カテゴリは、、、気にしないでください。
Theaterstueckでも作っておけば良かったかな?
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追記(May/04):カテゴリ"Theaterstueck"を作りました
ま、それはともかく、
バイエルン州立歌劇場では、今まさに
"Ballett Festwochen 2010 (バレエ祭週間2010)"
です 4/25 - 5/9
気にはなりつつも、なかなかチケットを買うまで行かなかったのですが、今回、幸運にも友人から余りチケットのお誘いが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/148.gif)
面白そうだったので即答で観てきました
"100 Jahre Balletts Russes"
Rimski-Korsakow: "Sheherazade (シェーラザード)"
Poulanc: "Les Biches (牝鹿)"
Tchaikowsky: "Once upon an ever after (悲愴)"
Bayerischen Staatsballetts
Bayerisches Staatsorchester
Valery Ovsianikov: Leitung
ひとつの大作ではなく、オムニバスのような3曲構成。
このようなバレエは初めて観ましたが、これすばらしいっ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/30.gif)
以前アップしたように、州立歌劇場オケは超一流な表現力を持ったオーケストラ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/22.gif)
そのオケの演奏をバレエ付きで聴ける(って逆か
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/251.gif)
)んですから、一粒で二度美味しい状態です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/4d/3e6ce3a2cb82657d661f434598536f32.jpg)
↑ ホワイエ
今回のバレエ週間の各バレエのシーンが鏡ごとに貼られています。
以下、各論です。
●リムスキー・コルサコフ: シェーラザード
そもそも今回の形態を理解せずに着席し、いきなりシェーラザードなんですからもうマニア垂涎
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/04.gif)
オケの演奏会ならメインの曲をいきなり最初ですからね
演奏会始まって1分経たずにいきなりコンマスソロ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/155.gif)
素晴らしい音色、ブラヴォーッ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/30.gif)
コンマスのソロの話だけでも延々書けそうですが、超短縮して、本当に素晴らしい音色です。
甘い高音と太い低音。十分ソリストとしてやっていけるんじゃないか、と思います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/19.gif)
顔はよく見えなかったのですが、以前、白鳥湖のソロを演った人かなぁ、と。
あの広い広い劇場内にすばらしい音楽が響きます、うっとり
そしてオケ、これまたブラヴォー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/30.gif)
元々オペラ、バレエのオケなので超一流の表現力
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/93.gif)
シェーラザードのような表題音楽も得意なんですね。
ピットのせいなのか、音が丸く纏まって響きます。
弦の音色なんて、本当にそれだけで十分聴かせられますね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/22.gif)
Tpも良かったなぁ~
そして本来メインのバレエ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/27.gif)
アラビアンナイト色を前面に出した演出。
プログラムにもラグジュアリーな色彩、とうたわれています。
時にコミカルにときに妖艶に、たっぷり楽しめました。
舞台の写真は無いのですが、上述のプログラムに載っている写真と、下記のホワイエの写真で雰囲気を感じていただければと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/08/1bbd22fbb8938b285e8284a30391af35.jpg)
↑ ホワイエに飾られている、シェーラザードの写真
●ブーランク:バレエ音楽「牝鹿」
うってかわって、音楽も演出もいきなり現代
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/60/4a6240e8bf93f1e4a6b398233016a97a.jpg)
↑ 開演前の幕
マリー・ローランサンの絵だそうです(教えていただき感謝
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/36.gif)
)
全体的にパステルカラーの演出。ピンク、ライトブルー、オフホワイトの世界。
一方、男性ダンサーは筋骨隆々の身体に、超ぴっちりのタンクトップとショートパンツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/162.gif)
登場してきたときには会場から失笑が、、、
面白かったですがちょっと理解不能だったかも
●チャイコフスキー:悲愴
プログラムの題だけだと何だかわかりませんでしたが、音楽は「悲愴」でした
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/22.gif)
ご存じチャイコフスキーの6番。交響曲を代表するような名曲をバレエ付きで聴ける幸せ(ってやっぱり逆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/23.gif)
)
1楽章などは、ややもすればやっぱりシンフォニーオケの方が得意なのかなぁ、などと思ったりもしましたが、4楽章になると俄然このオケの得意な世界ですね。素晴らしいっ
悲愴の頃には耳も慣れてきて、バレエにもかなり集中して楽しむことができました。
演出は基本的には現代ですが、随所に「白鳥湖」や「眠れる森の美女」のシーンなどが織り交ぜられていて、理解しやすかったです。ソロダンサーを始め、群舞の踊りも含め、人間ここまで力強く、柔らかく、かつ身体だけで表現できるんだなぁ、ともはや感動というか感嘆です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/yl/19.gif)
演出的にも、力強さが全面に出ているのですが、それだけではなく凛とした表現、パ・ド・ドゥなどのテクニック、みごとなアンサンブル、うっとりです~
4楽章はすっかり白鳥湖の世界で、オデッサ、ジークフリート王子、オディール、ロッドバルトなどが登場。
お得感抜群です
急に観ることになったバレエですが、想像以上にとっても楽しめました。
おススメです