山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

ナメコの瓶詰め保存

2020年11月28日 | キノコ料理
 本日は、山でたっぷり遊ばせてもらった。既に満足しきっているマタギなのだが、収穫物をまとめてみると、あれれれ??


本日収穫したナメコ

 思っていたよりも多いですね。
 とりあえず下ごしらえを済ませて、ナメタケ用とその他に分けてみる。


右がナメタケ用 左が椀物やおひたしに使うやつ


 ナメタケ用のナメコは、これで1週間分以上ある。前回のナメタケがまだたっぷりあるので、これは、より日持ちがする調理にしてみましょう。


いつもの味付け + 南蛮だれ


この料理だと、素材が老け気味でも、長く美味しく戴けるはず。
 これで一丁上がり。次なんだけど、困ったことに同じような状態のナメコが冷蔵庫にたっぷりある。

 ポクポクポクポク チ~ン
  ≪ナメタケの瓶詰め≫

 茹でて冷ました状態のナメコがいっぱい。冷凍ナメコもいっぱい。となれば、より日持ちのする保存法だ。
 冷凍以上に日持ちのするキノコと山菜の長期保存方法は、塩漬けか乾燥か瓶詰め。この内でナメコに向くのは、瓶詰め保存なのだ。うまくいくと何年でも食べ頃のまま保存できるというメリットがある(うまくいかなかったら作り直せる)。

 下ごしらえ・調理の部
 ・ナメコの下ごしらえは、これまで通り、虫出しとひと茹でと汚れ採りとを済ませる。
 ・保存用の瓶は熱湯で煮沸し、雑菌が入らないようにしておく。

 調理の部
 ・水分が多めのナメタケを作ります(使ったのは冷蔵庫に残っていた方)。
 ※ナメコ1.2㎏に対して、だし汁3カップと酒、醤油、みりん各50ml
 ・片脇で煮沸作業


こんな感じ

 ・ナメタケが煮えたら瓶の口ギリギリまで注いで鍋に戻します。
 ※ゆるく蓋をして、中の空気を追い出す態勢を作ります


 ・蓋をしている3つがナメタケ
 ※もう一つの瓶は、鍋の中を安定させる役割。そして、もう一つ。


瓶の中の水滴に注目

 ・水温が上がると、水蒸気の発生が多くなり、瓶の中の空気を追い出してくれます。その状態を確認するためのバロメーターになります。
 ・約30分茹で続けます。
 ※鍋の水が減っていくので、途中で熱湯を加えます。
 ・頃合いを見て、ぎゅっと蓋を閉めて火を止めます。
 ※火傷注意!


逆立ちさせて冷めるまで待つ

 ・冷めると瓶の中の水蒸気が水に戻り、真空が出来ます。


奥の3つが今回の作品

 ・蓋の中央部がへこんでます

 手前の2つは1年前のもの。蓋がへこんだままです。失敗すると、蓋が膨らんできます。その場合は、1から出直します。暫くは、目につく場所に置いて様子を見ます。
 ナメコとは縁遠い季節になったら開封して食べる予定です。美味しく戴けますように。

 なんだか、冬支度が着々と進んでいくという感じです。でも、もう一回ぐらい遊びに行けないかなあ。
 その辺は、自然の神様達のご機嫌次第です。


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2 コメント

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Unknown (copelonmaru りんこ。)
2020-11-28 13:53:18
いつも楽しく拝見いたしております。

すごいですね~。こうやって、真空状態ができるのですね。
理科の実験みたいな気分になりました。
真空なら、日持ち年持ちしますね~☆
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Unknown (holidaymatagi)
2020-11-28 20:16:45
りんこさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。ほぼ、小学生理科の応用みたいなものじゃないかな。
先人の知恵ってすごいと思う一方、学校での勉強ってのも役に立つものだと思います。
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