ある日、ふとしたことで全くの別世界へ。
そんな設定を持つ漫画や小説などは珍しくありません。
最近で特に有名なのは『ゼロの使い魔』でしょうね。
異世界に飛ばされた主人公がどたばたを繰り広げる、ファンタジーでラブコメテイストな作品です。
尤も、シリアス部分も結構あり、最新刊ではその風潮がかなり強くなっておりますが。
…尚、全くの余談ですが、アニメはハズレでしかありません(オイ)
もし興味があるのでしたら、原作小説をお勧めしておきます。ライトノベルらしく、サクサク読めますよ。
さて、ではその逆はどうでしょう?
創作物のような世界に入るのではなく、『創作物から抜け出てきた様な人物』は・・・?
・・・世界は往々にして広いんだと思わされる人物はいるものです。
そんなわけで、『ファンタジー世界からでも飛び出てきただろ!!』という様な人物を紹介します。
今回は第2次世界大戦の人物紹介ですよ~。
●舩坂弘
称号:『戦史叢書に唯一個人の戦闘記録を載せた男』
「撃て!殺せ!早く殺すんだ!」
剣術、射撃、銃剣術の全てに優れたオールラウンダーな達人。
「アンガウルの戦い」で臼砲などを用い、200人以上を殺傷。
部隊壊滅後、半死半生の身でありながら敵陣へ単独潜入。陣地を単身突破するも頸部を撃たれて昏倒。戦死と判断されるも、3日後に病院で蘇生。
それを情けと思い暴れるや、MPが来ると銃口を自らに突き付け殺させようとする。
また、捕虜となった後も重傷でありながら脱走。
米軍の弾薬庫を爆破に成功。
間違いなくラストサムライの一人。
桁外れの闘争心を持ち、恐らくは最高の兵士の一人と言っても過言ではないかと。
何か一つだけに特化したというわけでなく、それでここまで強烈に印象付けた一兵士は少ないと思います。
また、この方は戦争をきっちりと生き残っています。
そういう意味でも最高の兵士ですね。
●シモ・ヘイヘ(Simo Häyhä)
称号:『白い死神』
「やれと言われたことを、能う限り実行したまでだ」
フィンランドのゴルゴ13。
彼の最も恐るべき点は、負傷するまで戦争に従事した約100日間の間に生み出された事である。
◆主な実績
・ボルトアクションでありながら、1分間に150mの距離から16発の速射射的に成功
・300m以内ならほぼ確実にヘッドショットが可能
・当時スコープは当たり前だったが、スコープを用いない射撃をしていた
元狩人であり、その驚異的な速射と狙撃精度を武器に終戦までに505名(公式記録)を狙撃。
更にサブマシンガンも得意としており、そちらのスコアも3桁に届いている。
その実力故、彼の抹殺命令を受けたソ連兵は遺書を書いたとのこと。
また、4000対32の圧倒的不利な"キラー・ヒル"での戦闘を行い、終戦までこれを守り続けることに成功。
後に"コラー河の奇跡"と呼ばれることとなる。
これらのことにより、終戦後は5階級特進を受け、少尉へと特進。
・・・はい。
ゴルゴ13を例に出しましたが、その通りの人物で納得できるかと。
桁外れの視力と腕、そしてその異形の実力で死神と呼称されたスナイパーです。
・・・排除命令が出されて遺書を書かせるとかどんだけだと。
しかしある種当然というべきか、狩人と狙撃手は互換性がやはり効く様ですね。
同じくソ連の狙撃手に「ヴァシリ・グリゴーリエヴィチ・ザイツェフ」という人物がいますが、彼もまた狩人でした。
映画:スターリングラードの主人公といえば分かり易いかと。
話は逸れますが、AFOの名声システムは、活用するとしたらこの方の様に恐怖効果として使えたら有効かな、と思います。
勿論、相応の実績を引っ提げないとまず出来ない芸当ですけどね。
●ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(Hans-Ulrich Rudel)
称号:『ソ連人民最大の敵』
「自らを価値無しと思っている者こそが,真に価値無き人間なのだ」
空のエースにして最高の戦車撃破王。
