彦中三八ブログ 

彦島中学校を昭和38年3月に卒業した同期生のためのブログ。 掲示板「彦中昭和38年卒同期会」にもお立ち寄りください。

華山2

2017年06月14日 11時50分07秒 | 下関各地訪問
華山の頂で、お弁当を食べ、田部を眺めながら、
華山を下山した後の予定を見直すことにしました。

華山の登山でかなり消耗してしまったのは確かだったので、
無理をしてバテて同期会を欠席するのは恥。
神上寺は、同期会の翌日に小月から自転車で訪ねることにしました。

自転車では、登りはしんどいけれど、
下りはダウンヒルと呼ばれ、本当に気持ちの良いものです。
が、華山は急な坂道で、且つ曲がりくねっており、
対向車にも気づきにくいほど、木々が茂り、
ブレーキを掛けながらの下降で、写真もろくに撮れていません。

下山して、出発点の道の駅蛍街道西ノ市に向かう途中、
振り返ると、田植えの終わった田圃に華山が静かに映り、僕を見送ってくれていました。

全ての田圃がこのようになって、
「豊田」の名に恥じない町でありつづけることを祈念しつつ、第一日は終了。

翌々日の朝、小月駅近くの駐車場から自転車で出発して、
改めて、華山山麓を楽しみます。
今回は鉄道線路跡でなく、主要道路を走りました。
まずは、小月で最初に目にとまったのは道標です。

右 かみがた道(上方道)
左 とよた道(豊田道)
山陽道から豊田に入る分岐点に立っていたのでしょう。
道路整備の期間保管して、整備が終わってからこの地に据えたとあります。
歴史を大切にする気持ちがうれしいですね。
そのまま、豊田町に向かう「本町通り」を北上します。

この写真では、たまたま車が写っていませんが、
結構車の往来は多く、自転車で走るには、人がいないときは歩道を走らないと
危険を感じるくらいでした。

順調に自転車は小月から田部に向かって走り、峠から
二日前に登ってきた華山の頂を望みます。


望遠で山頂を撮ると、こんな感じです。

一昨日現地で見てアンテナ群の位置が分かっていたので、
望遠で撮った写真が身近に感じられます。
白い丸いドームの左の大きなアンテナが、山頂の三角点に最も近いものです。
そして、そのアンテナの手前部分に山肌が見えていますが、
そこが、「蛍のおにぎり弁当」を、田部を眺めながら食べたところです。

今回の自転車散歩での大きな成果は、
去年見落としていた、長門鉄道のトンネル跡を見つけたことです。

去年うっそうと茂っていた雑草、雑木が取り除かれていました。

草木が取り除かれて、地面が露出しているのが嬉しい。
その先にトンネルの入り口が見えているのが目に入ったときは
まるで少年そのもので、ワクワクしてしまいました。
とうとうトンネルの入り口にたどり着きました。

少し足を踏み入れて、中に入ってみました。

カメラの感度を相当あげているので、
向う側が、漏れてきた灯りで明るく写っていますが、肉眼ではかなり暗く、
そのまま向うに出るのは危険だと思い、止めておきました。
一年越しの宿題を片付けた気分で、トンネルを後にしました。
峠を越えて、トンネルの向う側に出ましたが、
やはり雑木林が鬱蒼としており、どこにつながっているのか分かりませんでした。
このトンネルを生かしてサイクリングコースを整備するというのも面白いだろうな
と思います。

猿候塚も去年のまま迎えてくれました。


しばらく去年走った道をポタリングして、華山方面への分岐点にたどり着きました。

左に進み、更に次の分岐を神上寺方面へ真っすぐ進み、
神上寺と、引地君(ひきぢきみ)の墓、近松門左衛門生誕の地を目指します。

しばらく進むと、引地君の墓への標が目についたので、
それに従って進むと、山道に入るように道標がありました。


自転車で登れるようなものではないので、
自転車を置いて、歩いて登ります。
積み重なった落ち葉に足を滑らせながら登っていくこと数分、
石塔が見えてきました。

この石塔が引地君のお墓のようです。

説明板の記載を読んでみたが、ちょっと分かりづらい。
「引地君」とは生前の名前なのか、それとも
この地にとどまったことから名づけられた「おくりな」なのか?
そもそも、宗麟の娘(マセンシャ)が引地君であるとは書いていないが、同一人物なのか?
多分同一人物のことだろうと思うしかないんだが・・・
国語が苦手だった僕はチョット考え込んでしまいました。

少し引き返して、さらに先に進むと
近松門左衛門出生の地の碑が目に入ってきました。

説明板がありましたが、ほぼ水平に傾けて設置してあり、
太陽の光をもろに反射していて読みづらいのはご容赦です。

文面からは、まあ、伝説の域を出ないもののようですね。

この近松門左衛門の碑のすぐ先が神上寺の山門です。

相当年季の入った山門です。維持に苦労しているさまがしのばれます。


一息ついてから、山門をくぐることにしましょう。


by W

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