本日は、午後から天気が崩れて、そのまま明日以降まで雪が続くらしい。だとすれば、山方面に遊びに行けるのは、今日の午前だけかも。
どこに行こうかと考えた結果、久しぶりに『県民の森』に出掛けることにした。しかも、これまた超久しぶりにクロスカントリースキー(以下クロカン)。発想の原因は、完全にオリンピックね。
アルペンスキーは、時々気が向いたらやってたんだけど、クロカンはそれよりもずっと長くやっていない。でも、オリンピックの中継を見たり聞いたりしているうちに、ウズウズしてきたんですよ。
ガレージの奥に仕舞ってあった道具を出してみると、滑走面もビンディングも問題なさそう。
蜘蛛の巣かぶってたけど、ちゃんと滑りそう
よっしゃあ。天候だけじゃなく、自分自身の気が変わる前に行ってきましょう!車に荷物を積み込んで出発。
スキーコースの空は、陰り気味
昨日までの晴天は、しばらく帰ってこないようですね。新雪が積もる前に来て良かった(新雪が積もると、埋もれてしまって進みづらくなる)。というのは、クロカンスキーの特性のためなんです。最初の写真にあるように、このスキー(一応レース用)、長距離を走ることが出来るように、非常に細く軽く出来てるんです。
だから、空を飛ぶためのジャンプ用みたいに面積は広くないし、速度とターン最優先のアルペンスキーみたいなエッジも付いていない。もちろん、踵も固定されていない。
こんな不安定なスキーではあるんですけど、マタギとしましては、このクロカンスキーが、最も自然と触れ合うことができるアイテムだと思ってるんです。何てったって、今回みたいに雪が締まった条件なら、野山のどこでも歩き回れるんだから。
但し、下りはもちろん、上りも全て人力なので、ある程度の技術と体力が必要。この辺が、ちょっと億劫になってしまう原因になってるんだよね。
そうは言っても、ここまで来たからには遊ばねばなるまい。スキーの感覚を確かめつつ雪原ウォッチングに出発。
助かった。コースが整備されている
思いがけず、夏場の遊歩道が圧雪車で整地されていた。ここを快適に進みたいところだが、ほんとに久しぶりなので、おっかなびっくり。平地と登りのスケーティングは問題ない。だけど、下りになるとアルペンスキーのクセでエッジを効かせたくなってしまう。ところが、全然効かない(エッジがないんだから効くわけない)。「ああ、板に全体重を乗せて、重心を前に前にかけていくんだった。」だんだん、思い出してきたぞ。
なんだかんだやっているうちに、地図上の折り返し地点に辿り着いた。
見覚えのある小屋にホッと一息
俄然、調子づいて、更に進むと、
完全に氷結した沼。足跡多数。
沼ですね。先の方に、誰かいますよ。
ワカサギ釣りみたいだ
冬場だったら、この楽しみ方も悪くないね。 おっ、
先の方には、テントがいっぱい
なるほど、この沼は、ワカサギ釣りの名所なのかもしれないですね。
沼を過ぎて、ひと山越えると、
この建物、見たことあるぞ
スタート地点のそばにあった建物みたいですね。
すごくホッとした。何事もなく、無事に帰ってこれたじゃないの。
正直に言うと、冬山ウォッチングなんて余裕、殆どありませんでした。進むことと止まることとで精一杯。「なんだか、いろんな種類の木が生えてるみたいだなあ。」ということと、「カケスがギャーギャー鳴いてるな。」という気付きがあったぐらい。
でも、こうして無事に帰還出来ると、ヨクタガリは、「勿体なかった!」と思い始めるんですよ。せっかく冬の自然散策に来たのに、その自然を十分に楽しめなかった。
これは、再挑戦ですね。今日の午後から始まり、しばらく降り続けるであろう雪が収まったら、また来ましょう。
なんてったって、このクロカンツアー、心にも身体にも、すごく効き目のあるサプリメントだということを確認出来た。
『いいもの見つけた!』(いや、『思い出した』)という感じがします。
冬山の神様、また来ます。よろしくお願いしますね。
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