急降下爆撃機・Ju 87 シュトゥーカを駆り、今後人類が絶対に超えられない数値を叩き出した人物。
独逸空軍の生みだした人型戦略破壊兵器。
◆戦績
出撃回数2530回
被撃墜回数30回
戦闘による負傷5回
ソ連軍によってかけられた賞金10万ルーブル
戦果:
戦車519輌
装甲車・トラック800台以上
火砲(100mm口径以上)150門以上
装甲列車4両
戦艦1隻大破着底(マラート)
嚮導駆逐艦1隻
駆逐艦1隻
上陸用舟艇70隻以上
航空機9機(戦闘機2、爆撃機5、その他2。9機のうち2機はIl-2であったとする資料もある)
(※艦艇の撃沈記録については、もちろん彼一人の戦果ではない)
足を吹き飛ばされては義足で戦い、
何度撃墜されても基地へと戻り、
軍令を無視してさえ前線へ居座り、
病院を勝手に抜けだしては戦争をし、
重傷も顧みずに敵を潰し、
怪我人の相方も巻き込んでは機体を駆り、
とにかくひたすらにソ連を叩き続けた、【不屈】という言葉が最高に似合う人物。
また、挙げた功績が余りに突出し過ぎたため、彼の為に最高勲章を新設するも、
「(安全のため)地上勤務をしろともう言わなければ受け取る」と発言。
実際、そのあとも前線にいるので、推して知るべし。
更に、戦時中に5歳の女の子との入籍や、戦後(義足)に登山途中で死んだ友人を背負って頂きに眠らせるなど、余りにぶっとんだ逸話が多い。
尚、この方は生き方があまりにも面白過ぎるのでアンサイクロペディアの方にリンクを張らせていただきました。
うん、だって・・・
アンサイクロなのに嘘書いてないんだもん!(爆)
実力もさることながら、それを支えたメンタリティの部分でこれだけタフな人間は知りません。
同系列ならば、先に挙げた船坂氏ぐらいでしょうか。
墜とされようが、重傷だろうが、最高司令官命令だろうが、何処までも自分を貫く姿は凄まじいの一言。
人間の行く付く先の一つだと思います。
しかし・・・果たして、ソ連はこの方一人のために幾らの損害を出したのやら。
創作物の主人公が裸足で逃げ出すくらいの英雄っているもんですね(-―;)
そんな設定を持つ漫画や小説などは珍しくありません。
最近で特に有名なのは『ゼロの使い魔』でしょうね。
異世界に飛ばされた主人公がどたばたを繰り広げる、ファンタジーでラブコメテイストな作品です。
尤も、シリアス部分も結構あり、最新刊ではその風潮がかなり強くなっておりますが。
…尚、全くの余談ですが、アニメはハズレでしかありません(オイ)
もし興味があるのでしたら、原作小説をお勧めしておきます。ライトノベルらしく、サクサク読めますよ。
さて、ではその逆はどうでしょう?
創作物のような世界に入るのではなく、『創作物から抜け出てきた様な人物』は・・・?
・・・世界は往々にして広いんだと思わされる人物はいるものです。
そんなわけで、『ファンタジー世界からでも飛び出てきただろ!!』という様な人物を紹介します。
今回は第2次世界大戦の人物紹介ですよ~。
●舩坂弘
称号:『戦史叢書に唯一個人の戦闘記録を載せた男』
「撃て!殺せ!早く殺すんだ!」
剣術、射撃、銃剣術の全てに優れたオールラウンダーな達人。
「アンガウルの戦い」で臼砲などを用い、200人以上を殺傷。
部隊壊滅後、半死半生の身でありながら敵陣へ単独潜入。陣地を単身突破するも頸部を撃たれて昏倒。戦死と判断されるも、3日後に病院で蘇生。
それを情けと思い暴れるや、MPが来ると銃口を自らに突き付け殺させようとする。
また、捕虜となった後も重傷でありながら脱走。
米軍の弾薬庫を爆破に成功。
間違いなくラストサムライの一人。
桁外れの闘争心を持ち、恐らくは最高の兵士の一人と言っても過言ではないかと。
何か一つだけに特化したというわけでなく、それでここまで強烈に印象付けた一兵士は少ないと思います。
また、この方は戦争をきっちりと生き残っています。
そういう意味でも最高の兵士ですね。
●シモ・ヘイヘ(Simo Häyhä)
称号:『白い死神』
「やれと言われたことを、能う限り実行したまでだ」
