hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

Aschaffenburg

2010-04-30 07:39:31 | Reise
プラハのアップはまたまた後回しにして、、、

Ashaffenburgに行ってきました
OO語にしようかと思いましたが、まぁクローズドなので良いでしょう。
ハンブルク手前、バイエルン州最北の街です。

あ、もしろん、仕事です、し、ご、と

前回は帰りの電車に走ったので、今日は余裕を持って駅に向かったら逆に30分ほど空いてしまいました

なので、ちょっとだけ駅付近を散策



↑ Johannisburg城
1914年に建築された大きな城。
ちょっと新しく感じてしまうのが恐ろしいですね。
中に入る時間はなかったのですが、観光バスが来ているくらいなので、今度時間を作って入ってみたいと思います



↑ Main川
城の前の風景です。
ライン川に次ぐ、有名な川です
ゆったりしているのがわかりますか



↑フランクフルトのフィッシュマルクト
マルクトですが、風車の模型があったりして楽しそう
ここもゆっくり観て回りたいです。



↑ 近くの教会
これも新しそうですが、でも景観にマッチしています。


散策する時間ができるとは思っていなかったのでなんの予習もせずに20分ちょっと歩きましたが、なかなか素敵なところです。今度はしっかり予備知識を入れてから歩きたいと思います






Rachlin & Maisky

2010-04-29 07:13:18 | Konzert
Julian Rachlin & Mischa Maiskyのコンサートに行ってきました
(プラハ旅行記は一休み

場所はGasteig


↑ 席から舞台を観た写真。
かなり後方です



↑ プログラム
かなり濃い~ですね


本日のプログラム
Beethoven: Vn Konzert D-Dur Op.61
Dvorak: Vc Konzert Nr.2 h-Moll B191
Brahms: Doppelkonzert a-Moll fuer Vn & Vc

Julian Rachlin: Vn
Mischa Maisky: Vc
Anu Tali: Leitung
Mozarteum OrchesterSalzburg

もう、コンチェルト三昧、しかも重めの3曲。
豪華~


以下、各論です。


●ベトコン:
ジュリアン・ラクリンの生演奏は初めてです
素晴らしい音色です~
低音の太い音から、高温のやさしい音色まで、すばらしいっ

しかし、音程外しすぎっ
つうか音も違う箇所も多々あり、落としてしまった音符も多々あり(作曲か)、、、、
ベトコンでここまで外されると辛いですな。

華やかなロマン派以降のコンチェルトと異なり、和声重視の音符で、しっかり演奏した先の音楽性が求められる曲。
それで外しまくったり落としまくったりしたら、、、、ねぇ

お客さんの拍手もなんとなく冷ややか


●ドボコン:
マイスキーも生演奏を聴くのは初めて
こちらは打って変わってブラヴォ~
まず、良い音色の持ち主ですね~
低音はもちろん、超絶技巧の高音までやわらかい音色で弾ききってくれます

ソロがかなり自由に弾いていて、オケがついて来れなかったり、崩壊しそうな部分も少なからずありましたが、それを超える表現があったと思います。オケもベトコンよりもノリノリでしたし、マイスキーの世界が感じられました。

ご存じの通り、かなりの難曲で、チェロを弾かない身にも相当な技術が必要なことがわかります。
最近の若手のような完璧な楽譜通りの演奏ではなかったですが、でもちゃんと音楽がありました。

お客さんも正直なので、拍手喝さい
正直ベトコンの拍手とは雲泥の差でした。

Vn弾きとしては忘れてはならないコンマスのソロも艶やかな音色で良かったです

ドボコンって良い曲ですね~、
一度やってみたい


↑ ドボコン演奏後。
派手な青シャツ


●ブラームスのドッペル:
まずラクリンですが、ベトコンとは別人のように頑張っていました。こういう曲の方が合っているんですね
この曲、どの演奏を聴いても断然Vcの方が素晴らしく聴こえてしまうので、そこは差し引いて聴くとして、音色も音楽も感じられました。音程は相変わらずですけど、、、

そしてマイスキー、相変わらず素晴らしいっ
(元々そういう曲ではありますが、)断然Vnより優位にリードしていて、余裕すら感じられます。
ドボコンより、さらにマイスキーの音色と音楽が全面に出ていて、さすがっ

