投石日記

日野樹男
つながれて機械をめぐる血の流れ生は死の影死は生の影

2009年11月23日(月)

2009年11月23日 | 記錄
◎最近は透析中に血壓の低下する日が多い。特に今日は最初から上が100少しで不安なまま始まる。いつもならベッドを起して本を讀んだり俳句や短歌を作つたりするのだが、諦めて寢ることに。しかし、2時間ほどで我慢できなくなつて體を起す。體調そのものは惡くないのでそのまま續けてゐると、終り近くになつて脚がピクピク痙攣しだした。慌ててになつたが、そこで本格的にこむらがへり。私の惡い癖で看護師からは固く止められてゐるのだが、自分で何とかしようとまた體を起して脚をさすつてゐると、顏からスーッと血の氣が引き冷たくなつていくのが分かつた。再度大慌てでになつたがすでに遲く、急に氣分が惡くなり吐き氣もする。幸ひ終了の準備のために看護師が來てくれたので、そこで初めて助けを求め、大げさだとは思ふが酸素の吸入でやつと落ち著く。顏の冷や汗を拭いてもらひ、さらに葡萄糖の注入。調べてみるとほぼ一年前にもまつたく同じ經過で同じ狀態に陷つてゐた。いつも思ふことながら、どうして私はかういふどうでもいいことで意地を張つて無茶なことをしてしまふのだらうか。とりあへず今日は寄り道もせずにおとなしく歸つた。これからしばらくは反省の日日だ。