山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

たこ焼き食べたい!

2020年05月27日 | 日記とレシピ
 ある御仁のブログを読んでたら、旨そうなたこ焼きの画像が目に飛び込んできた。
「ああ!食べたい!!」
ムラムラと食欲が湧いてくる。
 考えてみると、暫く食べていない事に気付く。例年だとマタギは、3月から4月の間にタコ釣りに出掛ける。そして、釣り上げたタコを使って色々な料理を創っているのに、今シーズンは、全くタコ釣りをしないままに初夏を迎えてしまっていたのだ。そのタコ料理の中の一品にたこ焼きが入っていたのだよ。

昨年の獲物のタコちゃん

 食べたい思いは募るばかり。
「よし!つくりましょう!!」
 本来、マタギはアジを買うことがない。だって、釣り師としてのプライドが許さないんだもの。
「アジは、買う物ではない。魚と知恵比べをして獲得すべき物だ!」みたいな、変なプライドね。このため、家族に迷惑をかけている魚介や山菜は少なからずあると思うんです。タコも同様なんですけど、背に腹は替えられぬ。無念じゃが出掛けるか・・・。
「代官様、よいご決断です。『武士は食わねど・・・』などという諺がございますが、本当の知者は『期を見てせざるは・・・』でございます。」
「そう思うか、越後屋。」
「左様でございますとも。代官様は、些事には振り回されぬお方でございますから。」
「越後屋。主は、いつも良いことを言う。よし、それでは、買い出しに出掛けよう!・・おっと、マスクを忘れずにな。」

 プライドよりも食欲が勝ってしまった。狩猟民族としてのプライドは捨てて、一般消費者の心持ちになろう。近所のスーパーで、ミズダコの切り身と長芋と紅ショウガに加えて揚げ玉まで買ってきてしまった。
 小ネギと、桜エビは、台所にあったので、それを使います。

  ≪たこ焼き≫

 下ごしらえの部
 ・卵2個に長芋80gを摺り下ろし、だし汁500mlを加えてよく混ぜる
 ・薄力粉120gを網じゃくしで濾しながら、ダマにならないように混ぜる
 ※ここに醤油とみりんを少々加えます(この味付け、結構重要です)
 ※生地完成!(これで32個分になりました)
 ・タコ、小ネギ、紅ショウガは細かく切っておく
 ・それぞれを、振り掛けやすいように別々の容器に分けてスタンバイ

準備OK


 調理の部
 ・キッチンペーパーにサラダ油を染み込ませ、たこ焼き器全体に塗る
 ※ケチらない。ケチるとへばりつく(うちだけかな?)
 ・点火後、タコを1個ずつ並べてから生地を回しかける
 ・それぞれの凹に具材を乗せていく

ああ、いい雰囲気!ここからが正念場!!

 ・何となく固まってきたら、ちょっといじってみます
 ・動くようなら、クルッと回して、もうひと焼き

一丁上がり!


とりあえず一回分

 ここまで来たら、みんなを呼びましょう(この前に呼んでも楽しい)。
 お好きなトッピングで戴きます!

「越後屋。主の言葉があればこその料理じゃ。食すが良い。」
「それでは、僭越ながら、ありがたく戴きます。」
モグモグ・・・
「おおっ、これは! 代官様、絶品にございます!!」
「ほう、そうか。どれどれ?」

 あああ!これよこれ!!これを食べたかったんだよね。感動!

 越後屋と家族と、手を取り合ってランチを楽しむマタギでした。

 To be continued!


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