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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

≪無意識に理想で傷つける≫に気おつけて!(明るい感情を大切に 2/9)

2011-12-13 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 心理療法家のU先生から、人が混同しやすい二つのことを教えていただいたことがある。それは≪理想と現実の混同≫と≪自分と他人の混同≫だそうである。確かに、じっくり自分の実態を考えてみると、そういう混同があるんだなと思う。

 しかも、その混同は意識の世界というより、無意識の世界に入り込むようで、思わずハッとするような失敗をして気がつくことも。

 自分も含め人は、~べきだ。~であるべきだ。という理想領域をもち。一方それが達成しないでいる現実の中で生きている。そのギャップが感情(不安、怒り・・・)と考えると何となく納得できる。ところが混同が始まると、どこか現実を忘れ(身の程知らずで)理想から、全能感の中で自分ではなく他人を責め立てることがある。

 こういうことを書きながら、何となく若いころの失敗を思い出した。高校、大学と学園紛争の時代であったが、考えようでは、理想が吹きまくり現実が置き去りにされる時代の先駆けだったようだ(現代の、情報社会はまぎれもなくその傾向が顕著)。

 あるサークルに参加していたが、生贄の子羊(仲間の中で、誰かが何かの拍子で集中的にいじめにあう)ではないが、自分も率先して理想からある人を責めた記憶がある。破壊は簡単に訪れる。そして、その人との関係は切れてしまった。

 ≪理想≫、≪現実≫、≪他者≫、≪自分≫。この関係の中でいじいじと悩むのは何ともみじめな感じであるが、それを単純化して破壊の導火線に火をつけるのは結局は自分も他者も不幸にすると考えたほうが良いようだ。

 しかし、いくら破壊されても、先日の月蝕ではないが、正確に太陽、地球、月は軌道を回り、宇宙は何もなかったかのように維持されていく。人は生きている限り希望するように作られているのでは。クリスマスが近い。

明るい感情を大切に 2/9

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