仕事や学業の場、生活を共にしたりする家族、様々な縁での集団・・・そんな社会は世話をし世話をしてもらう場であるが、結構厳しい場であり、個々の個性を育んでくれたりすることは殆どないと言ったほうが良いかもしれない。
そこには、競争があったり、利益追求があったりで、本当に大事なことが大事にされているかというとどうかなとも思う時も。それが普通なのである。
そうした社会の中を逞しくイキイキと生きるにはどうしたら良いか?U先生の生き甲斐の心理学はもちろん大事なのだが、もう一つ哲学や宗教の世界もおろそかにできない。
学生時代。私は創造工学という学問にこった時期がある。そして、その影響もあり、縄文最後期ごろの紀元前300年?ころの中国の思想家、荘子を夢中で読んだ時期があった。無用の用という言葉は、どこかで聴いた方も多いと思うが。基本的にはそれである。魂論的には縄文時代にもあったといわれる、輪廻転生の思想に近いかもしれない。そして、無用の用といわれるような、その社会での有用性を越えた個性の美というか・・・そういうものに価値を見出す思想で、自分の人生を変えたところがあった。
そして、自分の個性を大切にしだすと(自分で大切にするのが大事)、何かが変わってくる。その中に自由な躍動感が生まれる。そして、自分を大切にするように他者も大切にしだす。今、私はクリスチャンであるが、荘子の思想は実に合理的で特に違和感は感じない。一人ひとりの個性を真面目に考える視座は同じだと思う。
さて、今日はくらやみ祭り。これから府中に出かけよう。
仕事とか家庭とか 2/10