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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

戦いの歌で気勢を上げる!(こころの仕組みを活かす 5/10)

2012-11-26 | 第七章「光と復活体」

 今の時代は、7世紀の古代日本に似ているようである。7世紀も強大な大国の唐が勢力をのばし、朝鮮半島や日本を脅かし、教科書でもならう白村江の戦いで唐・新羅連合軍と戦かい、敗戦を迎える。

 持統天皇も、そんな時代に生きた。そして、実に若いころは、祖母の皇極天皇や父、夫、そして兄弟と共に難波京を離れ、九州まで戦いの旅をする。そして、旅の中で草壁皇子を産んだりする。

 熟田津に船乗りせむと月まてば潮もかなひぬ今は漕ぎいでな(萬葉集)

 という有名な額田王の歌も、実は白村江の戦いに向けて、船団の移動を鼓舞する歌である。額田王は柿本人麻呂と共に、7,8世紀を代表する日本の詩人であるが、その生涯も持統天皇に引けをとらないほど波乱万丈であり、力強く生き抜いた人でもあり、興味はつきない。

 戦いは、極端な行動かもしれない。実は弱さを秘めていたり(現実はいつも厳しいものだ)する中で、防衛機制の一つとしての反動形成というこころに仕組みが背景にあるようだ。

 自分の歴史を振り返ると、この反動形成は大事で、それ故に今があるとも思える(生き残ったとも言える)。U先生の「生き甲斐の心理学」では98ページに次の説明がある。

 反動形成:自分の弱さを人にしられたくないし、自分でも認めたくないので、それを克服すべく他に極端に走る事。

 この心の仕組みにより、泣き寝入りせず健全に成長できたり、危機を未然に抑え込んだり・・・いろいろである。しかし、このこころの仕組みは、「生き甲斐の心理学」によると、自分が反動形成を今しているなと、こころの何処かに意識化することが大事。

 そうでないと、ますますエスカレートし状況が悪化したり、自分の弱さ(問題)が秘められていることを思い出すこともなく、真の問題からどんどん離れてしまう。

 こころの仕組みを活かす 5/10

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