ひよこまめのEveryday

還暦過ぎたおばさんの日常。

ドラマ、映画、舞台、本、音楽などの感想も。

ヅカロー言いたい放題(ちょっとネタバレ)

2022-09-21 10:58:51 | stage

まさに台風一過。

いきなり涼しくなりましたね。

「3連休+台風で在宅勤務」で狭い家の中に家族がわさわさしていた日々も終わり、今日はようやく一人でのんびりの平日です。

心配していた台風は、こちらは大したことなく通過してくれて、日曜日の宝塚観劇も無事行ってこれました。

今回は宙組公演 

TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE HiGH&LOW -THE PREQUEL-

ファッシーノ・モストラーレ
『Capricciosa(カプリチョーザ)!!』-心のままに-

いつもながらよくわからんネーミングですが(^_^;)、要するに前半はミュージカル、後半はショー、でございます。

 

このミュージカル「HiGH&LOW」、発表になった時には正直「え~」という気分でした。

だって、「HiGH&LOW」といえば

これでしょ?ぶっちゃけ、ヤンキー集団の話じゃないですか(身も蓋もない言い方・・・

清く正しく美しい宝塚で、なんでこんなのをやるの と思って、今回は観なくてもいいや、と思っていました。

でも、ポスターが出て

行く(即決)

いつもはこちらから誘う娘から、今回は「ハイローファンの友達と行きたいから、チケ取り指南して」と言ってきて、宝塚をあまり知らないハイローファンにも期待されたようで、チケット争奪戦もいつも以上に厳しかったようでした。

 

今回も私は夫と観劇。

幕が下りたときに夫が半笑いで「面白かったじゃん

そして、後ろの列のカップルの彼氏が興奮気味に「すげー、こんなのあり?(笑)(笑)(笑)」

と言う反応が印象的だったヅカ版ハイロー、通称「ヅカロー」、まさに「ヅカロー」でした。

オリジナルのハイローの方には

・山王街二代目喧嘩屋 山王連合会

・誘惑の白き悪魔 White Rascals

・漆黒の凶悪高校 鬼邪高校(「おやこうこう」と読みます)

・無慈悲なる街の亡霊 RUDE BOYS

・復讐の壊し屋一家 達磨一家

という5つのヤンキー集団が登場。

これはヅカローでもちゃんと登場します。

このそれぞれのチームでの「ダンス合戦」がもう、カッコイイ~♡♡(≧∇≦)キャー

 

で、のっけから「舞踏会」ですよ。え?ダンパ(ダンスパーティー)じゃなくて?舞踏会?

そこで繰り広げられる舞踏会は「あれ?これってロミジュリだったっけ?」

 

もうねー、その辺でもう可笑しくて可笑しくてマスクの下で笑いが抑えられなくて。

 

主人公は山王連合会のコブラ。シュッとしてノーブルの代表みたいな宙組トップ・真風涼帆が演じます。

ヒロインは「あたし、あと半年で死んじゃうんだ」という、トップ娘役の潤花が演じるカナ。コブラの幼馴染。

「コブラ、あたしの思い出作りに付き合ってよ」ということで、コブラとカナは生まれ故郷の街中を二人で巡り歩く、で、ヤンキー集団が「最近、コブラ、付き合い悪くね?」「女とつるんでるらしいぜ」「なんだぁ、あいつ」みたいな・・・

いや、そこまで単純ではないけど、正直ストーリーなんてどうでもいい、ヅカファンにはただただ男役を堪能する「男役祭り」な作品でした。

これ、ハイローファンにはどうなの?

いや、そもそもハイローファンが、なにが良くてハイローファンなのかもわからないんだけど・・・

でも、オリジナルハイローから想像する「ひげ、強面、筋肉、汗(と、あんまり頭良くなさそうだけど気持ちはまっすぐ)」みたいなのが好きな人たちに、それ全部タブーみたいなヅカローはどう受け止められるのか・・・

あと、ヅカファンとしては、ゆりか様(トップスター真風涼帆)に「ちげーよ!」とか「~じゃねーか!」とか、あんまり言わせないでほしいんだけど・・・・

宙組でわたし的に一押しのズンちゃん(桜木みなと)のスモーキーの描き方が中途半端なのも気になったし・・・

いろんな意味で面白かったし楽しめたんだけど、そういうモヤモヤもかすかに残った観劇でした。

 

ショーの方はいつもながらの、というか、さすがの、というかの藤井大輔作品。

イタリアの各地を巡るショー。

メリハリのある場面転換と、後半の「ミ・アモーレ」メドレーは見応えありました。

宙組、組としての完成を感じます。

ということは、次が見えてくるということで・・・

なんとなくそんな予感も漂うショーでした。

 

 

 

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