オケも3曲の中で一番良く、やっぱりメインの曲はオケも気合が違うんですかね
サウンドが生き生きしていました。


↑ 終演後
マイスキーが黒い服に着替えています



↑ オケ全体の写真


●アンコール:
ラクリンがバッハの無伴奏パルティータ2番からサラバンド、
マイスキーも(おそらく)バッハの無伴奏(何番かわからなくてすみません)
ラクリン→マイスキーの順に続けて演奏

正直これが一番良かったかも。
いわゆる正統なバッハ演奏ではないですが、でも十分に表現していました。
会場もシンと聴き入っていましたね。


最後に指揮者:Anu Tali
小柄な女性です。
小柄なためか、基本的に腕と指揮棒を常に肩より上の位置で振っていました
より見えやすく、大きく見せるための彼女の指揮法の解なんだとは思いますが、ちょっと滑稽に見えたのと、体力的に辛くないんだろうか?などと余計な心配をしてしまいました
かなり明確な棒でしたが、逆に自由奔放なマイスキーの音楽に合わせるのが精いっぱいだったかも。
今後の成長に期待したいです。


最後に、、、
この3曲は長さも重さも正直、お腹一杯、食べすぎ、、、という感じでした。
ベトコンの替わりに小さな序曲でも良かったかなぁ、、、、なんて






Praha (その3)

2010-04-28 05:58:45 | Reise
プラハ城を後にして、街中へ


↑ Malostranska駅付近の公園
晴天の下、桜も緑もきれいです



↑ カレル橋
プラハ最古の橋。
30体の聖人像があり、ツーリストであふれています。
のだめの千秋が幼少のころ、この橋に腰掛けて指揮のまねをしていることでも有名です



↑ ヴルタヴァ川
この川を観ていると、「モルダウ」のメロディが浮かびます。
本当にタユタユとした水面に悠久を感じます



↑ カレル橋上から見た、プラハ城
丘の上に風格を持って建っている城。
これもプラハを感じます。



↑ 芸術家の家(ルドルフィルヌ)
「プラハの春」国際音楽祭のメイン会場であるドヴォルザーク・ホールなどのホールがあり、チェコフィルのホームです。
今回、チェコフィルのプログラムには当たりませんでしたが、いつか行きたいな~

カレル橋を渡り、カレル通りを歩いていると、



↑王の道のマリオネット劇場
この他にも「国立マリオネット劇場」もあり、チェコの伝統芸術です。
いずれも、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」の上演が多く、その他もモーツァルトのオペラなどを演じます。
付近のお土産屋さんも、マリオネットを売っている店が多々あり、まさにお国ものなんですね。


旧市街広場に到着したのですが、空腹と疲労で遅い昼食となりました



↑ 旧市街広場近くのレストラン
友人から紹介いただき、行ってきました。
観光地プラハとは思えないリーゾナブルなお値段(それでも友人の言う10年前の倍の値段でしたけど)で、まさにチェコ料理を楽しめました。ビール含めて6ユーロ程度、安い!!
写真は別途、グルメ編にでもアップします。

食事して元気復活したところで、


↑ スタヴォフスケー劇場(エステート劇場)
映画「アマデウス」のオペラシーンに使われた劇場。
「ドン・ジョヴァンニ」の初演もここでした。
このオペラは、プラハ市の依頼で作曲されたものです。
シンプルな外観ですが、中はきっと素敵なことでしょう


ここまで観光して、では一端ホテルに戻ろうとしてトラブルが

プラハの交通には24時間券があります
メトロ、トラム、バス、ケーブルカーの共通券
ここまで結構歩いたし、そろそろ24時間券を買おうとしたら、あら大変。
Informationに行ったら、タバコ屋さんに行けと言われ、
タバコ屋さんに行ったら、大人チケットのみなので、メトロの駅に行けと言われ、
メトロの駅の窓口に行ったら、なんと「売り切れ」
メトロのチケットがメトロの窓口で売り切れなんて有り得ない
でもって自販機はコインしか使えないので、窓口で両替依頼をしても、受け付けられない
もう信じられん ものすごく久しぶりにカチンと来たかも

