週末に東京へ、歌舞伎「ルパン三世」を観に行ってきました。
テレビ効果もあったのだと思うのですが、満員御礼だそうです。
本家ルパンも生まれてない時代の話ということでパラドックスもいいとこなんだけど、下手に「タイムスリップもの」にはせずにこの時代の話として押し通したのは、なんでもありの歌舞伎だからできること、と思います。
「ルパン三世」のアイコンをきっちり盛り込んだうえで、伝統的な歌舞伎のお約束事もフルコースのように入れ込んでいて、なんと見事な脚本なんだろうと唸りました。
それでまた、この一見ハチャメチャに見える「新作歌舞伎」が、今だからこそできた、わけではなく、歌舞伎としては王道であることがまたすごいなぁと思うわけです。
つまり、その時代の時事をネタにして観客を思いっきり楽しませる、という。
数年前のワンピースにしろ今回のルパンにしろ、100年200年先に「当時の流行りを元に作られたお芝居」として通用するものを、と作られているというのが本当にすごいなぁと、歌舞伎に携わる人たちの気概や覚悟が感じられる舞台でした。
今週の土曜日、23日に生配信があって、年明けまでアーカイブもあるようなので、お時間のある方はご覧になってはいかがでしょう?
今回はゆっくり遊んでいる時間がなかったので、帰りに銀座から日比谷まで歩いて、クリスマス気分を味わってきました。
東京ミッドタウン日比谷のイルミ。
ここから右方面に行くと・・・東京宝塚劇場があります・・・
切ない・・・
先週は雪組千穐楽の生配信があったのだけど、迷った挙句、観れませんでした。
ホントは見てあげることが応援になるのだとはわかっていても・・・自分としては、わだかまりなく観れるようになるまではダメかもな・・・ダメというのは、観たいな、観ようかな、と思っても実際に見ることができない、という意味で・・・どうしても辛くて見ることが出来なさそうです。
でも、この時は日比谷シャンテの中にあるキャトルレーヴ(ヅカグッズの公式店)に行ったり、小さな会場でしたが衣裳展を見たり、はして、少し気持ちが慰められました。
やっぱり私は、宝塚歌劇が好きです・・・・・
先週末、劇団から、年明けからの公演数の縮小などが発表されたのだけど、散々チケットを売り出しておいてからの日程変更はあんまりなやり方で、少しずつなだめている気持ちがまたざわついてしまいました。
とにかく会社がダメダメだ・・・劇団員のこともファンのことも大事に思っている気がしない。
そういう部分で、先行きに光が見えなくて辛いのです。
この年末は、今まであまり経験したことがない気がする「年が改まることに希望が持てない年末」です・・・
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