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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

『生き甲斐』を意識すると良いみたい!(自己愛のことを知ろう 9/10)

2012-09-21 | 第五章「和解と平和」

 昨日は一日オフ。A先生の太極拳のレッスンのあと、八王子で用事をすませて自宅でのんびりした。そして『竹取物語』(付 現代語訳 中河與一訳注 角川文庫)を読んだ。竹取物語は、子供時代に読まれた方が多いと思うが、還暦を過ぎてもいろいろ考えさせられる。奈良時代に特別の関心を持っていることもあるが、何故、この小説が1300年以上の歳月を経て、今でも教育的にも語り継がれるのかも考えさせられる。

 竹から生まれたかぐや姫。始めは三寸(約9cm)という小人。そして、育ての父母である、翁と婆に育てられる。そして、成長し求婚をする5人の貴族、ついには時の帝が。しかし、かぐや姫は天の人であることをあかし、最後には羽衣を着て月に帰ってしまう。帝は嘆き、かぐや姫にもらった不死の薬と手紙(この世の幸福の象徴?)を天に一番近いという富士山で焼いてしまう。

 奈良時代は、謀略が横行した時代である。そして、登場人物にも、奈良時代の代表人物、藤原不比等を指すといわれる人物(車持の皇子)がでてくる。謀略・奇策にたけていて、かぐや姫もあやうく騙されそうになるが、ひょうひょうと生き抜く。

 世の中は、生き抜くための競争に知らず参加するところがある。そして、無視したり無視されたり、利用したり利用されたり、そういう現象が良いにしろ悪いにせよおこってくる。その中で、精神的に参らず生き抜くには何か必要か?

 かぐや姫は三寸(約9cm)で生まれ、産みの父母に育てられたわけでないのに、劣等感とは無縁ですくすく育つ。そして、海千山千の貴族がやってきても難なくのがれ、Going my wayである。しかも、周りの人にも優しい。

 『生き甲斐の心理学』でいうと、『生き甲斐』(自己実現)の領域が生まれながらにして安定しているようだ。

 ①何のために生きているか?②生き甲斐は何か?③自分(身体、生育史、魂)を大事にしているか?

 以上3つの問いかけは、『生き甲斐』の領域の自問自答として、回答が無くても考えるだけで良いと言われる。かぐや姫は生まれながらに、三つの自問自答を身に着けていたようだ。

 自己愛のことを知ろう 9/10

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