その後、いろんなお店で両替を依頼するも、たらい回し。
最後にゲームセンターに辿りついたところ、20コルナコインに替えてくれました。
良かった~、感謝
カウンターのお兄ちゃんも親切で、ここまで使った労力と時間もあり、とっても嬉しかったです


というわけで、思いのほか時間を使ってしまいましたが、最終的には24hチケットを入手し、
メトロ&トラムで一度ホテルへ。

元々はホテルで一息入れるはずが、時間が押してしまったのでサッと着替えて、


↑ 国立オペラ劇場
へ行きました。

席は、初めてのボックス席

こちらに来てからちょこちょこオペラやバレエを観ましたが、ボックス席は初めて
ミュンヘンのナショナルテアターや、ゲルトナーにはボックス席が殆ど無いということもあります。
プラハの国立オペラ劇場は逆にボックス席が多く、せっかくだからと予約しておきました。

このボックス席、親子連れで行くには、とっても良いです。
多少のことなら他人に迷惑をかけることもなく、ある意味クローズドの空間でオペラが堪能できます。
ミュンヘンでは無理にしても、今後機会があたら使いたいな、と思いました



↑ 席から観た内部
オペラ劇場ってやっぱり豪華ですね~

当日の公演は、
プッチーニ: 「蝶々夫人」

演出は当時のもので、着物や和風な家、本来の蝶々夫人でした。

しかし、、、、
設定は15歳の日本の少女ということになっているんですが、、、
正直、、、、


無理


主役なのである程度実績がある人が蝶々夫人役をやるわけで、、、、
どう逆立ちしても15歳の少女には見えません

日本人が観ると、立ち居振る舞いも全くなっていないし、、、
以前観た現代演出の原宿ファッションの蝶々夫人よりは良いにしても、
正直まったく泣けず、、、、
蝶々夫人は、日本人が観るには辛いかなぁ、、、、


演技、演奏、歌についてですが、
シャープレス領事(バリトン)がピカイチでした。ブラヴォ~
ピンカートンや、蝶々夫人は、まぁ、こんなもんかなぁ?
オケも、バイエルン州立歌劇場の方が上かなぁ、なんて。
あくまで個人の感想ですので、ご了承下さい。


とはいえ、十分にオペラを堪能し、22時過ぎに終演。
夕食はまた、チェコ伝統料理をいただき、ホテルに帰ったのは深夜

なかなかハードな一日でしたが、密度濃く、いろいろ回れました


続く、、、






Praha (その2)

2010-04-27 05:47:44 | Reise
2日目(実質1日目) 快晴

普段の行いが良いのか、この3日間本当に良い天気で暖かかったです

素晴らしい陽気の中、気持良く歩いてプラハ城へ
プラハ城が近づくにつれて人も増え、プラハ城前の広場はさすがの世界の観光地
カメラを構える人でいっぱいでした



↑ フルート、アコーディオン、コントラバスのトリオ
曲はもちろん「モルダウ」
後述しますが、やっぱりこの街には「モルダウ」が良く似合う
ブラヴォ~



↑ 「戦う巨人達」
力強い門です。

この門をくぐり、中庭を二つこえると、そこには、



↑ 聖ヴィート大聖堂
友人のブログにもありましたが、本当にカメラが引ききれず、全体像が写せません
まさに荘厳な教会です。

内部にはムハのステンドグラスをはじめ、さまざまな装飾、芸術があるのですが、なんたって、待ち行列1~2時間
あっさり諦めました



↑ 大聖堂をイジー広場側から見た図
まさにゴシックですね

その荘厳たるゴシック建築から、以前アップしたKutna Horaの聖バルバラ大聖堂を思いだします



↑ 聖イジー大聖堂
場内最古の教会。塔はロマネスクですが、増改築が繰り返されていろいろな様式を持っています。
内部は、フレスコ画以外は比較的質素な作り。「プラハの春」国際音楽祭などでは演奏会にも使われるようです。



↑ 旧王宮の内部:ヴラディスラフホール
国家的な行事が執り行われるホールで、大統領選挙もここで行われるとのこと。
なんとも立派なホールです。

テラスからのプラハの街もすばらしいのですが、ここで撮ったものは時間帯のせいかモヤっているので割愛。
肉眼ではあまりそう感じないのが、人間の眼のすばらしいところですね。


