浮かんできています。

 楽しくて美味しいクリスマス。どうせ楽しむなら作る側に回った方がお得だと思う。だって、味を楽しんでもらって笑顔を貰えることはもちろんのこと、頭をフル回転させるから老化防止のための優れた特効薬になるもの。

 本日のまとめ

 同じアホなら作らにゃソンソン!


元気メニューを楽しもうⅡ

2022年12月24日 | 日記とレシピ

 朝のスイーツにバウムクーヘンは、大変結構でございました。しかしですね、この時期の北国は、おしゃれな料理なんて言ってられない寒さなんですよ。あったかい飲み物でおやつというのもいいけど、昼食は、やっぱり熱々料理にしたいです。

 で、思いついたのが肉まん

 あったかい肉まんをハフハフ言いながら食べる姿を想像しただけでウキウキしてくるってもんだ。お昼は、これで行ってみましょう!今まで、いろいろな方のレシピを参考に作らせてもらってきたけど、今回は「nattsu47」さんのレシピで作らせてもらいます。

 下ごしらえ・調理の部

  ・薄力粉150、強力粉50、ドライイースト5、ベーキングパウダー5、砂糖30、サラダ油6(単位はg)を混ぜて、塩少々とぬるま湯100gを入れてこねます

 ・しっかりまとまったらラップでくるんで

       これを『茶の間』へ移動(あったかいから)

  この間に餡を作っておきます。

 ・玉ねぎ小を二つに割ったら

 ・みじん切りにして

 ・パン粉大匙2を加えて和えます

 ・ひき肉200gと合流して、調味料も加えてよく捏ねていきます

 ・中華だし8g、醤油15g、砂糖ごま油片栗粉各5gも加えました

 ・粘りが出たら8個に分けておきます(ここまで約20分)

 生地を覗いてみましょう。

       生地がパンパンに膨らんでいました

 ・こちらも、大体8等分にします

       ワクワクしてきますね

 ・蒸し器に火をかけておきました

 ・薄力粉の打ち粉で生地を円形に伸ばします

 ・掌に生地を広げたら餡を載せて

 ・1点からひだを折るように包んでいって、終点まで来たらギュッと口を閉じます

 ・せいろにクッキングシートを敷いて肉まんを並べたら蒸し器にかけて中火で20分

       出来上がりです

 中華スープに入れた溶きタマゴが、うまく固まらなかったけど、みんな喜んで食べていました。

        途中で気が付いて撮った中身の画像

やっぱり、「nattsu47」さんのレシピは、本格的で、すごく美味しいです。接種を受けた妻が、

「なんだか、ワクチン接種前よりも調子がいいみたい。」

などと、のたもうております。

 高熱が出ないで済みそうなのは何よりです。

 でも、まだ安心できませんよ。夜にはナメタガレイの煮つけその他を用意してあるからね。心配しないで、本日いっぱいは、用心用心。ね。


元気メニューを楽しもうⅠ

2022年12月23日 | 日記とレシピ

 勤めから帰ると、

「明日は、お願いします。」

何やら悲壮な気配の妻。

 ・・・ああ、そう言えば今日が妻のワクチン接種日だった。

 これを無視したら、その報いで毒でも盛られそうな気がする。

 「そんなに心配するなって。うまいもの作って元気にしてやるからね。」と思ったまでは良かったが、実は何も考えていない。唯一、夕食用のナメタカレイの煮つけだけは、これから仕上げて一昼夜味を染み込ませる予定。

 さて、何を作って元気づけていきましょうかね。

 そんな中、ブログを読んでいるうちに、面白そうなお菓子を見つけた。それは、バウムクーヘン

 外側にチョコレートがコーテイングされていて、いかにも甘くて美味しそうで元気が出そうではないか。

 ま、ランチとかディナーとかは置いといて、こういうおやつも元気のもとになるんじゃないかな。明日、朝のうちに作ってみよう。

 ここまで決めると安心して眠りについた。

 そうして翌朝、ゴミ出しに出ると、ラッキーなことに新たな積雪は、ほとんどなし。ラジオ体操を終えたら早速取り掛かりました。

 下ごしらえ・調理の部

 ・卵2個にホットケーキミックスと牛乳各100g、はちみつとバター(レンチン)各30g、バニラちょっとをよく混ぜる

 ※粉っぽさがなくなるまでよく混ぜました

 ・「玉子焼き器」の幅に合わせて、ラップの芯を切ってアルミホイルを巻いておきます

 ・巻き始めの部分にアルミホイルを敷いて、薄くサラダ油を広げておきました

 ※アルミホイルは、巻きやすさのため。なくてもよい

 ・生地を広げます(弱火)

