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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

へんな行動もポジティブな意味が・・・(時の旅② 9/10)

2013-10-18 | 第七章「光と復活体」

 上野動物公園でプレりードッグを見ることができて幸せであった。愛嬌のある動作・行動を見ていると、本当に和むというか、顔の筋肉が緩んでくる。プレりードッグは北米のプレりーに繁殖した動物のようだが、厳しい自然の中で、何でこうまで人を和まらせるかちょっと不思議だ。

 余りに可愛いので、フェースブックやYouTubeに掲載してみると、結構反響があり嬉しく思う。多くの人に愛されるような可愛さがあるようだ。

 さて、人には様々な行動のくせがある。プレリードッグのようにホラホラと人に見せたくなる行動がある一方、自分でも違和感のある行動や、人様が観るとへんだなと思うようなことも。

 私には幼いころから小学校1年生ころまで、人の手の甲を噛み付く癖があった。何か愛情を受けられずもやもやすると、ひたすら手に噛みついて離さない。そんなへんな行動だ。自分の心の内をうまく伝えられないもどかしさもあったのだろう。

 こんなこともあった。幼稚園に通園し始めたころ、母が迎えにくるかわりに伯母が迎えに来てくれたことがあった。母が来なかった寂しさもあったのだろう、その怒りを伯母に向け噛み付いてしまった。噛み付いてずっとはなさなかったが、伯母は対処方法をすでに身につけられていたのか優しく鼻をつまんで息ができないようにするのだ。それで、噛むのを止めても、そのあとは結構優しくしてくれた記憶がある。

 この伯母さんには、それからも、武蔵野のお住まいに遊びに行ったりして大変お世話になったが、何年か前に大病に伏せられてしまった。一度病院にお見舞いに行かせていただいたが、そのとき噛み付いたことをふと思い出し、伯母さんの手を、ちょっと戸惑ったが握らせていただいた。昔と同様に暖かい手であった。残念なことに、しばらくして伯母は帰天されたが、私のちょっとした成長を天国で喜んでくれているかなと、ふと思ったりする。

 動画には決してならない、私にあったネガティブな不思議な行動は、今考えると何かポジティブな大きな意味があったように思う。U先生もテレビで裏の行動の意味をポジティブに思索することを勧めていらしたが、本当だと思う。

 時の旅② 9/10

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