イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

無償の愛と条件付きの愛!

2010-01-13 | 第三章「無意識の世界」

 昨日は、仕事も休みで午後は小雪が舞い散る中、久しぶりのボランティアに行った。仕事で福祉に係わること、ボランティアで福祉に係わることの両方経験したが、ボランティアの良さはその無償性(見返りを求めない)だと思う。

 日本も段々欧米化し、職務を果たし見返りに報酬をいただくという考えが徹底され、例えば変な例だがサービス残業を積極的に撲滅しようとする企業も増えているようだ。昔と比べ、無償の仕事(考えてみれば主婦などもそうだった)から遠ざかりつつあるのではないだろうか。そういう時代なのだろう。

 ただ、男も女も意外なことに無償性が本来は好きなように思う。

 私は孫が生まれ、まじかに孫娘と娘の日常を見ていて、いろいろな気づきがある。その中で、親子の関係は基本的に無償性が基盤にあるのではと思うようになった。母の無償の愛は有名であるが、子供も、よく観察すると無償で笑ったりし、それなりに愛を与えているように見える。非常に相互一体的なのではないか。だから、かつて幼子であった男でも無償の愛が判る。

 自分の愛の原型をあれやこれや想い、思索していると、この無償性の問題にぶつかる。昨晩は亡くなった円楽師匠の受験の時のお母さまの話をテレビで見ていたが、胸が熱くなった。

 自分の愛の原型。条件付きの愛を示した父母の記憶もあるが、条件なしの無償の愛と思える父母の記憶もある。

 さて、話はちょっと変わるが、生き甲斐と無償性はどこかで結びついているところがあるように思う。

(生き甲斐の創造 10/15)

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