まずは、恥ずかしながら昨夜の夫とのやりとりをご覧ください・・・
夫はこのところまた休みなしの日々で、昨日も5時半起きで「もう疲れた・・・休みたい・・・」と言いながら出勤していきました。
なので「今日は早く帰る」という言葉も、今日はそうだろうと思っていたところ、この体たらく。
そして、「乗り越さないように」と忠告したにもかかわらず、この後1時間近く後になって「三本松っていうところにいる」と電話が来ました。
三本松って、ここ。
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ご覧の通りの山の中。もちろん無人駅。
目が覚めて降りてみたらここで「もう電車ないから、始発までここで待ってから帰るね」
はぁ?こんな真冬の山の中で一晩???
腹は立つけど、お風呂上りだったけど、迎えに行くしかない(素直に迎えに来てって言えばいいのに)
でも時間は深夜。行く先は山の中。
国道165号線に入れば一本道みたいだけど、真正の方向音痴で、歳のせいで目も怪しくなってきてるので、一人で行くのは不安。
ということで、娘に電話して一緒に来てもらうことにして向かいました。
もう、想像以上の山の中。
もうちょっと時期が遅かったら雪があって行くに行けなかったかもしれない。
暗いし、山道だし、スピードも出せず深夜1時半ごろ駅に到着。
酔っぱらいは改札外の隅っこに縮こまって寝てました
クラクションを鳴らしてもびくともせず、娘が車を降りて起こしに行き、「寒い・・・寒い・・・」と言いながら車に乗り込んできました。
やれやれと思ってホッとしたのもつかの間、この後あんな恐ろしい思いをするとは。
道のりはほぼ一本道ではあったのですが、街灯もない真っ暗な山道なので、一応ナビを設定しました。
Uターンして来た道を・・・と思っていたら、ナビは「この先を右」と言います。
方向感覚が全くない私なので、こんな真夜中に山の中で迷うのはまっぴら、とナビに従うことにしました。
そのナビ様が案内してくれた道がこれ。
なんでまたこんな道を・・・・・
完全に森の中の山道で、なんと、行く先々に鹿がいっぱい居るのです
もちろん避けてはくれるけど、「こんな時間に人間が何しに?」って感じでそんなに遠くまでは行ってくれない。
カーブを曲がったら、トナカイかと思うような立派な角の牡鹿が2頭、ちょっと先に避けてくれるだけで遠くまでは行ってくれなくて、「どいてどいて~」と言いながらゆるゆる走るものの、向かってこられたらどうしようという恐怖が。
その先のカーブのとこには、親子と思われる鹿がお食事中だったり。
みんな、全然「うわっ」って感じで逃げたりしなくて「なんだぁ、今頃」って感じでこちらを見ています。
鹿は穏やかな動物なはずで、ましてや車になんか襲ってはこないとはわかっていても、そして昼間ならまだそんなでもなかったと思うのだけど、深夜の野生のシカ、怖かったです・・・
しかも、周囲は完全な森。
夜中の真っ暗な森は怖いです・・・・・ホラー映画とかミステリー映画とか大好きな私だけど、現実の夜の森はそんな作り物とは比べ物にならないくらい恐ろしくて、森の方に目をやることができませんでした。
ナビなんかに頼らず、素直にUターンすればよかった・・・
なんとか帰り着いたのは2時半過ぎ。
ここからがまたひと騒動。
夫はまだ酔っぱらったまま、寒い寒いと言いながら布団の中で縮こまって大いびきなんだけど、あまりに身体が冷えていて一緒の布団の中にいる私までが冷えてくる始末。
こっちの方が眠れなくて、そしていつまでたっても「寒い寒い」と言いながら寝てる夫も気になって、4時過ぎにお風呂を入れて夫をたたき起こし溺れないように見張りながらお風呂に入らせ(長いなと思って見に行ったら案の定、湯舟で爆睡)、5時ごろにようやく人心地ついて眠りにつきました。
そして朝。
当然ながら、夫は寝坊です。起きたら9時。その9時から大事な会議があったらしいのですが。
私はあえて起こしませんでした。
夫は「最低だ・・・もう仕事辞めた方がいいのかも・・・」と見たこともないほど落ち込んで出勤していきましたが・・・
そう思うならもう酒やめれ。
同情はしないよ。
そんで、こんなことで仕事辞めないでね。
はぁ・・・この先、これ以上面倒なことを起こさないでくれますように・・・
そして・・・眠いよぅ・・・・・