hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

Alice Sara Ott

2010-03-26 09:10:46 | Konzert
ミュンヘン生まれ、日独ハーフのピアニスト
Alice Sara Ott
の演奏会に行ってきました

場所は久しぶりのPrinzregententheater
意外にここ来ないです。
MKOの演奏会以来かなぁ
コンサートホールというよりは、オペラ、劇などなんでもありの多目的ホールでしょうか?
でも素敵は装飾です



↑ 席から見た舞台。
中央ですがほぼ最後方。
ラッキーなことに前方に遮る人がいなく、ピアノ、奏者共にばっちりでした



↑ プログラム

メンデルスゾーン: 変奏曲 D-moll 17番より変奏曲1
ベートーヴェン: ピアノソナタ14番 「月光」
前半のアンコール: 知っている曲なのですが曲名がわからず、、、
             マズルカかなぁ???

ショパン: 3つの軽快なワルツ Op.34
ショパン: ワルツ Op.64
リスト: エチュード G.139
後半のアンコール: リスト: ラ・カンパネラと、もう1曲

すみません、上述の通り、知っている曲でも曲名がわからず、、、
いかにピアノ曲を知らないかがわかります
もうちょっと勉強しないとなぁ


感想です。

私は殆どピアノは弾けず、かつ上述のように詳しくもないのですが、

素晴らしかったです、ブラヴォー
輝きのある音色、文句ないテクニック、表情と表現、良かったです~

思ったよりも背が高く、演奏中も大きく見えます。

先日のラン・ラン同様、賛否両論の彼女ですが、私は「賛」だな

今日は客席に日本人が多かったです。
やっぱり知り合いにも会いました


ピアノっていいですね。
たった1台で表現できる世界の大きさが、他の楽器では遠く及ばないと思います。
サラ・オットはミュンヘン在住ですし、今後も応援していきたいと思います






Paris (その7)

2010-03-25 06:12:12 | Reise
パリ6日目(最終日)



↑ グラン・パレ(右)とプチ・パレ(左)
直訳すると、大きな宮殿と小さな宮殿
いずれも博物館/美術館として使われています。
今回はパス。
というか、ん十年前に来た時もパスした記憶が、、、


今日のメインは、 ロダン美術館

ロダンと言えば、誰もが知っている、



↑ 考える人
右奥に見えるのはアンヴァリッド。
この金色のドームは結構目立っていて、パリのそこここから見えます。



↑ 地獄の門
これにはロダンの数々の名作(考える人や、カレー市民像など)のミニチュアが含まれています。



↑ 接吻
大きな石膏像と、左はそのミニチュア
見ていてもドキドキします



↑ 博物館の窓から。
木の芽が芽吹いていて、春はもうすぐそこですね


そこから、カルチェラタンへ



↑ リュクサンブール公園
ちょうどお昼どきだったこともあり、老若男女がくつろいでいます。
第一線の観光地にあって、ちょっとのんびりした地元の雰囲気が感じられます。
奥に見えるのはパンテオン



↑ 公園の一部に咲いている花達。
もう春はすぐそこですね。



↑ パンテオン
もとはご存じギリシャ語の万神殿。
ローマにもありました。
ルソー、キューリー夫人などが眠っています。


そして、カルチェラタンといえばやっぱり、



↑ ソルボンヌ大学
パリ第3、第4大学がソルボンヌ大学です。
第1、第2大学の前も通ったのですが、落書きだらけ。
ソルボンヌはさすがに立派な外観。
セキュリティ入口に立っていて、入る人皆をチェックしていました

最後は簡単なショッピングをして帰路につきました
5泊6日、とっても充実した日々でした。
パリ一都市で5泊すると、だいぶゆっくりいろいろ観られます。
機会があればまた来たいです


おまけで今日の夕食:



↑ キャベツ、葱のペンネ・アラビアータ
2日前と大差ない気もしますが、、、
違いは、
スパゲッティーニ→ペンネ
パルメザンが載っていること
付け合わせのチーズ→ハム
でしょうか。
美味しかったので許して下さい


そうそう、最後に。
髪切りました
いつもの地元の床屋さん。
さすがに覚えてくれていて、片言ドイツ語で楽しい会話
髪切る以上に楽しいひとときです






Hagen SQ

2010-03-24 07:09:03 | Konzert
Hagen SQの演奏会でした

こっちに来てから室内楽は意外に少なく、弦楽四重奏は初です
我ながらちょっとびっくり。まぁそれだけオケやオペラがすばらしいってことなんです

場所はHerkulessaal


↑ Parkettのちょうど真ん中辺りの席でした。
そこから見た舞台



↑ 本日のプログラム:

