2020年10月5日、いよいよ最終日となりました。「道の駅なとわ・えさん」での朝は車を打つ雨の音で5時半頃に目が覚めました。残念ながら前夜からの雨が残る最終日となりました。ワンコの散歩に出ると、道の駅のすぐ裏に海岸が迫っていたので驚きました。向こうの方にこれから登る恵山が見えます。
準備を済ませて6時半頃に出発しました。 海岸沿いに5分ほど走って左折すると山に登る道に入ります。途中のゲートは6時に開くことを事前に調べていたので問題なし。たぶん一番乗りです。鹿の糞らしきものが道路のあちこちにあったので、車が走らない夜になると鹿が出てくるのだろうと話をしていると、目の前の斜面に鹿が現れました。最終日に野生の鹿に遭遇できたことが何だか嬉しかった。
山頂近くの駐車場まで10分ほどですが、そこで見た光景はまさに登別温泉の地獄谷の様相でした。木々のない地肌むきだしの状態で白い湯気?煙?が立ち上っています。ここで奥さんが画期的なパノラマ動画の撮影方法を思いつきました。車で駐車場を一周しながらフロントガラスの向こうを撮影するというものです。あとで見るとなかなかの出来栄えでした。
少し山を下ったところに津軽海峡を見渡すことができる展望台があるので寄ってみましたが、例によって残念な結果でした。晴れていれば遠く下北半島を望むことができるようです。恵山に登った目的の半分は達成できたのでまあ良しとしよう。このあとはいくつかのポイントを考えていましたが、雨のためにすべてキャンセルしてゴールの函館を目指すことにしました。
途中で雨があがったのですが気持ちはすでに函館に跳んでいるので、本州と最も近い場所とされている汐首岬で写真を撮るだけにして、そのまま函館に直行です。
約40キロ、1時間ほど走って8時20分頃に函館に到着しました。ついに、まるまる10日間をかけて北海道一周を達成しました。達成感いっぱいです。そして、もともと11時半に出港するフェリーを予約していたのですが、赤レンガ倉庫街などを見て回ろうと考えて、14時半出港の便に予約を変更していたので時間はたっぷりあります。とりあえず、入庫後30分無料の函館駅前の駐車場に車を入れて腹ごしらえです。前日に長万部で買った「かにめし弁当」をふたりで分けて食べました。
赤レンガ倉庫が9時に開くので車を近くの駐車場に移してワンコとともに散策に出ました。風が少し強く吹きつけますが、太陽が見えて気温が上がってきたので寒さは感じません。
敦賀や舞鶴の赤レンガ倉庫も行ったけど、ここが一番楽しい。30分ほど散策をした後、いったんワンコを車に戻して、あちらこちらのお店をのぞきながらショッピングです。釧路で魚貝、恵庭で野菜、そしてこの函館では頼まれていた白い恋人などのお菓子を買い込みました。イートインコーナーでは安くて新鮮な刺身やお寿司を見つけて我慢できずに買ってその場で食べ、函館でやり残していたラッキーピエロにも入りました。一番人気のチャイニーズチキンバーガーのセットと照り焼きバーガーを注文して、海の見える席で食べました。どう考えても朝から食べ過ぎです。
赤レンガ倉庫を中心に函館の港町の雰囲気を満喫して車に戻り、奥さんのリサーチ結果で最後に行こうと決めていたアンジェリック・ヴォヤージュというスイーツ屋さんに向かいました。ところが、お店に着いてみると休業になっていて、最後の最後に悔しい思いをしました。 よく考えるとこのお店の場所は初日の深夜にやってきた八幡坂の近くです。もう一度チャーミーグリーンの老夫婦の気分になって車で坂を下りました。そして、スイーツを諦めきれず、赤レンガ倉庫のパン屋さんで見ていた5個1000円のショートケーキを買うために再び赤レンガ倉庫に戻って無事にゲット。
以上で函館の予定を終了、つまり北海道での予定をすべて終了して、フェリーターミナルに向かいました。14時前に到着して乗船手続きをしてワンコの散歩も済ませて、車中で買ったばかりのショートケーキも食べて、いよいよ乗船です。あっという間の10日間で北海道を満喫しました。そして「また来るぞ」とつぶやきながらフェリーに乗り込みました。風が強くて船は大揺れで、波しぶきが船室の窓を打ちつけます。船中で残りのケーキも食べつくし、オンタイムの18時半に青森に到着。
ガソリンを満タンにして、ここから東京までまっしぐら。最後まで安全運転を心がけ、何度も休憩しながら東北道から首都高に入り、ついに都内に戻ってきました。そしてガソリンも何とか持ちそうと思った矢先に給油サインが点灯。高速上での万が一の失態を回避しようと、かなり手前で首都高を下りて給油しました。結果、下道を走って都心を抜けることになったため、自宅に到着したのが予定を2時間以上も過ぎた7時前になってしまいました。それでも無事に帰って来れて何よりです。次の北海道は内陸部をゆっくりと時間を気にせずに回ることにします。
