プロテインが摂取できる手作りおやつ。
バールやパン屋さんの、白砂糖がいっぱいまぶしてある
子どもの顔半分ぐらいの大きさのドーナツを
毎日学校帰りに食べ歩きをしている子と帰り道が同じだった。
周囲に見せびらかしながら食べ歩きをすることを
全く注意しない他人無関心なその子の母親。
学校給食は一才口にしない堅物な女の子で
お迎えのときに母親が持ってくるドーナツを一番に食べる。
朝食は摂らず、午前のおやつの果物もいつも残している。
イタリア人ではないので、彼らの出身国の事情も分からず
ちょっとした異文化ストレスを感じていた。
ある日、母親から
「何で買わないの。あなたも買えばいいのに、1ユーロよ。
いちいち作ってたら面倒だし光熱費がかかる。」
と言われた。
ショートニング、トランス脂肪酸、アクリルアミド、添加物とか
ドーナツは毎日食べると体に良くないと思うなど
言いたいことが山ほどあったがそれをぐっと飲み込んで
「持ってきたおやつで量は十分。それに帰ったらすぐに夕飯だから。」
と言っておいた。
こどもは外で買うドーナツの味は知っている。
完食することはほぼない。
「美味しくないから食べたくないけど、
見せびらかすのを見てたら唾が出てきて
口が食べたいって言ってる。」
と言った事がある。家で揚げたてのを作ってあげるからと
約束したら納得していた。実際、揚げたては美味しかったらしく
その後見せびらかされても気にしなくなっていた。
最近は暖かくなったので公園に寄り、
ベンチに座って手を綺麗にしてから
家で用意してきたおやつを食べる様にしている。
食べ歩きはお行儀にも消化にも良くない。
口にしたものが体を作るので
原料が謎の代物は買い与えたくないのが本当のところ。
加工品が糸も簡単に手に入る。それでいいのかなと思う。
簡単に食べられるって体にとってはどうなのだろう。
先日ケーキ屋さんのドーナツならきっと自家製だろうと
思って購入時に聞いてみた。
「あっ、それは冷凍よ。うちで作ってないわ。
冷蔵ショーケースに入っているのがうちのよ。」
ほら、そうだと思った。きっとブリオッシュやタルトも同じだろう。
家でこどもに読み聞かせをして、体が喜ぶ食べ物を教えていた。
最近は自分でも読んで赤い食べ物、黄色い食べ物、緑の食べ物を
意識し始めている。
からだが すきなたべもの なあに? (子どもの健康を考える絵本(4)) | |
クリエーター情報なし | |
偕成社 |
ポンデケージョの材料は
タピオカ粉、粉チーズ、卵、牛乳、オリーブオイル。
混ぜて丸めて焼くだけ。