クリスマスというとロウソクにともしびを灯す。電飾もいいが、やはりロウソクのともしびは良い。
部屋の僅かな風で、揺らめくロウソクのともしびは余りに無防備である。蛍光灯やLED、液晶、クリスマスツリーの電飾・・、少々の風で揺らめくことはない。
カウンセリングや傾聴というと、聴きては無防備になれと良くいわれる。自分の心と対話する時も、やはり無防備が重要である。堅苦しく、風が吹いても大丈夫、といった態度では、自分でも他人でも本心が表れない。
私も、普段はこころの防備の壁を沢山作っている。こころの14の防衛機制をフロイトが発見してくれたお蔭で、この方面の研究は進んだ。心理学用語は難しいが、「やつあたり」、「人のせいにする」、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」など普段日常的な心の仕組みの研究である。
防衛機制は、生き残るために必要な重要な仕組みだが、やかんに映る姿のように、本来の姿を隠し、長い眼で見ると自分にとって好ましくないことがあった。
ロウソクのともしびを見つつ、静かなクリスマスを過ごしたい。
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防衛機制はユースフルライフ研究所の「生き甲斐の心理学」(植村高雄著)を参考にしました。