ひつじが一匹ひとりごと

自然的生活楽術
ナチュラルでハッピーな食いしん坊生活 

周産期医療

2021-08-21 04:56:00 | 日々の事
おはようございます。

周産期医療はもともと厳しい状況で綱渡りなのだという経験をしているひつじです。

自宅療養中のお母さんが自宅で自力出産をされ、産声を上げたベビーが亡くなったニュースに胸が痛みました。

20年前、40度の熱が続き5分を切る陣痛三日目の深夜も、「午前中にひとり退院したから受け入れ可能」とひつじの搬送先が決まったのは、とても幸運でした。

2ヶ月早産だった娘は、救急車内で生まれたた為、NICU到着時は20分以上の無呼吸で全身土色の仮死状態でしたが、すぐに人工呼吸器などをフル装備していただけました。

娘の命を救ってくれた聖マリアンナ医科大学病院は、重症コロナ患者の受け入れをしていて後遺症外来もある病院です。

先日のNHKでは、その病院の救命救急の医師や看護師が奮闘する姿や、新たに病床を増やす様子をみました。

20年前は生みたい病院を選ぶ事も出来たけれど、今、大学病院は高齢妊婦の帝王切開が増え、出産予約をとるのは非常に困難だと聞いています。

重症ではなくてもコロナ患者の妊婦と生まれた瞬間に濃厚接触者となり様々な設備が必要となる早産ベビーを受け入れてくれる病院は、とてもとても限られてしまうのでしょう。

しかし、コロナ患者を受け入れている病院は全体の僅か5%だとの事。

酸素センターや野戦病院的な「一時しのぎ」に税金を投じるよりも、やるべき事があるのではと思います。

個人的にはベッドを増やし補助金をもらいながらも患者の受け入れを拒否し続けてきた病院の名前は公表しても良いと思います。補助金も返金して貰うべきです。

今、このニュースを見ている妊婦さん達、そのご家族は、どんなに不安に思っている事でしょう。

妊娠中のストレスは胎児にも強いストレスの癖を与え、生まれた後の発達に大きな影響が及ぶことを精神科医の神田橋先生は指摘されています。

小さな命のご冥福を祈ります。




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