フィンランドのゴルゴ13。
彼の最も恐るべき点は、負傷するまで戦争に従事した約100日間の間に生み出された事である。
◆主な実績
・ボルトアクションでありながら、1分間に150mの距離から16発の速射射的に成功
・300m以内ならほぼ確実にヘッドショットが可能
・当時スコープは当たり前だったが、スコープを用いない射撃をしていた
元狩人であり、その驚異的な速射と狙撃精度を武器に終戦までに505名(公式記録)を狙撃。
更にサブマシンガンも得意としており、そちらのスコアも3桁に届いている。
その実力故、彼の抹殺命令を受けたソ連兵は遺書を書いたとのこと。
また、4000対32の圧倒的不利な"キラー・ヒル"での戦闘を行い、終戦までこれを守り続けることに成功。
後に"コラー河の奇跡"と呼ばれることとなる。
これらのことにより、終戦後は5階級特進を受け、少尉へと特進。
・・・はい。
ゴルゴ13を例に出しましたが、その通りの人物で納得できるかと。
桁外れの視力と腕、そしてその異形の実力で死神と呼称されたスナイパーです。
・・・排除命令が出されて遺書を書かせるとかどんだけだと。
しかしある種当然というべきか、狩人と狙撃手は互換性がやはり効く様ですね。
同じくソ連の狙撃手に「ヴァシリ・グリゴーリエヴィチ・ザイツェフ」という人物がいますが、彼もまた狩人でした。
映画:スターリングラードの主人公といえば分かり易いかと。
話は逸れますが、AFOの名声システムは、活用するとしたらこの方の様に恐怖効果として使えたら有効かな、と思います。
勿論、相応の実績を引っ提げないとまず出来ない芸当ですけどね。
●ハンス・ウルリッヒ・ルーデル(Hans-Ulrich Rudel)
称号:『ソ連人民最大の敵』
「自らを価値無しと思っている者こそが,真に価値無き人間なのだ」
空のエースにして最高の戦車撃破王。
急降下爆撃機・Ju 87 シュトゥーカを駆り、今後人類が絶対に超えられない数値を叩き出した人物。
独逸空軍の生みだした人型戦略破壊兵器。
◆戦績
出撃回数2530回
被撃墜回数30回
戦闘による負傷5回
ソ連軍によってかけられた賞金10万ルーブル
戦果:
戦車519輌
装甲車・トラック800台以上
火砲(100mm口径以上)150門以上
装甲列車4両
戦艦1隻大破着底(マラート)
嚮導駆逐艦1隻
駆逐艦1隻
上陸用舟艇70隻以上
航空機9機(戦闘機2、爆撃機5、その他2。9機のうち2機はIl-2であったとする資料もある)
(※艦艇の撃沈記録については、もちろん彼一人の戦果ではない)
足を吹き飛ばされては義足で戦い、
何度撃墜されても基地へと戻り、
軍令を無視してさえ前線へ居座り、
病院を勝手に抜けだしては戦争をし、
重傷も顧みずに敵を潰し、
怪我人の相方も巻き込んでは機体を駆り、
とにかくひたすらにソ連を叩き続けた、【不屈】という言葉が最高に似合う人物。
また、挙げた功績が余りに突出し過ぎたため、彼の為に最高勲章を新設するも、
「(安全のため)地上勤務をしろともう言わなければ受け取る」と発言。
実際、そのあとも前線にいるので、推して知るべし。
更に、戦時中に5歳の女の子との入籍や、戦後(義足)に登山途中で死んだ友人を背負って頂きに眠らせるなど、余りにぶっとんだ逸話が多い。
尚、この方は生き方があまりにも面白過ぎるのでアンサイクロペディアの方にリンクを張らせていただきました。
うん、だって・・・
アンサイクロなのに嘘書いてないんだもん!(爆)
実力もさることながら、それを支えたメンタリティの部分でこれだけタフな人間は知りません。
同系列ならば、先に挙げた船坂氏ぐらいでしょうか。
墜とされようが、重傷だろうが、最高司令官命令だろうが、何処までも自分を貫く姿は凄まじいの一言。
人間の行く付く先の一つだと思います。
しかし・・・果たして、ソ連はこの方一人のために幾らの損害を出したのやら。
創作物の主人公が裸足で逃げ出すくらいの英雄っているもんですね(-―;)