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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

呼びかける<声>を考える!(感情から観たゆるし 9/10)

2012-09-11 | 第四章「愛とゆるし」

 先週の土曜日に、不思議なご縁で「ボイスアップ・トレーニング」を受講した。そして、声のプロの宮川晴代先生から指導を受けたが、とても勉強になった。そして、先生の御本を読みながら、声についていろいろ考えさせていただいている。声とは何か、メッセージとは何か・・・そんなことも考えさせられた。

 実は、所属するNPOの仲間が最近、お能を始める方が多く、時々謡(うたい)の話をされ、気になっていたのだ。幼いころは、祖父母の家がとなりにあり、しょっちゅう出入りをしたが、祖父が能を趣味としていたこともあった。

 五感の中での聴覚は不思議だ。五感はそれぞれ特徴があるが、聴覚は明確な自分への方向性を意識させられるメッセージ指向の感覚だ。20年前に父が亡くなったが、その後、父の夢を何回か見たが、一番強烈だったのは、父が私の名前を呼ぶ夢であった。呼ばれて、驚いて目覚めたものだ。聴覚が研ぎ澄まされると他者と自分が強烈につながり、メッセージがどっと押し寄せる。

 その反対に、声を出してメッセージを発信することを考えてみる。声を出して話たりすることは、過去沢山やってきたが、最も印象に残っているのは、7歳の時にアラスカの小学校の時である。全て外国人の中で、初めて声を出したことだ。先生から問われ英語が分らないので、しかたなく日本語を声をだして話したのだが、その時の自信のない声。

 発した言葉は日本語なので、幼いながら相手に通じるとは思えなかった。ただ、その声には感情が載り、それを相手の先生が理解した。コミュニケーションは、単なる言語操作ではなく、生命体の叫びなのだろう。

 カール・ロジャースの心理療法の必要にして充分の6条件から考えると、純粋と一致で受容と共感がある簡潔なメッセージを伝達することなのだろう。

 そして、メッセージを受け思考が変わり、暗い感情が明るい感情に変わっていく。

 感情から観たゆるし 9/10

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