弦楽トリオの夕べを聴かせていただきました。演奏会の感想などは他にアップしているので、ここでは弦楽器の音色について記憶のためにも書いておきます。
お三方ともいずれも素晴らしい音色なんですが、これがまた三人それぞれ全く違うんです。
まず驚きとしては、全く違う音色がアンサンブルするとこれが見事に溶け合って豊かな響きになります。これぞ弦楽器の奥深さですね。なんとも心地よい暖かい響き、こういうアンサンブルを目指したい。
そして、全く違うそれぞれ良い音色。弦楽器を弾く人は誰でも、良い音色を出すことが大きな目標の一つなんですが、そもそも良い音色は一つではないし、優劣ではなく個々人それぞれにやっぱり違うんだな、と。
もちろんプロはいろんな音色を使い分けているけれども、それでも「その人の音色」はあるし、違いはあっても素晴らしい音色の持ち主はいっぱいいる。
本当に奥深い世界だな、と思えます。