horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

メルカート 市場

2008-02-04 | トリノの街、建築物


トリノ市の面積は130k㎡。人口約90万と5200人。
市内32ヶ所に市場があります。
月曜日から金曜日は朝8時から14時まで、土曜日は8時から18時まで開いていて、新鮮な野菜や果物、生ハムやチーズ、精肉、魚介類、鶏卵、穀物類、パンなどが売られています。値段はキロ単位です。また、衣類、靴、生活用品、生花、本、生地、化粧品なども売られています。時に掘り出し物との出会いがあったりして、市場めぐりはイタリア生活の楽しみの一つです。雨でも雪でも市場はやっています。
私は新鮮で豊富な食材をいつも市場で買い求めます。価格はスーパーとは比べ物にならないくらいお手頃です。価格は毎日変動しますが、ジャガイモ3キロ、2ユーロだったり、トマト2キロ1ユーロだったり、豚肉ヒレ肉が1キロ、5ユーロだったりと、とても経済的です。参考までに、本日の1ユーロが158円。
トリノの街の中心部にある市場では食材は少し高めですが、衣類などの品質は良いと言われています。屋台は曜日によって様々なので、気に入った屋台があれば、いつどこで出店しているのか聞いておくようにします。
イタリアの生活には欠かせない市場、イタリア人の生活が垣間見れます。

イタリア語単語講座 il mercato(イル メルカート)市場。

幸せをわけるドラジェ

2008-02-02 | イタリア


イタリア人の友だちカップルの結婚式でもらったドラジェ。
花びらの中に、白い砂糖でコーティングされた生のアーモンドが一つずつ包まれています。
イタリアのドラジェは「もらった人は幸せになれる」「子宝に恵まれる(アーモンドはたくさん実をつけるので)」と言われています。
日本でも結婚式で配るカップルが増えてきていますね。

ドラジェの発祥は首都ローマから東に100キロ近く離れたスルモーナ(Sulmona)という都市だと言われています。職人たちの手によってシチリア産の生のアーモンドが砂糖でコーティングされています。イタリアを代表する詩人、ジャコモ レオパルディ(1798-1837)もこのスルモーナのドラジェを祝い事に用いたと言われています。

白は結婚式に使われます。子どもがキリスト教の洗礼を受けるときには、男の子なら水色、女の子ならピンクのドラジェを、大学の卒業祝いには赤色のドラジェを、2度目の結婚には黄色のドラジェを、銀婚式には銀のドラジェを、金婚式には金のドラジェを親戚、仕事場、近所、友だちなどお世話になっている人たちに配ります。それぞれの祝い事によって色が決められていて、数は5つがいいと言われています。

ドラジェをもらうことはイタリア生活の楽しみのひとつです。
しかし、最近は結婚という形にこだわらない事実婚カップルが多くなり、共働きが当たり前、自分たちの安定した今の生活を第一に考えるイタリア人カップルが多いため、ドラジェをもらうのは貴重な経験です。

友だちにもらった花のドラジェ、食べるのがもったいないので部屋に飾ってあります。「幸せをわけるドラジェ」 もらう回数は少なくなりますが、長く受け継がれてほしいイタリアの文化だなと思います。

イタリア語単語講座 i confetti(イ コンフェッティ) ドラジェ

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