以下に、今回の行程、天気、宿泊地、走行距離をまとめました。全部で4800キロも走って何事もなかったのはある意味で奇跡的です。睡魔に襲われることが何度もありましたが振り返ってみると、すぐに休憩を取らずに無理をしたこともあり、本当に何もなくて良かった。天気は、道内で一滴も雨が降らなかった日が半分の5日間だけでしたが、逆に5日間もあったことに感謝します。
9月24日 東京→青森→函館(曇)
…午後に出発、船中泊 734㎞
9月25日 函館→ニセコ(曇→雨)
…道の駅ニセコ・ビュープラザ 438㎞
9月26日 ニセコ→留萌(晴→曇)
…道の駅るもい 330㎞
9月27日 留萌→紋別(雨)
…紋別港オートサイト 476㎞
9月28日 紋別→相生(雨→晴)
…道の駅あいおい 249㎞
9月29日 相生→斜里(晴)
…道の駅うとろ・シリエトク 278㎞
9月30日 斜里→納沙布(曇→晴)
…北方領土資料館駐車場 313㎞
10月1日 納沙布→士幌(晴)
…道の駅ピア21しほろ 397㎞
10月2日 士幌→日高(晴)
…道の駅みついし 306㎞
10月3日 日高→伊達(雨→晴)
…道の駅だて歴史の杜 317㎞
10月4日 伊達→函館(曇→雨)
…道の駅なとわ・えさん 231㎞
10月5日 函館→青森→(雨→晴)
…徹夜で走行 69㎞
10月6日 →東京(曇)
…早朝に帰宅 726㎞
--------------------------------------------------
合計 4,866㎞
最後に、北海道を車で走っていて気が付いたことや気をつけたいことを以下に記して終わりにします。
・思った以上にスピードが出ているので、いつもの調子でブレーキを踏むと思ったところで止まれない。
・まっすぐな道を調子に乗って走っていると、右左折する場所がわかりにくくて行き過ぎてしまう。
・それなりにスピードが出ている自分よりもスピードを出している車に追い抜かれることが何度もあった。
・ガソリンは決して高くなかった。(どこもだいたい120円前後から130円前後でした)
・その中でもOKAMOTOは安く、表示価格より10円安いのは何故でしょう。(最低価格は109円でした)
・数十キロの間、スタンドがないことがあるので早い目の給油を心がけた。
・洗車の予洗いができるスタンドがあった。(全部がそうかはわからない)
・道路沿いのいたるところにパーキングがあって、いつでも休憩がとれる。
・市街地でない限り、ご飯屋さんは日没すぎると開いていない。
・ネット情報の閉店時間よりも早く閉まっている店もあった。(お客さんがいないと閉めるのかな)
・そういえば、今回のルート上でファミレスをほとんど見なかった。
・それでもセイコーマートがあるから最低限の安心感がある。
以上、終わり。
準備を済ませて6時半頃に出発しました。 海岸沿いに5分ほど走って左折すると山に登る道に入ります。途中のゲートは6時に開くことを事前に調べていたので問題なし。たぶん一番乗りです。鹿の糞らしきものが道路のあちこちにあったので、車が走らない夜になると鹿が出てくるのだろうと話をしていると、目の前の斜面に鹿が現れました。最終日に野生の鹿に遭遇できたことが何だか嬉しかった。
山頂近くの駐車場まで10分ほどですが、そこで見た光景はまさに登別温泉の地獄谷の様相でした。木々のない地肌むきだしの状態で白い湯気?煙?が立ち上っています。ここで奥さんが画期的なパノラマ動画の撮影方法を思いつきました。車で駐車場を一周しながらフロントガラスの向こうを撮影するというものです。あとで見るとなかなかの出来栄えでした。
少し山を下ったところに津軽海峡を見渡すことができる展望台があるので寄ってみましたが、例によって残念な結果でした。晴れていれば遠く下北半島を望むことができるようです。恵山に登った目的の半分は達成できたのでまあ良しとしよう。このあとはいくつかのポイントを考えていましたが、雨のためにすべてキャンセルしてゴールの函館を目指すことにしました。
途中で雨があがったのですが気持ちはすでに函館に跳んでいるので、本州と最も近い場所とされている汐首岬で写真を撮るだけにして、そのまま函館に直行です。
約40キロ、1時間ほど走って8時20分頃に函館に到着しました。ついに、まるまる10日間をかけて北海道一周を達成しました。達成感いっぱいです。そして、もともと11時半に出港するフェリーを予約していたのですが、赤レンガ倉庫街などを見て回ろうと考えて、14時半出港の便に予約を変更していたので時間はたっぷりあります。とりあえず、入庫後30分無料の函館駅前の駐車場に車を入れて腹ごしらえです。前日に長万部で買った「かにめし弁当」をふたりで分けて食べました。
赤レンガ倉庫が9時に開くので車を近くの駐車場に移してワンコとともに散策に出ました。風が少し強く吹きつけますが、太陽が見えて気温が上がってきたので寒さは感じません。
