この日がやってきました。
半年前の暑い日に、入院患者さんの家族から、父への音楽療法の依頼を受け山梨医大の病室にて音楽セッションを行いました。本人は殆ど目を開けることはありませんでしたが、付き添いの家族(妻)は音楽を通じ目に涙をため本人(父)に寄り添う姿が印象的でした。帰り道、家族と山梨医大のスターバックスでお茶をしました。とても暑い夏の日で、小豆シェイクをスタッフに勧められ、冷たいシェイクを飲みながら、「病院内にホッとできる環境があるって素敵ですね。今度ここで、コンサートとかできたら良いですね」と家族と会話したことがきっかけでこの企画を実現したいと思い。スターバックスの協力のもと、ささやかなライブを2月28日に実現することになったのです。
題して「音楽と珈琲のある風景」
歌:おおたか静流 鍵盤:大友たけし
パーカッション:小田切佳仁
入院患者さんをはじめ、たまたまお店を利用しにきているお客さん、病院スタッフのみなさん。色んな方が珈琲と音楽を楽しみに集まってきました。もちろん、あのお父さんも娘さんと看護師と一緒に遊びに来てくださいました。
笑いあり、涙ありの30分、おおたかさんの歌声は、心に広がり、大友君のアコーディオンはどことなく、懐かしい思い出を感じさせてくれた。
病院にいると,外にでる機会が少なくなる。
けれど、外に楽しいことがあると、そこに行きたいって思う。それだけでも、今回の企画は大成功。
音楽が少ししか聴けなくても、珈琲屋さんへ行く途中、空は青く、風が気持ちよかったとの声が聞けた。
自分で移動できなくても車イスを家族がおして、ここに来ることができた。
みんな日常の当たり前の風景。
この当たり前の風景を大切にしたい。
人間として当たり前の風景を感じていたい。
もう一カ所、病院のご理解をいただき、そのままの足で小児科病棟へ
プレールームで、子供達が首を長くして待っていてくれました。
おおたかさんが優しく語りかけるように歌い出す。
僕と大友君はその声に身を委ね子供達に音楽で話しかけました。
子供達は、音が大きいと耳を塞ぎます。
やさしく、やさしく、そっと、そっと、
おもしろく、やさしく、そっと歌いかけました。
次第に塞いでいた手が離れ、笑顔でリズムをとってくれた。
プレールームの外で子供を抱く母親
母親の腕にたまごマラカスをそっと渡す。
小さな音で鳴る卵マラカスに反応する子供の姿。
シャカシャカ♪
家族より、プレールームに来られなかった子供達も布団の中で
耳を澄ましていたと、
音楽は、空気を伝わって心につながっていくんだと改めて感じた。
今回のコンサートはマイクを使わなかった。
沢山の人の前だと、マイクを使わないと相手に聴こえないのではと心配していた自分がいた。
けれど、やってみてわかった。
相手が遠くにいて聴きたくても聴けなかったのなら、私たちがそばに行って歌えばいいんだ。
当たり前の風景。今日一日で色んなことを感じ学んだ。
今回の企画は、スターバックスさんの協力や病院関係者のみなさんはじめ、友人、看護学校時代の後輩や、山梨医大生のこまどりボランティアのみなさんなど、多くのボランティアによって
実現することができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
いい一日でした。
ありがとう。
半年前の暑い日に、入院患者さんの家族から、父への音楽療法の依頼を受け山梨医大の病室にて音楽セッションを行いました。本人は殆ど目を開けることはありませんでしたが、付き添いの家族(妻)は音楽を通じ目に涙をため本人(父)に寄り添う姿が印象的でした。帰り道、家族と山梨医大のスターバックスでお茶をしました。とても暑い夏の日で、小豆シェイクをスタッフに勧められ、冷たいシェイクを飲みながら、「病院内にホッとできる環境があるって素敵ですね。今度ここで、コンサートとかできたら良いですね」と家族と会話したことがきっかけでこの企画を実現したいと思い。スターバックスの協力のもと、ささやかなライブを2月28日に実現することになったのです。
題して「音楽と珈琲のある風景」
歌:おおたか静流 鍵盤:大友たけし
パーカッション:小田切佳仁
入院患者さんをはじめ、たまたまお店を利用しにきているお客さん、病院スタッフのみなさん。色んな方が珈琲と音楽を楽しみに集まってきました。もちろん、あのお父さんも娘さんと看護師と一緒に遊びに来てくださいました。
笑いあり、涙ありの30分、おおたかさんの歌声は、心に広がり、大友君のアコーディオンはどことなく、懐かしい思い出を感じさせてくれた。
病院にいると,外にでる機会が少なくなる。
けれど、外に楽しいことがあると、そこに行きたいって思う。それだけでも、今回の企画は大成功。
音楽が少ししか聴けなくても、珈琲屋さんへ行く途中、空は青く、風が気持ちよかったとの声が聞けた。
自分で移動できなくても車イスを家族がおして、ここに来ることができた。
みんな日常の当たり前の風景。
この当たり前の風景を大切にしたい。
人間として当たり前の風景を感じていたい。
もう一カ所、病院のご理解をいただき、そのままの足で小児科病棟へ
プレールームで、子供達が首を長くして待っていてくれました。
おおたかさんが優しく語りかけるように歌い出す。
僕と大友君はその声に身を委ね子供達に音楽で話しかけました。
子供達は、音が大きいと耳を塞ぎます。
やさしく、やさしく、そっと、そっと、
おもしろく、やさしく、そっと歌いかけました。
次第に塞いでいた手が離れ、笑顔でリズムをとってくれた。
プレールームの外で子供を抱く母親
母親の腕にたまごマラカスをそっと渡す。
小さな音で鳴る卵マラカスに反応する子供の姿。
シャカシャカ♪
家族より、プレールームに来られなかった子供達も布団の中で
耳を澄ましていたと、
音楽は、空気を伝わって心につながっていくんだと改めて感じた。
今回のコンサートはマイクを使わなかった。
沢山の人の前だと、マイクを使わないと相手に聴こえないのではと心配していた自分がいた。
けれど、やってみてわかった。
相手が遠くにいて聴きたくても聴けなかったのなら、私たちがそばに行って歌えばいいんだ。
当たり前の風景。今日一日で色んなことを感じ学んだ。
今回の企画は、スターバックスさんの協力や病院関係者のみなさんはじめ、友人、看護学校時代の後輩や、山梨医大生のこまどりボランティアのみなさんなど、多くのボランティアによって
実現することができました。感謝の気持ちでいっぱいです。
いい一日でした。
ありがとう。