Schubert: Streichquartett Nr. 12 c-Moll D702 (4satz)
Schostakowitsch: Streichquartett Nr. 14 Fis-Dur op.142
Mozart: Streichquartett F-Dur KV 590
(Encore) Beethoven: Streichquartett Nr.8 e-Moll Op.92: Rasmovsky Nr.2 (2Satz)


ハーゲンSQは初めて聴きました。
もちろん名前は知っていましたが聴くチャンスが無かったので。
ご存じの通り、兄弟で構成されたカルテット(2nd Vnは3代目で、兄弟ではありません)です。


以下、それぞれの感想。
●シューベルト「断章」4楽章:
うーん、正直、1st Vn 外しすぎ
いきなり最初に4楽章を持ってくるんだったら、バリテクを魅せて欲しいですが、いかんせん外しすぎてて、、、
それが余りに気になって、他の感想無しです、ごめんなさい

●ショスタコーヴィチ:
自分が曲を理解していなかったこともあり、、、とはいえ1st Vnの音程の悪さは相変わらずで、、、
2nd以下が上手いだけに余計に目立つ、、、、
消化不良でした


正直、Pauseで帰ろうかとも思ったのですが、思いなおして後半へ。
こころなしか後半は空席が目立つような

●モーツァルト23番:
ハーゲンはモーツァルトに定評があるとのこと。さすがにこれは良かったです。
大事なところで外すのは相変わらずでしたが、音色も調和も良かった。
このカルテット、Vc素晴らしいですね。しっかりした太い音色です。メロディラインも美しい。
モーツァルト最後の弦楽四重奏ですが、曲としても大きな構成で素晴らしい曲ですね

●ベートーベン:ラズ2 2楽章:
正直これが一番良かった。
アンコールなので得意な曲を持ってきたんだと思いますが、全体の雰囲気からしてメインの3曲とは違って断然心に響きました。これ、ブラヴォー


というわけで、、、、
次は別のSQを聴きたいなぁ。
(ハーゲンファンの方、ごめんなさい

アルバンベルクSQは引退しちゃったし、東京SQもウンジャン辞めてからパッとしないし、、、
グッとくるSQ探さなきゃ。
情報お待ちしております






Paris (その6)

2010-03-23 06:29:25 | Reise
パリ5日目のレポートです

まずへ3日目に断念した、オペラガルニエへ

結局この日もリハ中ということで、客席、ステージには入れず
次の日に賭けるか?という考えもあったのですがさすがに最終日にそこまではできないということで、この日に見学しました。



↑ 表階段:
オペラを観に来たら、もうこれだけで期待大ですよね。



↑ ホール:
ヴェルサイユの鏡の間を彷彿とさせるホール。
正直、ヴェルサイユより上品かも。



↑ ガルニエ氏の銅像
上記のホールにある銅像。
彼がデザインコンペティションにみごと勝ち、彼のデザインでこのオペラ座は建築されました。



↑ バーのシャンデリア
細かいとろこまで細工が隆々です。



↑ テラスから観た、オペラ座前。
まだ朝の雰囲気ですね。これから街が活気を帯びてきます。


ミュンヘンのNationaltheaterもすごいですが、正直ガルニエは格が違うと思いました。
豪華さのなかにある上品さ、気品、やっぱりパリの方が断然上だなぁ、と。

また、そこここに不思議な細工もあり、オペラ座の怪人伝説も納得してしまうほど幻想的な世界です。
今回、オペラのチケットは取れませんでしたが、いつかゲットしてここでオペラ鑑賞をしたいと思います


十二分に堪能してルーブルへ



↑ 今やルーブルの顔、ピラミッド。
表の入場口です。
他には、下記にカルーゼルから入る口もあり、我々はそこから入場しました。



↑ カルーゼル凱旋門
ナポレオン存命中に完成。
かわいらしいけど素敵です。


あまりお腹が空いていなかったこともあり、昼食は、カルーセル・ドゥ・ルーブルのフードコートで簡単に済ませていざルーブルへ
チケットを買うのに長蛇の列、という情報でしたが、自販機はまったく並ばずにすんなりチケット購入、カルーゼルからの入場もまったくすんなり。いいんだろうか?と不思議になるくらいにすんなり入れました


ルーブル内でもいっぱい写真を撮ったのですが、さすがにアップするのは問題ありそうなのでご容赦下さい。
モナ・リザ始め、サモトラケのニケ、民衆を導く自由の女神、ナポレオンの戴冠式などなど、メジャーなところを拾って観賞しました。さすがに広くて疲れた~

気付いたことは、ルーブルは、ミュンヘンでいえば、アルテピナコテーク。18世紀までの作品ですね。
印象派などのノイエ系はオランジュリーなどで観ることになります。
ん十年前に来た時はわからなかったですが、だいぶ経験したなぁ、と思いました