敦賀や舞鶴の赤レンガ倉庫も行ったけど、ここが一番楽しい。30分ほど散策をした後、いったんワンコを車に戻して、あちらこちらのお店をのぞきながらショッピングです。釧路で魚貝、恵庭で野菜、そしてこの函館では頼まれていた白い恋人などのお菓子を買い込みました。イートインコーナーでは安くて新鮮な刺身やお寿司を見つけて我慢できずに買ってその場で食べ、函館でやり残していたラッキーピエロにも入りました。一番人気のチャイニーズチキンバーガーのセットと照り焼きバーガーを注文して、海の見える席で食べました。どう考えても朝から食べ過ぎです。
赤レンガ倉庫を中心に函館の港町の雰囲気を満喫して車に戻り、奥さんのリサーチ結果で最後に行こうと決めていたアンジェリック・ヴォヤージュというスイーツ屋さんに向かいました。ところが、お店に着いてみると休業になっていて、最後の最後に悔しい思いをしました。 よく考えるとこのお店の場所は初日の深夜にやってきた八幡坂の近くです。もう一度チャーミーグリーンの老夫婦の気分になって車で坂を下りました。そして、スイーツを諦めきれず、赤レンガ倉庫のパン屋さんで見ていた5個1000円のショートケーキを買うために再び赤レンガ倉庫に戻って無事にゲット。
以上で函館の予定を終了、つまり北海道での予定をすべて終了して、フェリーターミナルに向かいました。14時前に到着して乗船手続きをしてワンコの散歩も済ませて、車中で買ったばかりのショートケーキも食べて、いよいよ乗船です。あっという間の10日間で北海道を満喫しました。そして「また来るぞ」とつぶやきながらフェリーに乗り込みました。風が強くて船は大揺れで、波しぶきが船室の窓を打ちつけます。船中で残りのケーキも食べつくし、オンタイムの18時半に青森に到着。
ガソリンを満タンにして、ここから東京までまっしぐら。最後まで安全運転を心がけ、何度も休憩しながら東北道から首都高に入り、ついに都内に戻ってきました。そしてガソリンも何とか持ちそうと思った矢先に給油サインが点灯。高速上での万が一の失態を回避しようと、かなり手前で首都高を下りて給油しました。結果、下道を走って都心を抜けることになったため、自宅に到着したのが予定を2時間以上も過ぎた7時前になってしまいました。それでも無事に帰って来れて何よりです。次の北海道は内陸部をゆっくりと時間を気にせずに回ることにします。
以下に、今回の行程、天気、宿泊地、走行距離をまとめました。全部で4800キロも走って何事もなかったのはある意味で奇跡的です。睡魔に襲われることが何度もありましたが振り返ってみると、すぐに休憩を取らずに無理をしたこともあり、本当に何もなくて良かった。天気は、道内で一滴も雨が降らなかった日が半分の5日間だけでしたが、逆に5日間もあったことに感謝します。
9月24日 東京→青森→函館(曇)
…午後に出発、船中泊 734㎞
9月25日 函館→ニセコ(曇→雨)
…道の駅ニセコ・ビュープラザ 438㎞
9月26日 ニセコ→留萌(晴→曇)
…道の駅るもい 330㎞
9月27日 留萌→紋別(雨)
…紋別港オートサイト 476㎞
9月28日 紋別→相生(雨→晴)
…道の駅あいおい 249㎞
9月29日 相生→斜里(晴)
…道の駅うとろ・シリエトク 278㎞
9月30日 斜里→納沙布(曇→晴)
…北方領土資料館駐車場 313㎞
10月1日 納沙布→士幌(晴)
…道の駅ピア21しほろ 397㎞
10月2日 士幌→日高(晴)
…道の駅みついし 306㎞
10月3日 日高→伊達(雨→晴)
…道の駅だて歴史の杜 317㎞
10月4日 伊達→函館(曇→雨)
…道の駅なとわ・えさん 231㎞
10月5日 函館→青森→(雨→晴)
…徹夜で走行 69㎞
10月6日 →東京(曇)
…早朝に帰宅 726㎞
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合計 4,866㎞
最後に、北海道を車で走っていて気が付いたことや気をつけたいことを以下に記して終わりにします。
・思った以上にスピードが出ているので、いつもの調子でブレーキを踏むと思ったところで止まれない。
・まっすぐな道を調子に乗って走っていると、右左折する場所がわかりにくくて行き過ぎてしまう。
・それなりにスピードが出ている自分よりもスピードを出している車に追い抜かれることが何度もあった。
・ガソリンは決して高くなかった。(どこもだいたい120円前後から130円前後でした)
・その中でもOKAMOTOは安く、表示価格より10円安いのは何故でしょう。(最低価格は109円でした)
・数十キロの間、スタンドがないことがあるので早い目の給油を心がけた。
・洗車の予洗いができるスタンドがあった。(全部がそうかはわからない)
・道路沿いのいたるところにパーキングがあって、いつでも休憩がとれる。
・市街地でない限り、ご飯屋さんは日没すぎると開いていない。
・ネット情報の閉店時間よりも早く閉まっている店もあった。(お客さんがいないと閉めるのかな)
・そういえば、今回のルート上でファミレスをほとんど見なかった。
・それでもセイコーマートがあるから最低限の安心感がある。
以上、終わり。