私は成人するまで「チビ」であった。高校1年生の時の身長は146センチだった。
その間クラスの整列順は、常に前から3番目以内だった。
ちびっ子達の間では、1番でも後ろに並びたいと競いあったものだ。
高校の高学年になった頃、急速に身長が伸び始め、1年に10センチ以上伸びた程だ。
最後には、身長は170センチまでになり、常に後列で並ぶようになった。
「チビ」であることが悔しくて悲しかった。
その時の嬉しさと誇らしさは、現在になっても鮮明に覚えている。
「ちびっ子」の頃は、強烈に「劣等感」に苛まれたものだ。
小さくとも「山椒の実はピリリと辛い」と虚勢を張ったものの、辛い思いが続いた。
身長が伸びた後には、他人様を頭越しに人を見れるようになり、成人した実感があった。。
ある種の心のゆとりのようなものが出来たように思う。
身長の人間の心に及ぼす影響は、無視できないものがある。
春 の 遊 弋
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