山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

クロカン、久しぶり!

2022年02月18日 | 日記

 本日は、午後から天気が崩れて、そのまま明日以降まで雪が続くらしい。だとすれば、山方面に遊びに行けるのは、今日の午前だけかも。

 どこに行こうかと考えた結果、久しぶりに『県民の森』に出掛けることにした。しかも、これまた超久しぶりにクロスカントリースキー(以下クロカン)。発想の原因は、完全にオリンピックね。

 アルペンスキーは、時々気が向いたらやってたんだけど、クロカンはそれよりもずっと長くやっていない。でも、オリンピックの中継を見たり聞いたりしているうちに、ウズウズしてきたんですよ。

 ガレージの奥に仕舞ってあった道具を出してみると、滑走面もビンディングも問題なさそう。

       蜘蛛の巣かぶってたけど、ちゃんと滑りそう

 よっしゃあ。天候だけじゃなく、自分自身の気が変わる前に行ってきましょう!車に荷物を積み込んで出発。

       スキーコースの空は、陰り気味

 昨日までの晴天は、しばらく帰ってこないようですね。新雪が積もる前に来て良かった(新雪が積もると、埋もれてしまって進みづらくなる)。というのは、クロカンスキーの特性のためなんです。最初の写真にあるように、このスキー(一応レース用)、長距離を走ることが出来るように、非常に細く軽く出来てるんです。

 だから、空を飛ぶためのジャンプ用みたいに面積は広くないし、速度とターン最優先のアルペンスキーみたいなエッジも付いていない。もちろん、踵も固定されていない。

 こんな不安定なスキーではあるんですけど、マタギとしましては、このクロカンスキーが、最も自然と触れ合うことができるアイテムだと思ってるんです。何てったって、今回みたいに雪が締まった条件なら、野山のどこでも歩き回れるんだから。

 但し、下りはもちろん、上りも全て人力なので、ある程度の技術と体力が必要。この辺が、ちょっと億劫になってしまう原因になってるんだよね。

 そうは言っても、ここまで来たからには遊ばねばなるまい。スキーの感覚を確かめつつ雪原ウォッチングに出発。

       助かった。コースが整備されている

 思いがけず、夏場の遊歩道が圧雪車で整地されていた。ここを快適に進みたいところだが、ほんとに久しぶりなので、おっかなびっくり。平地と登りのスケーティングは問題ない。だけど、下りになるとアルペンスキーのクセでエッジを効かせたくなってしまう。ところが、全然効かない(エッジがないんだから効くわけない)。「ああ、板に全体重を乗せて、重心を前に前にかけていくんだった。」だんだん、思い出してきたぞ。

 なんだかんだやっているうちに、地図上の折り返し地点に辿り着いた。

       見覚えのある小屋にホッと一息

 俄然、調子づいて、更に進むと、

       完全に氷結した沼。足跡多数。

 沼ですね。先の方に、誰かいますよ。

       ワカサギ釣りみたいだ

 冬場だったら、この楽しみ方も悪くないね。 おっ、

       先の方には、テントがいっぱい

 なるほど、この沼は、ワカサギ釣りの名所なのかもしれないですね。

 沼を過ぎて、ひと山越えると、

       この建物、見たことあるぞ

 スタート地点のそばにあった建物みたいですね。

 すごくホッとした。何事もなく、無事に帰ってこれたじゃないの。

 正直に言うと、冬山ウォッチングなんて余裕、殆どありませんでした。進むことと止まることとで精一杯。「なんだか、いろんな種類の木が生えてるみたいだなあ。」ということと、「カケスがギャーギャー鳴いてるな。」という気付きがあったぐらい。

 でも、こうして無事に帰還出来ると、ヨクタガリは、「勿体なかった!」と思い始めるんですよ。せっかく冬の自然散策に来たのに、その自然を十分に楽しめなかった。

 これは、再挑戦ですね。今日の午後から始まり、しばらく降り続けるであろう雪が収まったら、また来ましょう。

 なんてったって、このクロカンツアー、心にも身体にも、すごく効き目のあるサプリメントだということを確認出来た。

 『いいもの見つけた!』(いや、『思い出した』)という感じがします。

 冬山の神様、また来ます。よろしくお願いしますね。



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