アパートに帰って一休み。
その後、日本から新婚旅行できている友人とディナー
わざわざ日程を合わせてパリに来てくれました、感謝~

アパートすぐ近くのカフェレストランを予約し、6人で食事しました。
パリにしてはお安い(ミュンヘンに比べたら圧倒的にお高いですが)値段で、とっても美味しい食事でした。写真などは後日にグルメ編で。
新婚友人夫妻はお酒が好きで、ワインにも詳しく、選んでくれましたが白、赤ともに美味
食事後にスーパーでまたワインを買い、我々が滞在しているアパートにも来てもらいそこでまたワイン堪能
滞在中に購入した、生ハム、チーズ、トマトなどを振るまい、とっても楽しい夜でした
異国で友人に会うのって、素敵ですね~



↑ ディナー後に共に渡ったシャンゼリゼからの凱旋門
夜のライトアップもすばらしいっ


続く、、、


おまけですが、今日の夕食



↑ キャベツ、ネギのアラビアータ・スパゲティ
付け合わせは、ミニトマト、葱チーズ、ブルーチーズ
ワイン(先日、イタリア食材店でもらった、安ワインです)
肉は無いけど、カロリー高め

ぱっと作りましたが、我ながら美味しかったです。
付け合わせは食後にワインとともにちびちびやっています。
(このブログもその合間合間に、、、

先日、Hermannsdorferで購入した塩がまたトマトに良く合います
もうこれだけで立派な一品ですね   って手間無しです、はい


ゆっくりつまみながらワイン飲むのって幸せ~






Barbiere di Siviglia

2010-03-22 07:31:15 | Theaterstueck
オペラ「セビリアの理髪師」観てきました~

久しぶりのオペラ。場所はいつものBayerische Staatsoper: Nationaltheater

ロッシーニ作曲:「セビリアの理髪師」

直前にWIKIで調べて驚いたのですが、原作はカロン・ド・ボーマルシェが書いた戯曲で3部作:
第1部:セビリアの理髪師
第2部:フィガロの結婚
第3部:罪の母

つまりモーツァルトの「フィガロの結婚」とつながっているんです
常識ですか?私は初めて知りました、勉強になりますな~

どうりで、
「フィガロ、フィガロ、フィ~ガ~ロッ」と、フィガロが歌うシーンが出てくるんですね。納得

席は3階の左側。



↑ 席から観たオケピットと幕
いい雰囲気~



↑ シャンデリア
豪華~


オペラを聴くと、やっぱり器楽は人の声には敵わない、とつくづく思います。


フィガロ(バリトン)
決して無理せず、コントロールされた声量と声色。かの有名なカヴァティーナ(フィガロ、フィガロ…と連呼する曲)もブラヴォーッ


ロジーナ(メゾソプラノ)
プログラムを買わなかったのではっきりとは言えませんが、おそらく先日の「ファルスタッフ」のヒロイン。
フルオケを従えても響かせる声量、太い暖かい甘い声色、超ブラヴォーッ


もちろん、伯爵(テノール)、バジリオ(バス)も良かったです。


ストーリーは、、、オペラに求めてはいけません
ドタバタ恋愛喜劇も最後は大団円
世の中そんなに甘くないぞ~

今日のお客さんはノリも良く、ブラヴォーの拍手/歓声がいつも以上に大きかったと思います。


そう、特筆すべきは2幕のベルタ(ソプラノ)のアリアの途中、ピット内の2nd Vnが全員いきなり立ち上がり、フォルテのメロディを弾きました  指揮者の指示でしょうか?もうびっくり
客席のどのくらいの人が気付いたかわかりませんが、そんな細工もアリですね


堪能した後は、ペーター教会近くのイタリアンでディナー
@ Benri's Nudelbrett

実は今日、家族が一時帰国で先に日本へ帰ったので、1週間弱の独身生活
久しぶりに一人で外食しました
ペーター教会の向かいにあり、ヴィクトアリエンに行くときには必ず前を通ります。ずっと気になっていたのですが入るチャンスが無く、今日初めて入りました。



↑ Gruensarat
テーブルの柄がかわいい
Senfdressing (洋カラシドレッシング)が効いていて美味
左奥はPfeffer、右奥はWeissbier



↑ サーモンとズッキーニのパッパルデッレ
今週のパスタということで、上述のサラダもついて来てお得
こういう、日替わり/週替わりの品は、英語メニューには載っていないので、やっぱり現地のドイツ語メニューがお得だと思います。パッパルデッレがどんなパスタか分らなかったのですが、ドイツ語で質問したりしてもなんとかなりますね。楽しかったです。

帰路につくと外はすっかり雨
雪ではないところが、もう春です