horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

文庫本

2010-04-26 | 生活 La vita
この大きさと手軽さとつるつるの紙に日本らしさを感じる。
日本に帰るたびに文庫本を船便でイタリアへ送り、大切に何度も読み返す。



川沿いのベンチで、穏やかな雰囲気の日本人かなと思わせる人が読書をしていた。
「こんなところで、まさか日本人に会うわけないか。」
と前を通り過ぎようとしたら、
見覚えのある手のひらサイズの文庫本が目に飛び込んできた。
迷うこともなく、
「こんにちは。日本の方ですか。」
と声をかけていた。
トレッキング中に山で人とすれ違うときに掛け合うイタリア語の「サルヴェ」を使う感覚で。

イタリアでの生活は、ときにでこぼこの登り難い山を登るようなこともあるわけで
そんなとき、同じような山を登っているかも知れない人を見かけると自然と声を掛けたくなる。
ただそれだけのこと。

大きくなったら

2010-04-23 | イタリアの絵本


タイトル『 DA GRANDE 』
タイトル訳 大きくなったら
作者 Marinella Barigazzi作 Ursula Bucher絵 
2007年 Edizioni Lapis出版
3歳~

大きくなったら、こんなこと、あんなことするんだ!

未来形が頻繁に出てくる絵本です。
絵本の女の子が、
「歯が抜けたら、抜けた歯を枕の下に置いて
電気をつけたまま、ネズミがやってくるのを待つの。
そしてネズミの目の色が何色か見るの。」
と言ってます。

なんで?と思ったので夫に尋ねてみると、
イタリアでは、抜けた乳歯をまくらの下に置いて寝ると
寝ている間にねずみがやってきてコインと交換すると言われているそう。

夫も子どもの頃、抜けた歯が100リラコインに変わっていて
とても喜んだそう。

なんてかわいらしい話♪

愛の告白

2010-04-22 | 生活 La vita
濃い青空の下に咲く赤や黄色や白やピンク色のチューリップは心奪われる美しさ。
街中がカラフルになるという理由で四季の中で一番春が好き。



夫のランニングに付き添って行った公園で見かけた赤いチューリップの花壇。
夕暮れ時で、だんだん花びらがしぼみ始めていたところ。

「愛の告白」が花言葉。

イタリアではバルコニーをゼラニウムで飾るところが多い中、
チューリップを飾っていたバルコニーを発見。
これがとても可愛くって、来年はチューリップもいいな♪

見つめる先の向こうには

2010-04-20 | イタリア
すべての始まりは最初の一歩から。



ミラノで開催された家具の展示会サローネに
35歳以下のデザイナーが参加できるイベント、サテリテがあった。
選考審査に通った若手デザイナーが世界中から集結し、
それぞれの作品を世界へアピール。ビジターは建築・インテリア業界の方から
プレス、企業、製造、バイヤー、デザイナー、学生など。
商談がメインの企業ブースとは違い、
作品をPRして生産につなげる目的があるサテリテは、
新鮮さと活気にあふれていたように思う。

頭の中で描くイメージを形に表し、
それを世界へ発信していく。
それらを実現できるデザイナーさんの言葉のサポートができたことは
私にとっては光栄なことで、湧き出るエネルギーとたくましさからたくさん刺激を受けた。
生き生きとした姿が印象的で、一緒に時間を共有させてもらえて気持ちが良かった。

今日の写真はデザイナーさんたちが見つめる先の向こうを思って選んだ一枚。

デザインの世界、語学の世界と生きてる世界は違うけれど、
お互いこだわりが強いところが似てて好感が持てた。
Special thanks for this opportunity!

ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

東の玄関口

2010-04-14 | トリノの街、建築物


トリノの東の玄関口には、
1814年5月20日、サルデーニャ島からトリノへ帰郷した
長い杖をついたヴィットリオ・エマヌエレⅠ世の像がある。

目の前はナポレオンの指示で造られた橋。
フランスに占領されたことを思い出すので
トリノ市民はこの橋の取り壊しを望んだけれど、
ヴィットリオ・エマヌエレⅠ世が残すことを決定。
今では「ヴィットリオ・エマヌエレⅠ世橋」と呼ばれている。
グランマードレ教会とヴィットリオ・ヴェネト広場を結ぶ橋。

ヴィットリオ・エマヌエレⅠ世の角度から見るトリノ市内。
そのずっと向こうに見えるアルプス、そしてフランス。

ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

鯉のグリーンオリーブとフレッシュトマトソース

2010-04-12 | 食・ガストロノミーア・ワイン


鯉はどうも苦手だったので、(味よりも見た目が)
夫に鯉が食べたい食べたいと言われても却下し続けてきたら、
トリノ市民の台所と言われているポルタ・パラッツォ市場で食材を
調達して、とうとう自分で作ってしまったイタリア人夫。


昔、農家の人たちが鯉と
とうもろこしの粉を練ったポレンタという料理を食べて
畑仕事をしていたという話に納得できるほど栄養満点な鯉料理。

鯉の泥臭さを取るためにお酢で鯉の身を洗ってから、
軽く水気を拭いて小麦粉をまぶしてフライパンで焼いて。
白ワインと細かく切ったグリーンオリーブと
フレッシュトマトを入れて10分ほど焼いて塩コショウで味を調えて、
みじん切りにしたイタリアンパセリを振りかけたら出来上がり。

