貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

ヨハンセン輝石

2023-07-23 16:54:20 | 国産鉱物

ヘデンバージャイトエンスタタイトと、輝石の放射状結晶を集めてきましたが、今度はヨハンセナイトが出ていたので、ちょっと競ってゲット。それほど高くはならずにすんだ。
輝石は好きなので、ヨハンセン、ドン・ピーコなんかもあったらなあと思っていたのです。しかしヨハンセン輝石なんてあんまり商品として流通していないような。ヤフオク国産鉱物、恐るべし。

で、こんなお姿。

放射状結晶があちこちに。



いいですねえ。重厚。
産地は真庭市大名草鉱山。失礼ながら真庭市なんて知らない。岡山県、倉敷の北で、中国山地の真ん真ん中。銅鉱山だったらしい。こちらに詳しい記事がある。採り立てのヨハンセンの青光りというの、見てみたいですねえ。

組成は CaMnSi2O6。ありゃ、割合単純。カルシウムとマンガンの準輝石にロードナイト(薔薇輝石)CaMn3Mn2(Si5O15) があってこっちのほうが複雑。要素は同じでもずいぶん姿は異なるのですね。
スカルン鉱床や熱水鉱床に産するというから、やっぱ水成鉱物。だからこういう放射状結晶ができるのか。
しかし mindat のフォトギャラリーを見ると、あちこちで色も姿もばんらばんらで出る。とても同じ石とは思えないようなのが並んでいる。どうも正体不明、わけわからん石ですねえ。

こうなったらドン・ピーコとかピジョンとかも探してみるかな。


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