山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

これは新巻きザケ革命?

2022年12月30日 | 日記とレシピ

 我が家には、毎年新巻きザケが届けられる。年越しの定番と言ってもよいものだけど、なかなかに手ごわい。どう手ごわいかと言うと、塩焼き以外の美味しい食べ方が未だに見つかっていないのだ。

 煮物というか鍋にしてみても、いまひとつ。揚げたらしょっぱすぎ。結局、焼くしかない。救われるのは、この頃の保存方法。昔は、丸ごと1匹がド~ンと届けられたんだけど、最近は、切り分けられた状態で、しかも、真空パックになって送られてくる。

       こんな感じ

 おかげで冷凍庫に入れておけば、賞味期限みたいなものは、そんなに意識せずに、間を空けていただくことができる。ありがたいことだ。

 しかしですね、大きな大きなサケを丸ごと1匹、毎回塩焼きというのは、正直疲れるというか口飽きしてしまうんですよ。そこで、今回は、ちょっと違った調理方法を試してみることにしました。その名も、

    ≪新巻きザケのオリーブ煮込み焼き≫

 かなり適当な命名なんですけど、ステーキでもないしソテーでもないしオリーブ煮でもないからこうなりました。これまでで一番と言ってよい美味しさだったので、記録を残しておきます。と言っても簡単です。

 下ごしらえ・調理の部

 ・フライパンにたっぷりのオリーブオイルを敷き、サケの皮目を下にして並べたら、低温でじっくりと加熱します

 ※ステーキで高温にして肉汁を閉じ込めるのとは、逆の発想です

 ・1面ずつオリーブ油を足しながらじっくりと加熱していきます

       これで4面目

 ・ここで消火して盛り付けのタイミングまで蓋をして待ちます

 ・タルタルソースを準備します(茹で卵2個とタマネギ1/2個にマヨ砂糖塩と胡椒レモン汁) 

       準備OK!

       再加熱したら盛り付けてタルタルソースをかけて

どうぞ召し上がれ。

食した家族は、

「ええっ?うそでしょ!」

という感想でした。

 マタギにも信じられないまろやかな美味しさです。確かに、ハラスの辺りは少々しょっぱいかなという感じはするんだけど、新巻きザケのイメージが一新されたという印象。

 あの塩分のきつい保存食が、こんなに豊かに美味しく戴けるとは、驚きです。

 料理方法がよかったのか、新巻きザケそのものが薄味になったせいなのか、今のところ判然としません。

 だけど、革命的な美味しさであることは間違いなし!

 残りの切り身もあるから、これから確かめていきたいと思います。

 いやあ、ビックリしたあ!  

 そして、ご馳走様でした!!