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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

あこがれのNara・・・からの宝物! (傾向と渇望 3/10)

2010-10-18 | 第三章「無意識の世界」
 昨日は、休日を満喫したが、NHKの≪あなたの知らない奈良≫を見たり(里中満智子さんを映像で初めて拝見し感激)、黒岩重吾の≪天の川の太陽≫を読み、壬申の乱に思いを寄せたり、町田の万葉植物園で草木を愛でたりした。

 一日、奈良なのである。

 さて、自分の傾向と渇望を心理学的に学んでいると、例えば、昨日のように自分の元気のもとが、父から学んだことだったと気付いたりする。そして、父は祖父からきっと学んだはずだ。・・・ということで、父や祖父母の影響が自分の性格形成に大きな影響を与えていることが分かる。

 祖父母の影響を与えたのは、さらに3-4世代前だが、もう情けないことに殆ど情報がない。しかし、祖先は必ず存在する。そして、40代から50代祖先を遡ると、飛鳥・奈良時代の祖先たちになるだろう。この時代、私の祖先は何を見、何をしていたのだろう。歴史上の人物も2の40乗とか50乗で増えていくはずの祖先の中で結構いるかもしれない。

 飛鳥・奈良時代は今の日本文化の原型が形成された時代だ。水時計が時を刻み、暦が整備される。お金ができて、税金(租庸調)も決まる。神話や歴史も整備され、日本語も整備され、日本という国名も決まった。半島を中心とした複雑な外交政策もあり移住もあり、先端技術問題も先端思想・宗教もあっただろう。致命的な病気もあり。戦争もあり謀略や虐殺もあっただろう。人口は600万人とも言われる。

 その時代を、私の祖先は生き延びてきた。それは確かなのだ(だから私がいる)。
 そして、そのノウハウは、きっと私にも伝わっている。

(上の写真は春に行った、薬師寺金堂。下の写真は町田の万葉植物園にて)

傾向と渇望 3/10

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