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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

縄文時代を研究すると気になってくること!(縄文からの風 ⑦ 4/10)

2015-03-24 | 旅・雑記帳

 5000年前の12号人骨さんの生きていた時代が今猛烈に関心がある。一番興味があるのは、やはり生き甲斐や自己実現の問題なので、自然に当時の宗教とか文化に興味深々となる。その中で、U先生に教えていただいた、「最古の宗教」(古代メソポタミア ジャン・ボテロ著)(りぶらりあ選書・法政大学出版部)は実に刺激的だ。

 佐原真先生の古代文明年表(遺跡が語る日本人のくらしP18)は4大文明くらいしか知らなかった私にとって、眼がまるくなる年表であるが、それを観て気が付くのは、縄文文化はともかく、世界の文明が西アジア(メソポタミア文明他)を中心に発展してきたかなと思わせるところがある。もちろんその「文明?」は日本にも弥生時代ことに怒涛のごとく押し寄せるわけであるが、西アジアの特異性に驚く。

 考えてみれば、西アジアは6万年前ごろに我々の祖先ホモサピエンスがアフリカを出発して世界に散らばっていくのだが、今まで言われてきた二つのルート、一つは北ルートでシナイ半島を経由しパレスチナから西アジアに到達。もう一つは南ルートでアデルバンデブ海峡から紅海をわたりアラビアにわたり海岸を伝わって西アジアに至るルートがあるのだ。そして、どちらをとるにせよ、西アジアは祖先にとってはアフリカを出発してから最初に到着する本格的な肥沃な土地なのではないだろうか。

 そこは、チグリス・ユーフラテス川周辺であり、エデンの園そのものだったかもしれない。シュメール文化からバビロニア・・・文字で当時の文化がかなり残されていることもあり、日本の縄文文化を思索する上でもとても参考になるようだ。

 もう一つは、縄文時代の環境に似ている現在の地球上の文化研究だ。これまた実に不思議なのだが、私が小学生のころに約一年滞在したアラスカのハイダ族などがその対象だ。すでに、縄文文化の研究者たちがアラスカを訪れたりして、いろいろ比較研究をしている。

 この分野は宗教学でも関心が高い文化で、これまた山ほど研究所があり興味深い。その外いろいろあるが、今日の妄想はこのあたりで・・・

縄文からの風⑦ 3/10

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