人間らしく

日記です

名曲喫茶の想い出は・・・

2019年06月27日 05時18分34秒 | 日記
 前日に続いて、「名曲喫茶」の想い出を記しておこう。
何かの用事で、片田舎から都会に出て行った時は、時間が許せばいつも「名曲喫茶」で時を過ごした。
聴きたい曲をリクエストしておけば、順番に聴かせてくれた。
その際、音楽を聴くことはもとより、レコードのジャケットを読むのが楽しみだった。
作曲家の紹介、曲目の解説、作曲にまつわるエピソード等、楽しく読ませてもらった。
その結果が、音楽を愛好する助けとなった。
ベートーヴェンが難聴で最後に指揮をとった「第九交響曲」の解説を忘れることはできない。
解説者によると、聴衆の止まない拍手に応えられずに、キョトンと佇んでいたエピソードは今でも、鮮明に覚えている。「名曲喫茶」は青春の証だった。
「名曲喫茶」が少なくなったのは、寂しい限りである。



                 咲 き 誇 る 紫 陽 花




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