日当たり良好

農作業の傍ら、日々感じたこと学んだことなど
これからを楽しみながら記していきたいと思います

蝉から思うこと

2019-08-27 23:38:14 | 果樹園便り

 

 

今年の果樹の作物は遅れ気味でありながら

幸水梨は凍霜の被害が大きく

例年のような忙しさはなく終わりを迎えます

仲間でやっている選果作業も

高齢と天候不順に悩まされ

一年々の戦いになってきました

それでも顔を合わせると楽しく

みんな元気の源になっているようです

 

 

ベランダに蝉がひっくり返ってひと夏の短い命を閉じていた

この姿も珍しくなってきました

身近な昆虫でありながらその生態は明らかではなく

不思議な分かりそうで分からない蝉

 

もう25年ほど前になるのかな

息子が小三の夏休みの一研究で

梨の樹に蝉の抜け殻が葉や枝に佃煮にできそうなくらいあったので

一本の樹を決めて毎日収集して数える研究をしました

梨の樹のもとには這い出してきた穴もたくさん見られ

梨を収穫していても蝉の声の賑やかさも半端ないものでした

顔にはぶつかるし

飛び立つときは必ず小便をかけられました

 

 

抜け殻のピークは8月の5日頃から始まり

お盆過ぎるとたちまち減っていきました

多い時は一本の樹で数十匹の命が誕生していたと思います

 

7年土の中にいて

自然界に出ると7日間くらいの命だとか

その間は鳴いて繁殖活動を終えれば死を迎えるという

蝉の一生はプログラムされたその通りを生き抜く

みんな同じ決められた一生を送っているんですね

 

そして同じようにひと夏の短い命を終えるときを迎えると

脚が縮まり 硬直しだすと

体を支えることが出来なくなりひっくり返り

ジーっと終わりを待つ

たまに知らない頃はひっくり返ってしまったと

飛べるようにひっくり返してあげても

どうもそれは余計なお世話でした

 

今では蝉の抜け殻はほとんど梨の園では見られません

これを儚いというのか

悲哀を感じていいのか

自然の摂理が狂ってきてしまったのか

それよりも自分の役目を精一杯生き抜いていること

姿で何かを語ってくれているのかもしれない

 

蝉の声も段々と静かになり

夏も終わりだな・・・

 

せめて大好きな土の上に戻してあげよう

 

 

 

 

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忘れられない日

2019-08-01 22:40:51 | 生活日記

今年もやってきた7月30日

当然のようにやって来る毎日だけど

その当たり前に感謝しなければ・・・

 

朝、起きると台所に飾り付けが

この日は孫の誕生日

満6歳になりました

 

今年から誕生日会はこの家で一緒となり

ささやかな誕生会を楽しみました

 

 

これは”サーティワンアイスクリーム”のデコレーションケーキだそうです

お相伴に与り

ハッピーバースデーの歌も

じぃじとばぁばも声高らかに歌い

美味しくいただいた

 

これまではよくある普通の話

 

 

忘れられない日とは

因みに誰も知りませんが

 

2012年7月30日

盛夏の真最中

四国遍路の旅が始まった日になります

願い事があったら一つお願いしてもいいと教えていただき

出来ることならと気楽な気持ちで

お札の裏側に

「長男夫婦を親にさせていただけたら…」と祈願し

お札を納めた最初の三日間でした

 

 

 

 

その翌年の7月30日 

(◎_◎;) 長男夫婦に長女を授かることが出来ました

もしかしたらと思った日でした 

ご縁に言葉がありませんでした

 

 

 

 

 

 

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