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hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

ベルリン放送響&ツィンマーマン

2015-03-17 23:06:20 | Konzert
昨日、ベルリン放送響の演奏会に行って来ました。
指揮:マレク・ヤノフスキ
Vn:F. P. ツィンマーマン
曲目:
ウェーバー:オベロン序曲
シベリウス:Vnコンチェルト
ブラームス:交響曲第一番
@サントリーホール


朝、ふと気付いて、まだ当日券もありそうだったのでサントリーへ。
で当日券売り場でまさにカード決済したときに、ドイツの方がチケット余ってるからと貰い手を探していることに気づき、速攻でお話ししてチケットをいただきました。
カード決済のキャンセルはその場ではやり方がわからないということで、キャンセルをお願いしたまま入場。
どなたから席をいただいたかはここでは伏せますがまさに特等席で、その方とお話ししながら素晴らしい演奏を堪能することができました。
まずは何と言ってもツィンマーマン。
このブログにも何度となくアップしてますが、現代至高のヴァイオリニストです。
珠玉の音色と文句無しのテクニック、そこにドイツ正当派の音楽。ここまではちょっと前までの評価。そして近年ではそこに迫力が加わって、言葉で表現するのは困難なくらい素晴らしいシベリウスの演奏でした。
出だし、敢えてノンビヴでスタートし、アッとびっくりさせた後の、なんとも美しいビヴラートの音色。掴みばっちりの後、ていおんから高音までのなんとも美しい音色、さらにフレーズによっては大迫力の鬼気迫る音楽。久しぶりにどっぷり浸かることができました。
カーテンコールもずっと鳴り止まず、割れんばかりの拍手が続いたことも納得。
アンコールはバッハの無伴奏2番からのアレグロ。しかも全てリピート有りの大サービス。ここにいることが幸せでした。
また、ソロの合間にTuttiパートを弾いてみたりお茶目な部分も面白かった。
そして最後にVaの主席と握手。よかったぁ、ホント


ベルリン放送響、実は生演奏は初めて。
音楽監督のヤノフスキとの信頼関係の元、取り決めは徹底されていて、でもその中での自由な熱い演奏、オケの理想ですね
そしてまたドイツらしい太く暖かいサウンド。どうやったらあんなに意思統一された、でも素晴らしい音色を生み出されるのか?
Vaパートの存在感も再認識しました。主席のシベリウスのソロも素晴らしかったですが、更にパートとして、オケ全体のサウンドの中核にいることが感じられました。
無理して演奏会に行って良かった。
いろいろ考えるきっかけとなりました。


最後に、終演後、スタッフとお話し、無事にカード決済もキャンセルすることができました。こういったところも一流のホールですね、感謝です。


演奏会、なかなか行くことも大変ですが、やはり定期的に聴くものですね






Amici演奏会

2015-02-15 16:36:48 | Konzert
Orchestra "Amici"演奏会でした
ベートーベン:エグモント序曲
ベートーベン:Vnコンチェルト
ブラームス交響曲第4番
指揮:清水醍輝、Vn:石田泰尚
@神奈川県立音楽堂


若いオーケストラ、個々人のレベルも高く、難所も軽々と。意思統一もしっかりなされていて素晴らしい演奏でした。いいなぁ、こういう演奏、とっても勉強になりました。
ソリストは神奈フィルのコンマス石田さん。生演奏初めて聴きました。風貌と違って(?)なんとも柔らかい美しい音色。どちらかというと、か細く繊細な音楽。音楽堂を把握されているのか、ppもなんとも美しくでも隅々まで響いてました。それを邪魔しないオケも流石です。
良い時間を過ごすことができました





リコーフィル演奏会

2015-02-07 01:16:03 | Konzert
一週間ほど経ってしまいましたが、2/1はリコーフィルの演奏会でした。
プロコフィエフ:戦争と平和
チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
指揮:井崎正浩
@ミューザ川崎
ここではVa、ショスタ5は初でした


お客様もミューザがほぼほぼ満席、凄い
ぶたいから客席見るともうぎっしり。


リコーは近年、上手いです、ホント。指揮者、オケの目指すところが違う。
常に曲の流れ、頂点を意識して音楽作りをします。
宮前も見習わなきゃね


そしてVa。川崎Va連合なんて言われとりますが、宮前以外はどこ行っても似たような面子。川崎4オケの首席クラスが集まってます。そんな中で演奏すると良い緊張感の中、とっても楽しいし勉強になります
これだけの面子が集められるリコーのトップにょりの人徳ですね


素晴らしい経験でした






小さなオケの第九

2014-12-22 16:56:04 | Konzert
昨日(12/21)は、音楽集団「三頭の象」の第九に参加しました
エントリー制で、Rフィルの友人からお誘いを受けての参加。
500人程の箱、オケは4プル規模、合唱も各パート10名というサイズ。
指揮者の意図として、コンパクトなサイズ、そこここに独自の解釈を盛り込んでの演奏を目指しました。
直前までドタバタしたし、不安でしたが、本番はなんとか形になったかな。来場者数も8割ほどは入ったかと思いますし、アンケートも概ね好評。
自分としても新たな解釈を経験できて勉強になりました

しかしながらここでメモしておきたいことは、単発オケの難しさです。
象さんオケは活動7年目。しかし定期的な演奏会は無く、音楽解釈をメインに活動している団体。
今回の第九が何回目の演奏会かはわかりませんが、正団員は20名ほどで、今回の出演者の殆どは今回のためにエントリーして参加したメンバー。レベルも経験も様々。
弦に至っては、2nd2名、Va1名、Vc1名のみが団員。コンマスはトレーナー兼が一名。それ以外全員が初めまして状態。

そうなると指揮者のやりたいことの何パーセントが実現できるのか?
これまで何ヶ月もかけてアナリーゼ含め指揮者と意思統一してきただろうことは想像できますが、それを積み上げて本番に活かすのは至難です。
ゲネ本でかなり妥協が生まれたのも事実で、ちともったいなかったかと思います。


ふだん、全パートが揃うことが当たり前のオケにいることをありがたく思っみりしました







白井篤さんリサイタル

2014-11-19 22:22:50 | Konzert

白井篤さんのリサイタルでした
Vn:白井篤、Pf:大曽根恵里
バッハ:無伴奏ソナタ3番
ベートーヴェン:ソナタ7番
ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
ジムバリスト:金鶏の主題による幻想曲
チャイコフスキー:メロディー (アンコール)
@浜離宮ホール


いつもはイギリス館で至近距離で聴かせていただいているので、今日はホール中程のちょっと離れた距離。
ホールいっぱいに拡がり染み渡る音色と音楽を堪能しました。
バッハのフーガ、アレグロなど、ここにいることがまさに幸福。なんとも柔らかい音色でのポリフォニーを堪能。
ストラヴィンスキーは、とっても楽しく、バレエのシーンや物語が本当に目に浮かびます。ダンサーがこんな風に踊っているって感じられます。
ジムバリストに至っては、この超難曲が簡単な曲に感じるような余裕のある演奏。笑みがこぼれてしまうような楽しい演奏でした。
最後のメロディー、ほっとするよう、癒されました。
いつも本当に素晴らしい。かつ今日は浜離宮という素晴らしいホールでの響きも堪能できました。
幸せな夜でした