正午が近づいてきたので、門に戻ります。
お目当ては、


↑ 衛兵交代
2枚目の門の写真。「戦う巨人達」の下に衛兵さんが立っています。
ピクリともしませんが、逆に側に立って写真をとっても怒られません
この衛兵さん達、毎正時に交代するのですが、正午の交代式はファンファーレ付きの大々的な儀式。
正午ちょっと前に戻ったらもはや山のような人だかり
諦めようかとおもったらちょっとした角度の絶好ポジションを見つけ、式を堪能することができました。
このポジションとは、第2の中庭から第1の中庭(儀式が行われます)に向かって左方のアーケード下。
中から戻ったので、城の内側から観ることになったのですが、左よりのアーケードは空いていて、
でもばっちりの角度です、おススメ
銃と剣、統制された更新、一見の価値アリです



↑ 黄金小路
召使いが住んでいたという小さな家々。今はお土産屋などですが、2階はずっと繋がっていて、当時の鎧や衣服が展示されています。突きあたりにはボウガンの射的があり、ちょっと(?)楽しめます
写真手前の青い家が、カフカの住んでいた家。
その2件奥のベージュの建物が、なんと中古楽器屋さん
管も弦も怪しい楽器がいっぱい並んでいました
ヴァイオリンも5万円程度。どんな楽器かはわかりませんが、これで商売成り立つんだろうか



↑ ダリボルカ
牢獄として使われていて、今は拷問器具(?)が展示されています。
ヴァイオリンの名手「ダリボル」が入れられていたとのこと。
スメタナのオペラ「ダリボル」の題材にもなっています。

これで、プラハ城は終わり。
写真はもっと山のようにあり、建築物や見どころもいっぱいありますが、これくらいで。



↑ 城を出た付近からのプラハ市内
赤い屋根の建物がいっぱい。
まさにプラハ
な風景です。


続く、、、






Praha (その1)

2010-04-26 06:16:30 | Reise
Prahaに行って参りました~

ずっと行きたかった街。
以前、出張でKutna Horaに行ったときに通過だけはしましたが、ちゃんと訪れるのは初

夏時間になり日も長くなったので、金曜の夜から2泊2日の強硬軍
ミュンヘン―プラハは、休憩入れて4時間ちょっとというところで、気合さえあれば、十分射程内です

というわけで、週の初めに思い立って宿をネット予約し、金曜の夕方に出発
国境で高速料金ステッカーを買うついでにちょっと休憩
ドイツ国内は180km/hほどで走っていたのですが、チェコに入った途端に130km/h
しかし今の車はクルージングコントロールが付いていて、初めて実用してみましたが、これなかなか素晴らしい
スピード取り締まりの厳しい&空いている道を走るにはもってこいの装備ですね

クルージングコントロール走行を楽しみ、22時過ぎにホテルに到着しました

ホテルにはレストランが無く(看板にはレストランの内容があるんですけど)、夕食を食べたい旨伝えると、近くのレストランを予約してくれました。
本来ならいろいろ探したかったのですが、時間も遅くて選択肢も無く、かつ疲れていたので勧められるままのレストランへ

Restaurant Peklo
www.peklo.com
チェコ料理のお店です。


↑ 店内
まるで洞窟の中のような店内。
写真からはちょっと怪しい雰囲気(?)に見えますが、ちゃんとしたレストラン。
遅い時間にもかかわらず、ほぼ満席状態で、予約してくれていて良かった

チェコビール、豚肉のロースト、グラーシュ、サラダ、2種類のスープをいただきました。
美味しかった~
写真はグルメ編でまとめてアップしますが、まさにガイドブックに載っているまんまのようなチェコ料理
お値段はちょっと張りましたが、まぁ夜遅くに着いて選択肢の無い中、美味しい現地料理が食べられたので良しとしましょう

すっかり満足して外に出て改めて周りを見るとライトアップされた素敵な建物がいっぱい

あとからわかったのですが、そこは「ストラホフ修道院」でした


↑ ストラホフ教会

いきなり最初から美しい建物。
期待が膨らみますね


続く、、、