だっこしてもらえないので、
いつもふてくされて眠っていたベビーカーでの外出。
とうとう買い物中に激しく泣かれ、だっこ。
母は公の場で余裕まったくなし。
だっこした瞬間に
ぴたっと見事に泣きやむ困ったちゃん。
でも母とは目を合わせないご機嫌ななめちゃん。
次の日、ベビーカーでは抱っこなし、そういうものと思わせるために
泣いていても抱っこせずにあやしながらベビーカーを押し続けていたら
すれ違うイタリア人たちから批難の嵐を浴び・・・。
「こどもが泣いてるぞ!」(バール前にたむろっていたおっさんたち)
母心の声「知ってますー!」
「暑いのよ。」(スーパーの店員)
母心の声 「こんなに待たされて、たらいまわしにされ、もぅ、あんたたちのせい!」
「これだから移民の女たちは何もわかっていない。
こんなところに連れて来ないで公園につれていけ!」(見た目独身らしいばあさん)
母心の声「公園帰りやっちゅうの。近くに身よりのない移民なりに苦労して子育てしてんねん。BK(関西人ならこの二文字。)」
「まぁ、可哀想に。ソフィアちゃん、見て。こんなに赤ちゃん泣いてるわよ。
おなかが減って必死なのよ。」(ノンナと小さい孫)
母実際の声「一時間前に飲ませました。だっこしてほしくて泣いてるんです。昨日もそう。」
「おなかが減ってるのよ。」(ほとんどの人たち)
母実際の声「だっこです!だっこなんですってば!」
まぁ見事に思っていることを次々に口に出してくれる
いちいちうるさいイタリア人たちのお陰で
ストレス感知のメーターは急上昇で振り切れる寸前。
家に帰って、こどもをおぶって夕飯を作りながら、
焼こうと思っていたりんごけーきも焼きストレスを発散。
そして冷静になって考えて・・・
● 何かが出来るようになる前はおっぱいをたくさん飲み、良く寝る。
● 夕方は疲れている。
● 離乳食がはじまっておなかが気持ち悪いのかもしれない。
● 月齢が小さいので外での用事は一時間以内で済ませる。
と自分を納得させる。
なんと寝る前に初逆寝がえり。
やっぱり成長前でおなかが減って訴えていたんだろうなと。
疲れたので寝かしつけながら一緒に寝てしまったのでした。
「子どもと一緒に自分も育つ」