貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

巨大白翡翠

2023-09-17 08:40:10 | 国産鉱物

ヤフオクで白翡翠を探していたら、糸魚川産でえらく安く落札できそうなものがあったのでポチっと。
そのまま落札して商品到着。
ドッカーン!

で、でけえ。
寸法を確認しなかったのでした。(あほですね)
この三分の一くらいのものをイメージしていた。
少したじろいだ。うーむ。ほんとに翡翠か?
カミさんは「河原の白い石ですか?」とにべもない。
しかし、眺めていると、翡翠特有の「味の素」結晶がちゃんと見えてきた。そして何とも言えない質感の魔力が立ち昇ってきた。
透過もそれっぽく、きれい。



ううむ、こりゃ翡翠じゃ。たぶん間違いない。翡翠だと思う。まちょい(やめい)
素晴らしい。しかしこんなでかくてこの値段?
「落っことしてカケがある」と書かれていた。それも安い理由か。
けれど、その欠けた部分を見ると、結晶がキラキラと輝いている。美しい。

最初の当惑が過ぎて、どんどん魅了されてしまった。いとおしい感じさえ湧いてきた。
さらに、手で撫でていると、湿り気を吸ったせいなのか、かすかーな緑色が中から滲んでくる。気がつかないほどの淡い色。
翡翠って白くても透過光だとごくかすかに緑とかラベンダーとかを漂わせるみたいですね。
まいりました。

     *     *     *

前も書いたけど最初は翡翠にあまり惹かれなかったのです。けど、ロウカンを皮切りにどんどんと虜になっていったのでした。で、ついに18ミリあたおかブレスレットなんかを買ってしまう羽目に。その後も安くて美しそうな翡翠を見るとついポチっとしてしまうようになって、こんな事態に。

こりゃ物欲だな。どうも翡翠は物欲を刺激するらしい。同じようなものでももっと欲しい。叶うことなら大きなロウカンも欲しい。……いけませんねえ。

白地に緑が流れる典型的な糸魚川翡翠というのは、申し訳ないけどちょっと感性が合わない。ミャンマー産の透明度が高くて微妙な色をしているのが一番好み。
けど、白翡翠もとても惹かれるのです。
前も書いたけど、白翡翠はあんまり人気がないらしい。安いのはそのせいでしょう。でも、翡翠の質感の魅力は、白において極まると思うのです。
なーんかこう、石でも宝石でもない、不思議なもの。

置く場所に困るけど、毎晩抱いて寝るかな。


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