イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

そら!

2008-08-15 | 第八章「魂と聖霊」

 立秋を越しても、暑さは増すばかりでしたが、お墓参りを済ませ中国・四国を旅して帰ってきました。

 八王子では味わえない、海や自然を堪能し、鳴門の大塚国際美術館で楽しんできました。旧交を温め、親戚とも楽しみ、幸せな時を過ごしました。

 父の実家から見た空、瀬戸内海沿岸で観た空、鳴門で観た空。今回は空も堪能しました。

 「そら」の記憶は幼い頃からありました。市ヶ谷の上空を飛ぶ不思議な形のP38戦闘機。ゆったり流れる雲と青空・・・

 その中で、36歳の時に、自宅のマンションのベランダから観た空の記憶があります。ちょうど35歳の夏ごろから一年、会社の労働組合の執行委員を務めたのですが、職場復帰前に観た空のようです。一年間の仕事を想い、これからの仕事を想い、幸福感に浸った時でした。

 エリクソンの8つの人格形成理論によれば、35歳からは7つ目の「世話」(Care)の時期になります。個人的な内面の深まりの23歳からの愛の時期を終えて、より相互的で社会的な広がりを見せる時期です。

 不思議なことにも、この時期に仕事もより広がりのあることを任されるようになり、また今の社会教育分野などの仕事の萌芽となるような経験も積ませていただきました。

 1980年代の後半。チェルノブイリ事故があり、チャレンジャー事故があり、男女雇用機会均等法や派遣労働法ができました。1989年にはベルリンの壁崩壊等、時代も大きく変わりつつあったようです。

 源氏物語での光源氏の君の35歳前後も、六条院を造り、物語が交響曲的に成りつつある時期であり、エリクソンの「世話」の意味を考えさせてくれます。

 私にとって、理論によると60歳までは「世話」の時期は現在進行形ですが、これから4回にわたり、「世話」の時期で見えてきたことなどを考えていきます。

<世話1/4>

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