彦中三八ブログ 

彦島中学校を昭和38年3月に卒業した同期生のためのブログ。 掲示板「彦中昭和38年卒同期会」にもお立ち寄りください。

角島訪問 (上)

2010年09月07日 06時47分27秒 | 下関各地訪問
角島(つのしま)は下関市では我が彦島の次に大きい島です。
彦島の五分の二ぐらいの面積で、千人弱の人口です。
ちなみに彦島の人口はずいぶん減ったけど、3万人。

角島へのイメージが、もしそれが橋が架けられる前の角島のものだったら、
さっさと潔く捨てねばなりません。

離島に対するイメージ=田舎、土着、のんびり・・・。そういうものは
捨てましょう。いい意味で裏切られます。
まずは橋が文句なく美しいのです。湾曲している橋は美しいのです。


角島大橋の向こうに見える角島は、標高の高くない島、デコボコしていない
島なのです。この橋は無料で渡れる橋としては、日本で二番目に長い橋なのだ
そうです。また、橋から見える海がきれい! 美しいのです。


このイラストマップでも分かるように、一番有名な角島灯台には、橋を渡って
道なりに端の灯台に辿りつきます。標高の低いなだらかな島だから、
道中いつも海が見えるのです。


角島灯台です。結構高い灯台です。三年前に初めて訪れた時は灯台の上部まで
登りましたが、今回は真夏、暑さに弱いつれがいたのでパスしました。
僕が好きなのは写真の左側の小屋。修復されておらず、建設当初そのままだと
思います。当時のイングランドのまんまって感じ。屋根はイングランド風の
薄い石材が日本にはなかったのでしょう。日本風の瓦です。
こういうの好きですね。味があります。


うん、ほんといいですよね。


灯台の海側に公園があるのですが、こういうのはどうしようもありません。
公園の設計者は建設後も径年観察をして、自らの公園イメージと事後の利用
のされ方を常に検証してほしいですよね。ったく! みじめ! なんだよね。
写真で見ると、いい感じなんだけどね。


それがね、も、一つ海側に出るといい感じなんです。写真は網小屋です。
日本海の冬の西風に耐えられるように建てられた小屋なんでしょう。



鳥居となにやら低い石垣があります。この光景、僕たちになんだか分からないけど、
厳粛さを感じさせ、たたずませるのです。石垣は結界という言葉をを連想させます。


これは注意書きのようでもあり、由来を書いたようでもある、ちょっと
まとまりのない文章ですが、読みながら、うれしくなりました。
うん、意味は充分に伝わります。

明治初期に作られたとは思えません。漁労民の世界は網野善彦的中世の「におい」を
最近まで持ち続けてきたのでしょうか。ま、こんな辺はこっちの勝手な妄想です。


灯台の前の浜は


ハマユウの群生地です。


盛りは少し過ぎた感じでしたが、充分にきれいでした。


六連島で見た「珍しい」笹は、角島でもよく見かけました。
帰り道、191号線でも注意して見ると、そこかしこに生えていました。
「少なくとも僕たちは見たことがない」と書いたのですが、「見えて」いなかった
だけでした。あな恥ずかし。

by K

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