イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

母のような紫陽花

2006-07-09 | 2006年度(1/13まで)
 三好達治のデビュー作「乳母車」は、次のように始まる。  

   母よ――
   淡くかなしきもののふるなり
   紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり

三好達治の愛の原型とも取れそうな詩である。
そして梅雨に彩りを添える紫陽花が優しく、そして悲しい母のイメージに結びついているようだ。

 優しい肌触りの葉を持ち、逞しく咲き続ける紫陽花は、母のようであり、桜花のように散りそうな男とは生命力が違っているようだ。


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