鯉は脂がたっぷりのっているので、付け合わせのじゃがいもは
簡単に茹でただけのもの。

ワインはエノテーカで買ってきたフリウリ産のコッリオ、白。

次の日、映画「恋人たちの食卓」(原題「飲食男女」)で
偶然にも鯉をさばいているシーンがあって夫が釘つけになって見てた。
扇の形をした立派なうろこが苦手だわ~。

ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

ケシから生まれた女の子

2010-04-09 | イタリアの絵本


タイトル『 Rosso Papavero 』
タイトル訳 ケシから生まれた女の子
作者 Anselmo Roveda作 Chiara Dattola絵 
2009年 Edizioni Lapis出版
3歳~

真っ赤なケシから生まれた真っ赤な髪の毛をした女の子。
ケシ色の女の子には家族がいません。
女の子の家族探しのお話。

コラージュ絵本です。

ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

やや

2010-04-08 | トリノの街、建築物
夫婦で「やや」という日本語にはまっている。
なんでもかんでも「やや」。そしてケタケタ笑う。毎日飽きずに。

理由はなんとなく想像できるでしょうか。
私の妹が録画して送ってくれるお笑い番組に影響を受けて。

ナポレオン橋を背にポー川の川沿いを南に歩いて
ヴァレンティーノ城の裏側までやって来ると、



「あっ、見つけた。
〝やや"春の訪れ!」

ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

火事場の馬鹿力

2010-04-07 | 生活 La vita
先週末は土日月と3連休。パスクワ(復活祭)の休日なので
海か山に出かけたかったのだけれど・・・。

寝室が隣人のそれと隣合わせなんてもう勘弁!と勢いに任せて
金曜日は、一人でダブルベットを解体、移動、組み立て、そして巨大マットレスと相撲。
本が入ったままの本棚も根性で移動。
修理の人を呼ばないといけなかった、途中で引っかかって降りてこなかったシャッターも
勢いに任せてハシゴによじ登り、意地で修理。火事場の馬鹿力とはこのこと。
帰ってきた夫は目をまんまるにして、私に
「アラレちゃん」と言った。
自分でもこういう行動力をもっと稼ぎの方で発揮出来ないのかと思ってしまう。

ソファーだけは一人ではどうにも出来なかったので
週末に夫と二人でソファー移動に悪戦苦闘。
ソファーベットなので何度もベットが飛び出して本当に悩まされた。
ソファーが玄関とキッチンに挟まって、家具が傷だらけになって
どうしたらいいねん状態のときに、隣人たちはルンルンとパスクワのお出かけ。
いまいましい~と思っていたのは私だけではなかったようで後になって夫が、
「あの時、玄関を開けて手伝うように言おうかとまじで思ってた。」だって。
最終的にはうぉーと発声しながらなんとか岩のように重いソファーを部屋に押し込んだ。
女らしさのかけらもない。

クローゼットはどうあがいても二人では無理なので
業者を呼ぶまではリビングにクローゼットが同居というへんてこな状態。
でも模様替えして大正解。再び快眠を取戻してノーストレス♪



模様替えが終わってから外の空気を吸いにモンテ デイ カップチーニへ。
久しぶりに歩いて登って気持ちが良かった。

気持ちも新たに新生活のスタート。
来週から始まるサローネに睡眠十分で挑めるのが何よりうれしい。

ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

遺跡に囲まれて

2010-04-05 | お出かけ
「東京とパリとローマ、どこが一番印象的?」
と夫に聞かれた。すかさず、
「ローマ」と答えた。



ローマを訪れるのは3度目。今回も同じことを思った。

ローマはけた外れに大きい。
古代ローマ遺跡フォロ・ロマーノの中にぽつんと立って遺跡を見渡す。
長い歴史の中では、人の人生は目にも見えない程の小さな点でしかないことを思う。
古代ローマに生きた人たちも今の時代の人たちも、点の人生。

点だけど、いろんなことが凝縮した一つ一つ違う、
かけがえのない点の集まりが歴史を作っていると思うとなんか面白い。


ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

オルヴィエート

2010-04-01 | お出かけ
ここからまた旅の記録。
フィレンツェから車でローマに向かう途中、
ほんの2時間ほど、要塞都市オルヴィエートを散策。



この付近は丘陵地帯。
丘と言ってもUピンカーブだらけのまるでアルプスの山道に近い丘道を
登っては下るを目が回るほど繰り返す。
オルヴィエートは街の中心部が岳上にあるので車は駐車場に止めて
エスカレーターかエレベーターか階段で上まで登る。

ゴシック建築のドゥオモがある広場はまるで天空に来たような錯覚を起こさせる。
空が手に届くように近く、神聖で美しい場所。

天空の城ラピュタの主人公が本当に走って出てきそうなそんな街。

ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ 国際生活へ 
(皆さんのワンクリックでランキングにポイントが加算される仕組みです。
いつも最後まで読んでくださってGRAZIE MILLE!)

オリゾンドゥイタリア ドゥトリノ 

Copyright(c)2007-2022 horizon doux italia de -torino- All Rights Reserved イタリアの暮らし写真で綴ります。管理人への連絡はコメント欄からお願いします。