 ・固まり始めたら、アルミの芯を置いて、生地を巻き付けていきます

 ・巻き切る前に、生地を手前に寄せて次の生地を流し入れます

 ※1回毎にペーパーに染み込ませた油を塗る

 ・また焼けてきたら巻き取っていきます

これを繰り返すと、

       かなり太くなってきましたよ

       生地を全部使い切りました

 ・冷める前にアルミ芯を抜きます(意外と簡単に抜けました)

 ・チョコに砂糖をかけて600w1分加熱。溶けたところで刷毛で塗ってみました

 ・廊下に移動して固まらせます

 ※北国の廊下は冷凍庫状態なので

 ・チョコが固まったのを確認したら、丁寧に切り分けます

       なかなか旨い!

 初挑戦だったんだけど、なかなか楽しくて美味しいお菓子です。妻をはじめとした家族が喜んで食べていたのが何より。

 今回の反省点は、1回毎の生地の厚さと、巻き始めるタイミングだと思います。1枚1枚はもっと薄くていいし、ふわふわな状態で巻き上げるためには、もう少し水分が飛ぶまで待つべき。だとすると、焦げ付かないように火力をもっと落とす。

 考えていくと面白いですね。これは、また楽しませてもらえそうです。ともあれ、

  ごちそうさまでした!

 次は、お昼を楽しんでみます。


牡蠣を戴くんだけど

2022年12月22日 | 日記とレシピ

 今回の『石巻からの挑戦状』も、終盤に近づいてきた。第1ハードルはナメタガレイ。第2ハードルはイシモチで、無事クリアすることが出来た。続く第3ハードルなんですけど、

       これです

 牡蠣も宮城の特産品の一つで、時期が来ると『牡蠣祭り』などと銘打ったイベントが各地で開催されます。家族もみんな大好きだったんだけど、困ったことが一つ。

 それは、牡蠣を食べられなくなっちゃった人がいるんです。妻が、牡蠣を食べる度にアタってしまうんですね。

「多分、若い時に一生分食べてしまったからだと思う。」

などと言ってるんですが、どうも本当っぽいのです。

 ですから、この第3ハードルは、ハードルと言うよりも『試練』のようなもの。さて、どうやったら乗り越えられるか。

 考えてみたんだけど、本人が食べられないというものを無理強いしたって美味しくも何ともない。牡蠣料理は、残る家族で美味しく戴くけど、妻にはそれに負けない美味しいものを食べてもらえば、みんなハッピーになれるじゃないですか。これで、基本方針決定。

 で、具体的にどうするかと言うと、

       この子達にも加わってもらいましょう

       人数分を塩焼き用に下ごしらえ(奥が唐揚げ用)

牡蠣フライと一緒にカレイの唐揚げも作ってしまいます。

 先に言い訳をしておきます。まだ副反応が続いていて、まともに写真を撮れませんでした。

       牡蠣は非常によい状態でした

 勿体ないので、一部を生で戴くことにします。

 ・軽く洗って、ポン酢をかけるだけ

 ・牡蠣フライは、先日の海老フライと全く同じ衣に浸けて、高温短時間で揚げました

 ・タルタルソースは、ゆで卵2個にタマネギ1/2個みじん切りに、マヨ適量と酢・砂糖・塩

 ・またまた五枚におろしたカレイ(背びれ付き)に片栗粉をまぶして、こちらは中温でじっくり揚げます

 ※骨まで美味しくなる

 ・残った衣の材料にホットケーキミックスを加えて焼きました(メイプルシロップ味)

       久っさしぶりの牡蠣定食!

 牡蠣料理、堪能させていただきました(不思議とワラビ汁が合うんですよ)。妻はカレイのから揚げ定食。

 サバなんかは、一旦冷凍してから使うとアニサキス対策になるんだけど、貝毒(?)に対するアレルギーとなると、どう対応したら良いか分からないから、今回みたいにアレルギー対応メニューにならざるを得ません。

 すごく美味しかったんだけど、ちょっと未練の残るディナーになりました。

 いつの日か、妻がムシャムシャと牡蠣料理を食べられるようになることを祈りつつ、今回は、ご馳走様でした。